プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★情報ツールのパラダイム・シフト

2018-08-31 08:27:10 | 日記・エッセイ・コラム
 総務省資料によると、近年、スマホの利用率は、爆発的な伸びを示している。

 当初の利用者は、10代・20代の若者中心だったが、今や、中高年層にまで及び、スマホは若者が利用するものとは言えなくなった。

 2017年7月現在での利用率は、10&20代で91~92%、30代&40代:84~88%、50代:71%、60代:55%。2013年7月では、50代&60代利用率は、約31%と約18%だったので、中高年者の急増が一目瞭然だ。

 普及拡大の背景は、いろいろあるが、最大の特徴は、スマホがTVやPCと違い、1人1台の情報機器。確実に、情報ツールのパラダイム・シフトが進んでいる。

 懸念されるのは、テレビや新聞等に代わり、SNSを利用した興味本位の情報が氾濫し、不測のトラブルが増えること。IOT万能時代が到来すると、情報の真偽を見極める能力が問われる。
★郵便料金と7円の唄
 昨日、郵便はがきを買い求めたら、62円になっていた。6月1日に、料金が10円上がった時、何の痛痒も感じなかったのに、自分が買うとなると、値上げ感がずっしり重いから現金なものだ。......
 郵便はがきが、一枚7円だった頃が懐かしく、しみじみと時の移ろいを噛みしめている。

★小池都政の愚行

2018-08-29 08:33:40 | 日記・エッセイ・コラム
 小池都知事が、「首都大学東京」を「東京都立大学」に名称変更する方針であることを明らかにした。

 首都大学東京は、石原知事時代の2005年4月、東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学の4つを統合し誕生した。

 校名は、公募で決定したもので、知名度やノスタルジーで、元へ戻せば、おのずと反対意見も出る。

 「東京から日本を変える」と豪語した小池知事だが、東京五輪の経費負担や、築地市場の豊洲移転問題でも明らかなように、既定路線を変更することを改革or変革と勘違いしているようで、発想が貧困だ。

 ちなみに、東京で、ナイトツアーなどのナイト・ビジネスが急増し始めた。原発がないのに、電力消費量は無制限で、環境大臣を務めた人とは思えない。

 アホノミクス同質で、真夏の怪談話といえよう。 
★日本の教育政策(3/3):少子化の中で
 最後に、日本が抱える高等教育の真の問題点は、少子化に逆行して、大学の数を増やした政策にあることを指摘しておきたい。 大学の数は、1990年代で約500だったものが、政府の規制......

★やりたい放題:アホノミクス

2018-08-28 08:11:55 | 日記・エッセイ・コラム
 「働き方改革」は、アベノミクスの目玉の一つだったが、「プレ金」をご記憶だろうか。

 導入企業が、10%程度で、普及しないので、経産省内では、プレミアム・フライデーに代わり、シャイニング・マンデーの導入を検討中とか。東京五輪の暑さ対策としてのサマー・タイム導入案と同質だ。

 自民党総裁選で劣勢の石破候補が、「アベノミクス・地方創生失敗」と対立軸を明確にした。安倍政権を支えていた大物政治家の意見なので、注目したい。

 やりたい放題で、派閥力学で動く永田町ではなく、地方票が、政権構想の正当な評価を下してほしい。
★プレ金は死語化?
 8月25日は、今年7回目の「プレミアム・フライデー」だったが、「即席ラーメンの日」と報じるTV局まであり、一発花火のように、はかなく消えたかのようだ。 第1回目(2月24日)......

★大切な母国語教育

2018-08-27 08:56:34 | 日記・エッセイ・コラム
 英語を話す小学生を見て、「すごいわねぇ!」と感心しているおばあさんに、違和感を感じた。

 日本語では、そのおばさんの足元にも及ばない子供が話す英語は、日常のあいさつ程度でしかない。

 かつて、私が、中学校で初めて英語に接した時の畏怖にも似た感動は、異文化に触れたときめきだった。

 横文字が氾濫し、和製英語が横行する現代社会では、英語教育よりも、正しい日本語を徹底的に教えて欲しいと、常々、感じている。

 蛇足ながら、高等教育の無償化よりも、高校までを義務教育化し、社会に役立つ人材を養成する方が、はるかに豊かで住みよい国になると確信している。
★日本の教育政策(2/3):脱英語
 世界の大学ランキング上位100校の中に、日本で入っているのは、東大と京大の2校。安倍総理の危機意識は、この現状を踏まえてのものだが、こんな指標は、とるに足らない。 ランキング......

★金融資産のネック

2018-08-26 13:38:17 | 日記・エッセイ・コラム
 現在、1,800兆円以上ある日本の家計金融資産は、2030年度には、2,070兆円になるとの推計がある。

 しかし、高齢化が進み、2014年時点で、全体の65%ほどを60歳以上の人が保有している。

 一方、政府の高齢社会白書によると、65歳以上の認知症患者数は、2015年推計で約520万人。2030年には約830万人に増えるとされる。

 この人たちが保有する金融資産の総額は、約143兆円で、2030年推計では、約215兆円に達する。世話をする人が、必要経費を簡単に引き出せないと、GDPの約4割を占めるお金が、社会に回らなくなる恐れがある。

 対策として、「成年後見制度」があるが、利用実態は、約21万人ほどで認知症高齢者の5%にも満たないのは、手続きが煩瑣だから。

 国民目線に立ったアプローチにこそ、経済活性化の王道が拓かれると思うのだが、、。