プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ブログ中断のお知らせ

2008-03-25 14:00:11 | 日記・エッセイ・コラム

 明日26日から4月2日まで、小ブログをお休みします。別に体の不都合によるものではなく、しばらく休養を兼ねて文明の利器から離れた生活を送るのがその理由である。

 福田内閣の支持率が25%近くまで落ち込んだが、当のご本人にはその原因すら見当がつかないらしい。日銀総裁人事でも暫定税率問題でも同様のコメントを繰り返すだけでは、国民からそっぽを向かれてもいた仕方あるまい。

 今ほど生活と政治が密接にかかわりあっている時はないだけに、国会議員の見識が問われる。政府は日銀総裁に空白を作れば国際的な大問題になると懸念したが何の問題も生じていない。暫定税率を維持しないと大混乱を生じると予言しているが、これとて杞憂に帰すだろう。

 税制トータルの抜本論議をさしおいて、暫定税を恒久化しようと考える見識の政府には年金制度や医療・社会福祉制度等々の山積する難問を解決する能力が欠如しているとしか言いようがない。4月1日に政府が予言する大混乱が起きれば、国民世論も安穏と構えておれない筈だから、収拾に動くだろう。残り1週間の国会の見苦しい駆け引きを雲の上から眺めていたいと思う。


★役員任期を終えて

2008-03-24 09:07:14 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、町内会の定例総会が無事終了し、2年間の役員任期をおえた。これで町会業務から完全に開放されるわけではなく、引き続き2年間会計監査の仕事を引き受けたが、今までの負担を考えると雲泥の差で気楽だ。

 総会終了後、新旧役員で意見交換を行ったが、「2年間役員をしてみて、地域のあり方に対する印象が少し変わったでしょう」と問われた。確かに、顔見知りが増えたし、急速に進展する少子高齢化の波が当町会にも押し寄せている事実を認識した。ゴミの不法投棄や自己本位の行動が目立つ年齢層が増加してきた現実も思い知らされた。

 だが、私自身の社会生活における価値観や対応方法には何の影響も及ぼさないと思ったし、むしろ、これまで以上に地域コミュニティと疎遠な生活圏内に逃避するように思える。一緒に酒を酌み交わし、世間話をネタに愚痴を言い合う場を求める文化にはやはり馴染めないようだ。

 いずれ、自由に活動できないようになり、近所の皆さんのお世話になるのだと諭されたが、私は異なる人生の終焉を迎えたいと思っている。今はまだ、具体的なイメージまで描いていないが、少しずつ準備を進めている。人間誰しも死ぬ時は一人きりという厳然たる真実を直視し、残された貴重な時間を如何に有効に消費するかをエンディング・テーマに掲げて生きたいと思うのが、役員任期を終えた今朝の心境だ。


★エンディング・テーマ

2008-03-22 15:15:55 | 日記・エッセイ・コラム

 明日は待ちに待った町内会の定例総会だ。曲がりなりにも2年間、町内会の役員として地域に貢献出来たと思うとホッとした気持ちになる。これからまた2年間残留する役員には申し訳ないが、私の方は開放感でいっぱいだ。

 時悠人的生活を求めて早期退職した身にとっては、時間的な拘束が一番苦痛。といって、寸暇を惜しんでする具体的な目的があるのかと問われると何も思い浮かばない。実に、身勝手で中途半端な生活ではある。だが、それが今の私にとっては一番貴重な時間の過ごし方なのだから仕方がない。

 総会で収支決算報告をし、新年度予算案が承認されれば、あとは引き継ぎをすませ、妻と二人でささやかな祝杯をあげる予定になっている。愚かしくも心嬉しいささやかな喜びである。人に迷惑をかけず、自由気ままに旅とジョグを続けたいと願うだけだ。以前なら憂鬱だった会議を待つ時間がこれほど心待ちに出来るとは、、、。


★踊り場から本物への脱皮

2008-03-20 13:25:21 | 日記・エッセイ・コラム

 日銀総裁人事、ガソリン税、道路財源の乱脈経理、先の見えない年金問題等々、混迷を深める福田内閣はもはや脳死状態だ。いつ生命維持装置を外すかに関心が寄せられているが、誰が外すのかさえ皆目見当がつかない。

 日銀総裁人事について、政府与党は空白を作ると世界的な影響が大きいと口をそろえたが、世界経済は日本の思惑とは別の次元で動いている。長期にわたった経済成長も「踊り場を迎えた」というが、これとて政府の無策に帰結する。日本経済を牽引する輸出に依存する大企業が為替レートの被害をかぶっただけのこと。反面、輸入産業や海外旅行に出かける人達は喜ぶ皮肉な現象が起きている。

 政府は、何かというと「ねじれ現象」を口にするが、数の論理で一方的に物事を決めようとする古い国会運営は通用しないことを先の参院選で認識したはず。 暫定税率を維持しないと国も地方自治体も新年度予算の財源不足に陥ると訴えるが、最初から延長する前提で予算案を作成した傲慢さを素直に反省すべきではないのか。

 他の選択肢を与えないで、「野党の考えていることが分からない」と言うようでは、政権与党として先は長くないだろう。衆参で与野党の勢力が逆転している今、未成熟な日本の民主主義が本物に脱皮する試練の時を迎えているのだと思う。


★老いを感じるとき

2008-03-19 13:57:09 | 日記・エッセイ・コラム

 クリニックに着いたのは午前8時半。一昨日の混雑にこりて、受付け開始前に家を出たのだが、混み具合は一緒だった。これなら予約診療歓迎と思いながら順番を待った。

 血液検査結果からは特段の異常は発見されなかった。心配していたHba1cも6.1とやや高めだったが、「これ位ならどうってことないよ」と言われた。いつも細かい数値にこだわる内科医とは違い、当方が面食らうほどおおらかな診断だった。

 「病は気から」というが、数値が上下する度に一喜一憂する愚がおかしく思えてきた。一週間分の薬を出しておくから来週来なさいと言われ、「先生、何か具体的な治療をしなくても良いんでしょうか?」と恐るおそる尋ねてみた。「治療ってどんな?」「たとえば、ブロック療法みたいな、、」。一瞬、間があって「ブロック療法なんか必要ないよ。それよりも、言われた注意事項を守って激しい運動をしないこと」とのダメ押しされた。

 さすがに、先生にジョギングが趣味と白状出来なかった。この機会に、猫背ぎみのフォームを矯正し、首への負担を軽くすることを心密かに誓った。帰路、図書館に立ち寄り、たよりになる医学書を借りて帰宅した。6年前、整形外科医からも皮膚科医からも「右足小指切断必至」と宣告されても断り、自然治癒(完全ではないが症状固定)まで漕ぎつけた己の責任と信念で。