プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★世は歌に連れ!

2006-11-30 10:16:40 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日のブログを読み返してみて、「歌は世に連れ 世は歌に連れ」などと、古い諺だなと改めて自分の年輪を噛みしめている。流行歌が、歌う者にも聴く者にも一種の共感を与えるのは、その時代の世相を反映し、心に訴えかけてくるからに違いない。

 だから、「歌は世に連れ」は誰にもストレートに伝わる。だが、「世は歌に連れ」となると、語呂合わせとして憶えたが、厳密な定義は理解出来なかった。 ところが、最近、長年抱き続けたこの疑問が氷解したのは、ラジオからジローズの「戦争を知らない子供たち」が流れてきた時だった。昭和40年代に流行ったこの歌を口にした当時の子供達が、今は「戦争を知らない大人たち」になったことに気付いた。

 「戦争が終わって 僕らは生まれた 戦争を知らずに 僕らは育った おとなになって 歩き始める 平和の歌を 口ずさみながら、、、」「青空が好きで 花びらが好きで いつでも笑顔の すてきな人なら 誰でも一緒に 歩いていこうよ きれいな夕日が 輝く小道を、、、」

 分かったようで分からない歌詞だが、歌とはそういうものなのかも知れない。 親の気持ちは親にならないと分からないように、年老いて年月の経過を振り返ると、世の中と流行歌の関係は人生のひだを刻み込む連関作用に思えてならない。


★歌は世につれ!

2006-11-29 11:24:31 | 日記・エッセイ・コラム

 夜中に目が醒めると必ず、枕元に置いたラジオをつけ、NHKの「ラジオ深夜便」を聴く。イヤホンで聞き入るうちにまどろむこともあるし、眠れぬままずーっと聴いていることもある好きな番組の一つだ。

 今日も午前2時過ぎからラジオのスイッチをいれた。カントリー・ウエスタンを3時まで1時間、続いて3時から4時までは、「昭和31年の流行歌」が流れた。三橋美智也の「りんご村から」、曽根史朗の「若いお巡りさん」、大津美子の「ここに幸あり」等々10曲。

 曲の合間にアナが当時の世相や時代背景を語ったり、リスナーからの投書を読み上げたりしながら進行する。「歌は世に連れ 世は歌に連れ」と言うが、思い出と歌とが重なり、当時を回想出来るので中高年のリスナーが圧倒的に多いようだ。 リスナーの声は創作ではなく、実体験談なので抵抗なく受け入れることができる。時には、病床に伏す人や一人暮らしの古老からの投書文が涙を誘う。

 「もしもし家出をしたのか 娘さん 君の気持ちも わかるけど 故郷じゃ父さん 母さん達が死ぬほど心配してるだろ 送ってあげよう 任せておきな 今なら間にあう 終列車」は、「若いお巡りさん」の二題目の歌詞。当時、私は中1。現代の若者にこの歌がどういう響きを持って伝わるのだろうかと考え込むうちに、いつしか眠り込んでいた。


★閑中忙あり

2006-11-27 11:26:37 | 日記・エッセイ・コラム

Epsn0007_1  朝霞に住む長女夫婦が突然、我が家にやってきて相手におおわらわの3日間だった。いつもは老夫婦が時間の経過を気にせず、マイペースで暮らしているだけに生活のリズムが一気に崩れて不協和音を奏でた。

 相手は気楽なもので、カニ漁が解禁になってそろそろ魚が美味い季節になってくるなと思っていたら、テレビの番組で氷見港でぶりが獲れたニュースを見た途端、「それ行け!」と思い立ったと言うのだ。Epsn0012_2 Epsn0014_3 さいわい、週末は天候に恵まれ外出するには絶好の日和だったが、どこもかしこも車の列、れつ、レツだった。

写真は、金沢市内の卯辰山にあるビュースポット(水族館と動物園跡の公園)。紅葉の最盛期にはまだ早いが、一部の木は真っ赤に紅葉し青い空と鮮やかなコントラストを描いていた。右下の写真は、市内を流れる浅野川の遠景。二人は、紅葉と旬の魚を満喫して昨夕、帰京した。

 今日は、元通りの静けさを取り戻した我が家だが、町内会の難問だけが未解決のままで、妙案が思い浮かばず悶々としている。今度の日曜日の臨時総会まで時間との勝負がしばらく続く。


★造反議員の復党=再チャレンジ政策の正体

2006-11-23 09:47:37 | 日記・エッセイ・コラム

 「復党の正体みたり票と金」としか、形容しようのない茶番劇を自民党あげて演じている。昨年9月の小泉劇場(=激情)型選挙で、郵政民営化に反対した議員が自民党を追われ、県連後援会を二分する騒動にまで発展して1年。それが安倍総裁になったら、「復党歓迎」一色に染まろうとしている。

 自民党内のもめごととして片付けたいところだが、造反議員に投票した有権者の思いを踏みにじることになる。当の議員にしても、民営化反対を掲げて刺客と戦い、党を追われた身分なのに、復党を熱望するのでは大義が通らないはず。

 今回の復党問題の背景には、来年の参院選で造反議員が抱えている組織・地盤が必要なことは容易に察しがつくが、もう一つの狙いが隠されている。それは、政党助成金の仕組みにある。政党助成金の配分額は、1月1日現在の議員数により按分されるから、年内に復党させないと自民党の台所が潤わない。造反議員12人で約2億8000万円(平沼議員を除くと2億5000万円)もの助成金が入るかどうかの瀬戸際なのだ。

 安倍総理は、「再チャレンジ政策」で汗をかいた敗者を救済するというが、復活させる価値があるかどうかを誰が決めるのか?政局中心に判断する自民党の思惑が実に見苦しい。政治家とは、一般人とかけ離れた不思議な価値観を持っている人種だとしか思えない。


★2006年ランニング総括

2006-11-22 09:57:26 | スポーツ

 これから本格的なマラソンシーズン到来という時期に、私が今年予定していたレースが全て終了してしまった。しかも一年を通して満足な成績を残せず、悔い多き2006年になった。

 年間出場レース総数18は、近年になく多い。内訳は、「フル3、30キロ2、ハーフ6、10キロ4、その他3」だが、フルとハーフで各1度ずつ途中棄権している。棄権したハーフは、関門通過時間オーバーでカットされたもので、走り始めて初めての屈辱を味わった。

 ちなみに、今年の目標タイムは、「フル4時間45分、ハーフ2時間、10キロ52分」だったが、「フル:4時間56分30秒、ハーフ2時間2分43秒、10キロ54分50秒」に終わった。いずれも目標未達成はおろか、昨年実績(フル4:52:30、ハーフ1:59:37、10キロ53:32)にすら及ばなかった。今年の結果を踏まえ、去年たてた「ランニング3カ年計画」を下方修正するべきか否かが目下の悩みである。

 加齢に伴う体力低下は防ぎようも無いが、”健康寿命”を延ばすためのアンチ・エイジングは、努力次第である程度の成果が期待できると確信している。成績は今ひとつだったが、一年間故障もせず、8月の月間走行距離300キロ(走歴上最高記録)を達成できたことは自信になった。

 これからも自分なりに納得できるランニング人生を送るために、修正3ヵ年計画を練り上げるのも楽しみの一つと心得ている。