2009年にスタートした高速道路の土日祝日の通行料金上限1,000円が昨日で廃止された。かわって、今日から、東北地方の高速道路を対象に、被災者や一部の車に限定して無料化が始まった。
役場で罹災証明書を求める人で混雑する光景を、高速道路が無い地域の住民は冷やかに見つめる。一方、倒産したフェリー会社の元社長は、上限1,000円制度は、「我々を廃業させ、従業員を路頭に迷わせただけ」と吐き捨てた。
一つの問題を解決すれば、その瞬間から、次の新たな問題が発生する。いずれの混乱も、政策の継続性が如何に重要かを物語る。今ほど、政治家が必要なときは無いにも拘わらず、国民不在の永田町に絶望感を抱く。たとえ、国会が空転していても、国民の日常生活は間断なく営まれる。
精神修養の為に、7月7日まで小ブログを休止することにした。