プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★見えざるウイルスに怯えるな!(前編)

2020-02-29 09:26:52 | 日記・エッセイ・コラム
 安倍総理の要請を受けて、全国の自治体や学校関係者が「一斉休校」の対応に追われるなか、金沢市長が「3月2日からの一斉休校を行わない」と表明した。

 会見後、文部科学省から休校措置に関する協力要請が届き、「今さら遅い」と困惑が広がる茶番もあったようだが、これが政府の実態の証明だ。

 日頃、煮え切らない発言が多い市長が、「市民の理解を得ることが出来ない」と、毅然と明言した態度に好感を覚えた。

 新型コロナウイルスの正体が見えないので、不安を煽っているが、社会活動を大混乱に陥れるほど、怯え、萎縮する必要があるのかを、冷静に考えたい。

★社会がパンデミックに?

2020-02-28 09:32:46 | 日記・エッセイ・コラム
 安倍総理大臣は、26日に大規模なイベント等の中止・延期要請したと思ったら、翌27日「全国の小中高校の一斉休校」を指示した。

 高度な政治判断なので、私見を避けるが、社会全体が動揺している最中に、総理側近の補佐官が、26日に出版記念パーティを開き、記者団の質問に、「東北6県に感染者が出ていない」、「200人程の小規模」、「ほかの議員もやっている」と反論し正当性を主張した。

 26日は、「Perfume」や「EXILE」のコンサートが中止され、大勢のファンが泣いた。また、これを皮切りに、全国各地でイベントの開催中止・延期等が続出し始めたタイミングでもある。

 しかも、このパーティは、医療関係者が最も避けたいと指摘する「立食のビュッフェ」方式だったというから、言葉を失う。

 総理の側近が、長期休校で子供のストレスを思案する親の気持ちを逆なでするような、非常識な言動をとるようでは、社会がパンデミックになりかねない。

★言葉の重み

2020-02-27 09:41:26 | 日記・エッセイ・コラム
 安倍総理が、昨日、新型コロナウイルスの緊急対策として、大規模なスポーツ、文化イベント等の中止・延期・規模縮小等の対応を要請した。

 一方、国民側にも新型コロナウイルスの脅威に対する理解度が高まり、受け入れる土壌が出来つつあったので、開催当日に急遽中止になったイベントが相次いでも、冷静に受け止める人も多かった。

 しかし、「今後2週間」としているが、期間は沈静化の状況次第なので、業界団体や関係者は善後策に追われパニック状態に近い。

 厚労大臣の「検討」の段階から安倍総理の「要請」に転じた途端、世の中の空気の動きが一変したのだから、如何に総理大臣の言葉が重いかを痛感するが、当のご本人に一番、心得ておいて頂きたい。

★新型肺炎の不安と余波(後編)

2020-02-24 08:31:12 | 日記・エッセイ・コラム
 東京に出張した県職員が、コロナウイルスに感染し、帰宅後、子供に感染したため、子どもが通う金沢市内の中学校が二週間の休校措置をとった。

 また、3月8日に開催される予定だった「能登和倉万葉の里マラソン」が中止になった。北陸では、これからがマラソン大会のトップ・シーズンに入る季節なので、他の大会への影響が気掛かりだ。

 私は、3月22日の「福井足羽川ふれあいマラソン」と4月5日の「新潟ロードレース」にエントリー済みだが、5月以降の大会は、控えることにした。

 車がトンネルに入った時は、緊張し慎重に運転するが、出口が見えて来ないと、時間を長く感じる。

 政府にとっては、「不要不急の用事」でも、マラソン大会には応募締切期限があるので、沈静化する時期が気になる。"(-""-)"

★新型肺炎の不安と余波(前編)

2020-02-23 10:06:49 | 日記・エッセイ・コラム
 海外政府やメディアが、クルーズ船を「新型肺炎の温床」にした原因は、日本政府の対応遅れだと批判しているのに対し、日本政府は正当性を曲げない。

 私の素朴な疑問は、加藤厚労大臣や副大臣が、最初の段階で、現場を自らの目で見て対処策を講じなかった基本姿勢にある。

 3人の閣僚が、地元の新年会や表彰式等を優先した無責任さもさることながら、対策会議自体が情勢報告の場でしかないことを如実に物語っている。

 各種イベントの開催についても、必要性の是非を主催者側の判断にゆだねるというが、政府の責任回避の便法に過ぎず、各地で大規模なイベントが次々に中止や延期に追い込まれている。

 政府の主体的な姿勢と具体的な対策が不透明なままでは、国民の不安が拡大一方だ。