まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

家族ゲーム 第9話

2013-06-13 23:50:35 | ドラマ

第9話

『吉本の衝撃の過去! 崩壊の先に・・・』





吉本が出て行った後の沼田家は崩壊したまま。

誰一人言葉を発さず、片付けもしない。


佳代子はスーツケース片手に家を出て行く。

一茂はスーツを着て一応職探しに行くが、

しょうもないプライドが邪魔して見つからない。

茂之は引きこもりに逆戻りしゲームばかりしていたが、

園田からメールをもらい学校へ。

慎一は学校を辞めたため怠惰な生活をしていた。



『沼田慎一。 平成9年11月14日生まれ。 AB型。

幼い頃から優等生を演じていた。

全ては親の期待に応えるためだった。

文武両道。 仲間に信頼され可愛い彼女もいて

いつの間にか俺自身も本当の自分を見失っていた。

そんな時だった。 吉本荒野に出会ったのは。

吉本は初めから俺の本性を見抜いていた。

兎に角あいつの存在が鬱陶しかった。

俺は吉本を辞めさせるために人殺しの過去を暴いたが 

家族は俺より吉本を選んだ。

唯一信じていた立花真希も吉本とグルだった。

吉本は散々弄んだ揚げ句、まるで遊び飽きたオモチャのように

俺たち家族を捨てて姿を消した。

残された俺たちは互いの責任をなすりつけて

文字通り崩壊していった。

俺は高校を辞めて怠惰な日々を過ごしていた。

こんなはずじゃなかった。

あいつがいなければ俺は東大目指して頑張っていたんだ。

あいつが全てを奪ったんだ。 全てをあいつが・・・」



カッターナイフを手にしていた時チャイムが鳴り、

出て行くと飛鳥だった。



学校に行った茂之。

今は山尾が虐めのターゲット。

茂之がされていたことを今度は山尾がされていた。



飛鳥は慎一に万引きの写真を渡す。

なんで先生に渡さなかったのかと言う慎一に、

好きなんだから渡せる訳ないと飛鳥。


「吉本も私が渡せないって分かってたんだと思う。」


「じゃあなんでこんな物・・・」


「試したんじゃないかな。 私ならどうするって。

それを見てもまだ好きでいられるのか。

それを見ても慎一を止めてやれないのか。」


「違うよ。」


「きっと吉本には吉本の考えが―」


「違うっつってんだろ!! お前は騙されてんだよ。」


「認めたくないだけでしょ? 吉本のこと。」


「はっ? 何言ってんだよ。」


「自分の欠点を言い当てられて

何も言い返せないから反抗するように高校まで辞めて。」


「おい、ふざけんなよ! それ以上言うなよ!

あいつは関係ないんだよ!!」


飛鳥を押し倒し襲いかかる慎一。

そこへ一茂が帰って来た。

慎一は家を飛び出して行く。



吉本のアパートに行った慎一は、

鍵がかかっていたので消火器で壊し中へ入る。

部屋の中は空っぽで、床にチラシなどが置いてあった。

劇団のチラシに水上沙良の名前で真希が載っていた。



劇団に行った慎一は真希を見つける。

吉本の告発DVDに出ていたのも劇団員だった。

真希にどういうことだと問い詰める慎一に、

ご飯ご馳走してと真希。


食事に行った2人。


「まあ、一言で言うと全部嘘。

私の名前は水上沙良。

清楚で天然入った浅海舞香に悲劇のヒロイン立花真希。

どっちも演技なかなか上手かったでしょ?

で、あなたが知っている田子雄大の過去も全部嘘。

ごめんちゃい。 許してくれる?」


「田子は何処ですか?」


「さあ? 私も知らない。」


「しらばっくれんな。」


「ホントだって。 私だって今回初めて手伝ったんだもん。

っていうか会うのも8年振りだったし。」


「田子とあんたはどういう関係なんですか?」


「カッター見えてるよ。

まあ、殺したい気持ちは分からなくもないけど、

全部君たちを思ってやったんだよ。」


「よく言うよ。 家族を壊しておいて。」


「そっちこそ、私たちのこと何も知らないくせに。

ずっとムカついてたんだよ。

8年前のことがあまりにも違うから。

吉本荒野が被害者だなんて許さない。

先生はそれでもいいって言ってたけど、

私はそれじゃ納得出来ないの。」


「先生?」


「田子雄大と私は教師と生徒。

自殺した真田宗多は私の幼馴染みだったの。

教えてあげるよ。 8年前の真相を。」



8年前の回想。



職員室のやって来た沙良と宗多。

沙良は吉本が好きらしく、

好きだと言っていたポニーテールを見せに行く。


田子といた宗多は吉本のことを聞く。

4月から来た先生だと。

すると沙良がやって来て説明する。


「吉本荒野。 教頭先生の甥っ子で、

去年教育実習を終えたばかりの新人教師。

東大出身でスポーツも万能優しくてカッコイイ。

口癖はいいねえ。」


「よく知ってるな。」


「まあね。 あっ、それより買って来てくれた?」


「ああ・・・」


マスコットを出す田子。


「えっ? 何これ。」


「お土産。」


「えっ? ちょっと待って。

私たちが頼んだのはこれ。 どう見ても違うでしょ。」


「ツアー初日の飛行機に間に合わなかったんだよ。」


「出た。 誰か生徒の相談乗ってたんでしょ?」


「んっ? う~ん・・・まあいいじゃない。

これ徹夜して作ったんだぞ。」


「えっ? 徹夜でこのクオリティー?」


「水上の分も今日作ってあげるからな。」


「私いらない。 恋愛成就どころか縁起悪そうだし。

ほら、宗多も返しなよ。」


「いや、僕はこれでいい。 ありがとうございます。」


「どういたしまして。」



宗太と帰る沙良。

沙良は吉本にラブレターを出したと。


「へえ~。 お守り貸そうか?」


「いらない。」


「あっ、ちょっ・・・お守り忘れた。 取りに行ってくる。」


「いいよ あんなの効果ないから。」


「駄目だよ。 先帰ってて。」



お守りを取りに戻った宗多は、

教室にいた吉本たちを目撃。

生徒が置いていった教科書をズタズタに切り裂いていた。

他の先生にも強要する吉本。

教頭の甥っ子だから拒否出来ず、同じことをする丸川と西口。

その様子を写真に撮る吉本。

その時、宗多は物音を立ててしまい吉本に気づかれる。

宗多に近づき、仲良くしようと牽制する吉本。



翌日、職員室にやって来た宗多は、

田子に相談しようとするが吉本に気づかれ声をかけられる。

逃げるように出て行った宗多。


「いいねえ。」



宗多の腕を後ろで縛り、暴力を振るう吉本。

丸川と西口も一緒。

誰かに傷を指摘されたら父親にやられたと言えと吉本。



様子がおかしい宗多に声をかけた田子が傷に気づいた。

屋上で話をする2人。


「父に・・・父にやられました。」


「本当か? ホントにお父さんがやったのか?

もしそうならお父さんと話しないとな。」


「違うんです。 ち・・・違うんです。 言ったら殺されます。」


「心配するな。 俺が守ってやるから。」



職員室では吉本の周りに教師たちが集まっていた。

また生徒に告白されたと手紙を手に言う吉本。

そこへ田子がやって来て、ちょっといいかと連れ出した。



誰もいない教室で話す田子と吉本。


「なんですか? 話って。」


「真田宗多のことです。」


「ああ。 父親の家庭内暴力に遭っている・・・」


「いいえ。 父親は暴力など振るっていません。

真田に暴力振るっているのは・・・あなたですよね?

教師が生徒に虐めなんて。」


「嫌だなあ~。 怖い顔して。

ただのストレス解消じゃないですか。

あっ、良かったら先生もやりますか?」


吉本の手を振り払う田子。


「いいねえ。 田子先生は教頭の後ろ盾を恐れて

僕に付き合ってくれる丸川や西口とは違うっていう訳だ。」


「もう真田には近づかないで下さい。」


「僕ばっかり悪者にしないで下さいよ。

あいつだって結構楽しそうでしたよ。」


「あなたには真田の痛みが分からないんですか?」


「先生、僕は生まれてこの方挫折を知らないんです。

親の期待に応えて常にヒエラルキーの頂点に君臨してきた。

だから弱者の気持ちなんて分かる訳がない。」


「それが教育者の言うことですか?」


「僕は人間を支配したいんです。

僕にとって教育とは実験なんです。

意のままに操れる人間を育てるにはどうしたらいいか。

つまり生徒はモルモットって訳です。」


「本気で言ってんのか?」


「冗談ですよ。 分かりました。 もうやりません。」


「お願いします。」


「丸川先生や西口先生にも言っておきますね。」


田子が出て行った後、吉本が言う。


「新しいモルモットが増えたって。」



吉本にはちゃんと話したと宗多に言う田子。


「なんでも1人で背負い込むな。

俺で良かったらいつでも力になるから。」


「はい。」


その様子を写真に撮る吉本。


「いいねえ。」



職員室に田子が入って行くと教頭に呼ばれた。

吉本がこんなのを見つけたと、

田子が女子生徒と性行為に及んだという告発文を見せられる。

何もしていないと言う田子に、

分かってるが生徒にも知れ渡ってると教頭。



「あんたの仕業だろ?」


「何の話ですか?」


「これだよ。 あんたがやったんだろ?」


「心外だなあ。 折角黙っててあげたのに。

この前生徒に告白されたって話した時に

田子先生に呼ばれたじゃないですか。

実はあの時、女子生徒を紹介してくれって脅されたんですよ。」


「えっ?」


「ホントかよ、田子先生。 もしかしてその生徒と・・・」


「いや違う・・・何言ってんだ? そんな訳ないじゃないですか。」


「落ち着いて下さいよ。 ほら、こっち行きましょう。」


廊下に田子を連れ出した吉本。


「どっちの方が信頼されてるか考えてみろよ熱血教師。

今度俺に盾突いてみろ。

お前の人生台無しにしてやるかんな。」



告発文を見て「一体誰がこんなこと」と沙良もビックリする。


吉本はまた宗多へ暴力を振るう。


「お前にはもっと刺激の強い教育が必要みたいだな。」


父兄たちが学校にやって来て、

田子を辞めさせないのかと詰め寄る。

田子は生徒たちからも避けられ、職員室でも孤立していった。



宗多に声をかけられた田子。

また吉本に暴力を振るわれていることを伝えようとするが、

既に田子には受け止められる余裕はなかった。


「そんな訳ないだろ。 きっとお前の思い過ごしだよ。」


「違います。 お願いです。 助けて下さい。」


「問題は解決したんだよ。」


「本当です。 信じて下さい。」


「少しはさ、俺の立場も分かってくれよ。」


「ですよね。 迷惑かけてごめんなさい。」


2人の会話を聞いていた吉本。


「いいねえ。」



体育倉庫にやって来た沙良は、

宗多が縛られているのを目撃。

沙良は吉本に呼び出されたよう。

自分のことを好きなら、その証しにここで脱ぐよう強要された。

逃げろと言う宗多に、沙良が脱がなければ宗多が傷つくと吉本。

「嫌だ」と言う沙良の言葉に、ナイフを取り出すし宗多を刺す。


「もうやめて! 分かったから。」


「おお。 いいねえ。

ちょっと刺したぐらいで大袈裟なんだよ。

これで君の写真を撮って田子先生の鞄に入れたら

出回っているチラシが真実になっちゃうねえ。

そうなったら田子先生は社会的に抹殺されたも同然。

教職はおろか惨めな人生を送ることになる。」


やめろと必死に訴える宗多を容赦なく蹴る吉本。

そして沙良にさっさと脱げと命じた。



翌日、沙良の裸の写真とデジカメを持ち、

帰って行く田子を追いかけた吉本。


「田子先生。

水上沙良が欠席した件でお話ししたいことが。」


そこへ宗多が現れ、吉本の鞄を奪おうとして

鞄の引っ張り合いになった2人。

バランスを崩した吉本が階段から転落。

宗多はカメラと写真を持って逃げて行く。

田子はすぐに救急車を呼んだ。



沙良と慎一。


「吉本を突き落としたのは真田宗多。」


「田子先生と私を守るために。」



学校では緊急会議が開かれていた。

丸川が田子が吉本を突き落としたんじゃないかと疑う。

田子は何も答えない。

その時、宗多から電話があり、職員室を出て行く田子。


「もしもし? 今何処にいる?」


「こんなはずじゃなかったんだ。」


「分かってる。 場所を教えてくれ!」


タクシーで宗多のところに向かいながら、電話で話を続ける田子。


「あいつに・・・吉本にずっと虐められてて。

しかも沙良ちゃんまで・・・」


「水上? 水上がどうした?」


「倉庫に呼び出して裸の写真を・・・

脱がなきゃ僕を傷つけるって。 だから僕を助けるために。」


「なんでそんなこと・・・」


「田子先生が撮ったことにして教師を辞めさせるって。

だから僕・・・僕・・・」


「お前、俺と水上のために・・・」


「先生・・・怖いよ。」


「大丈夫。 すぐ行くから。」


山の中に入って行く田子。


「どんな小屋だ? 目印はあるか?」


「分からない。」


「どんな些細なことことでもいい。 教えてくれ。 何処だ?」


「先生・・・もういいよ。 僕が死ねば全部解決する。」


「何言ってんだ! バカなこと言うな。」


「僕が生きてたら洗いざらい話さなきゃいけなくなる。

そしたら先生や沙良ちゃんに迷惑がかかる。」


「そんなこと考えなくていい。」


「嬉しかったんだ。 先生が力になるって言ってくれた時。

凄く嬉しかったんだ。」


「やめてくれ・・・そんなこと言わないでくれ。

俺はお前を・・・自分の立場を守るために・・・

お前を裏切ったんだ。」


「先生は・・・悪くないよ。」


「違うんだよ。 俺は・・・お前の気持ちを踏みにじったんだ。

なあ真田。 俺に謝らせてくれ。 お前の前で謝らせてくれ。

だから頼む。 死なないでくれ。」


「ありがとう。 それだけで充分だよ。」


「やめろ。 やめてくれ。」


「今、先生にもらったお守りを握り締めてるんだ。

このお守りにお願いしてもいいかな?

もう二度と・・・僕みたいな弱い人間が生まれませんように。

もう二度と・・・吉本みたいな怪物が生まれませんように。

先生・・・僕、強くなりたかったよ。」


「何処にいるんだよ!!」


「先生、ありがとう。 さようなら。」


「駄目だ。 駄目だ、死ぬな!!

真田! 真田!! 頼む、返事してくれ!

お願いだ。 返事してくれよ。 あったぞ。 真田・・・」


小屋を見つけ入って行った田子が見たのは、

ナイフで手首を切って息絶えた宗多だった。

宗多の側にはお守りが・・・

宗多を抱きしめ泣く田子。


山の中で血まみれの手でお守りを握り締め、

叫び声をあげる田子。



「これが田子先生から聞いた8年前の真相。」


言葉が出ない慎一。

そこへ電話がかかって来て、すぐ行くと伝える。


「他にまだ聞きたいことがあるんで。」


「だったらまた今度。

もう逃げも隠れもしないからさ。 ご馳走様。」



慎一が家に帰ると家族が揃っていた。

家を売ることにしたと一茂。

明日不動産業者が来るとのこと。

佳代子は離婚したいと離婚届を出す。

一茂がサインしようとするのを必死に止める茂之。

そこへ吉本がやって来た。


「は~い!!

呼ばれてないのにジャジャジャジャ~ン。」


一斉に吉本を見る沼田家の面々。


「いいねえ。」





本物の吉本が想像を上回るクズでビックリよ!!


あれは最早人格破綻者。



沙良同様、あたしも納得行かない!!


眠ったままなんて許せない。


社会的制裁を与えて欲しい。


挫折を味わえ!!


あんなことしててホントに誰も気づかなかったの!?


教頭は慎一と沙良が家に行った時に、


あんなこと言ってたくらいだからホントに知らなかったんだろうけど。


めでたいよね。 バカだよね。


一緒に虐めてた先生たちも保身の為にずっと隠してるんだろうね。


今も現役で先生してると思うと反吐が出るよ!!(ー'`ー;)



それに比べて田子先生の可愛さときたら。


翔くん、迫真の演技でした!!


泣けましたよ、ホントに・・・



で、沼田家に舞い戻って来た吉本@田子先生は、


一体なんのために戻って来たのか。


気になりますね~。


100万返してってだけだったら笑えるけど。



田子の過去を知った慎一はどんな反応をするのかも気になる。


ってか、アパートのドアノブ壊して器物破損で捕まるぞ(笑)



それより、あんな汚れたままで不動産業者に家見せるのか?


値がつくのか?



次回が最終回なんて寂しすぎるわ。





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コメント (4)
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