コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

ビジョンと視覚化したもの

2016-11-28 05:50:31 | Weblog
わたしたちは「ビジョンをもて」などとよく使います。

ビジョンとは「理念」の約ですが
この言葉からもわかるように、
具体的な形をもちません。

あくまで理念的、抽象的な目的です。
それを具体的なイメージに落とし込んだものが「ビジョン」です。

しかし英語のビジョン(vision)は、
本来「見ること」「視力」「視覚」を意味しています。
そこから派生して、
未来を見通す「先見性」や「未来像」「将来像」
といった意味が出てきました。
つまり、
そもそも目に見える(visible)、
イメージできる形でなければビジョンとはいえません。
組織のメンバー全員か共通の目的に向かって走り続けるためには、
こうなりたいというイメージの共有が欠かせないのです。

そして、
この理念を浸透させるのが難しいのは、
多くの場合、
それが具体的なイメージを伴っていないからです。
人は目に見えるもの、
具体的なイメージを想像できるものについては、
すぐに理解できます。
ところが、
目に見えない抽象的な話になると、
なかなか理解できません。

組織においてビジョンが共有できれば、
今やっている内容の意味が見えてきます。
近い将来こうありたいと願う姿に対して、
今、自分たちはどれくらい近づいているのか、
予想よりも実現できているのはどの部分か、
あるいは逆にまだ足りないのはどこか、
この内容はビジョン実現のためにどんな役割を果たすのか、
どれくらい貢献するのか。

自分がやっている内容の意味を知り、
自分の位置を確認することは、
モチベーションに直結します。