教育でもコミュニケーション力が重要

教育新聞の書評に
「教師のほめ方叱り方コーチング（学陽書房）」の書評が載りました。

今、教育界でコーチングを通したコミュニケーション技術が叫ばれています。

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教育新聞書評（２００７，６.腹部９）
コミュニケーション力を育成
従来、教師か子どもに対して行う生徒指導は、しつけ教育的なものと考えられてきた。教師の理念を子どもに押しつけ、子どもはアメとムチでひた走る。
しかし、子どもは思う通りにならないから、教師の悩みが生まれる。
そこで、「いかに教師の思い通りに従わせるか」というのび、生徒指導の本であった。
鍬える、しつける、やらせる、という生徒指導は、教育されるのは子どもという図式であり、超克されるべきものであった。
そこで、企業研修などで盛んに取り入れられている指導技術である「コーチング」の考え方が学校現場で採用される動きが始まったのである。
著者は、教師が一方的に管理するのではなく、生徒に寄り添う教育が必要だという視点から、民間の研修所に通ってコーチング伎術を磨いたという。
コーチングでは、子どもを認めてほめることを重視する。叱る場合でも怒るのではなく、失敗を宝の山と受けとめて成功に導く。
本書では、ほめる、叱ることを通して目標をもたせ、現状を把握させ、具体的行動を設定。自分を見直させることなど、コーチングの考え方を実例をあげて詳細に解説されている。
さらに、従来の教師とコーチング教師との違いが随所に扱われており、加えて4コマ漫画、イラストがわかりやすく理解を助けてくれる。
新しいコーチングのほめ方、叱り方の本は、師弟の信頼関係を高め、学校現場に人間性回復の教育が展開されるきっかけとなるだろう。（学陽書房1890円）

詳細はhttp://www.katch.ne.jp/~k-kami/へどうぞ

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