コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

利他の心で生きる

2017-07-24 07:01:37 | Weblog
稲盛和夫氏は
「物事は『自利・利他』という関係でなければいけません」。
と言っています。

「自利」とは自分の利益、
「利他」とは他人の利益です。
つまり「自利と利他」とは、
自分が利益を得たいと思ってとる行動や行為は、
同時に他人、
相手側の利益にもつながっていなければならないということです。

ビジネスでは
自分が儲かれば相手も儲かる、
ということです。

ビジネス以外でも
どんなことでも
常に相手にも利益が得られるように考えること、
「利他の心」、
「思いやりの心」
を持って物事を行うことが必要です。

利他の心をもう少し丁寧に説明すると
「私たちが世のため人のために何かをしたいと感じるときに、
内面から生まれてくる善の気持ち」のことです。
これは誰もがもっているポジティブな資質です。

 利他の心が起こる理由として、まず最初に考えられるのは、
 「他人に親切にすると自分も気持ちが良くなり、他人に意地悪をすると自分も嫌な
気持ちになる」
と、いうことだと思います。
 他人に親切にすると、喜ばれたり感謝されたりします。それで自分も良い気持ち
になるのです。反対に他人に意地悪をすると、嫌われたり憎まれたりします。それ
で嫌な気持ちになるのです。

 中には、他人に意地悪をすると良い気持ちになったり、他人から親切にされると
「人から情けは受けない!」などと言って腹を立てる人もいますが、そのような人は
心のひねくれた人間です。
 そのような人間は、世間の人々から憎まれるので不幸です。そして本人も、自分
の人生に幸福を感じていないと思います。いつもイライラし、自分でもわけが分から
ずに腹が立ち、幸福そうな世間の人々を憎んでいるのではないかと思います。

 ふつう人間は、他人から好かれることを望み、他人から憎まれることを嫌います。
だから、人から好かれるようになるために、あるいは人から嫌われないようにする
ために、「利他の心」が起こるのです。

「利他の心」と同じ意味で、
「情けは人のためならず」
というのがあります。

「情けを人にかけておけば、めぐりめぐって自分にもよい報いが来る」とか、
「人に親切にしておけば、必ずよい報いがある」
という意味です。

この場合は、自分が行った利他の行為が、
直接に報われるわけではありません。
しかし自分が親切にしたその人が、
「人に親切にするのは良いことだ!」と実感して今度は別の人を親切にし、
そのような「親切の連鎖」が人々の間にめぐりめぐって、
いつかは自分も誰かから親切にされることを言っています。

あるいは、
「親切な心」がめぐりめぐって人々の間に浸透すれば、
犯罪や争いごとが無くなって社会が平和になり、
ひいてはそれが自分の利益にもなっている。
と、いうことかも知れません。

さらに
「利他の心」は
自分に報いがまったく返らなかったとしても、
の大きな利益になるります。

それは、
利他の心によって
「自分の生命の意義」が与えられ、
しかもそれを「永遠のもの」にしてくれるからです。

自分はいつか必ず死にます。
だから「自分だけのため」にしか生きていなければ、
自分が死ねば、
それですべてが無意味となってしまいます。

自分の行う何らかの行為(思考や行動)が、
他の生命にまったく影響を与えなければ、
自分がこの世に存在しないのも同然なのです。

だから、
自分が生きて存在することの意義、
つまり「自分の生命の意義」を与えてくれるのは
「利他の心」なのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿