気宇壮大な、大

2011年05月26日 | 風の旅人日乗
朝一番の、毎日の日課、
福島第1原発の状態と放射性物質汚染の現況についての
お勉強を1時間ほど。

本日お勉強したこと。
1、福島第1原発の北西を中心にした600平方キロもの面積の地域が、
チェルノブイリ事故の際の強制移住の基準となった放射線量を
はるかに超えており、
そのレベルの汚染地域は現在も広がり続けているのだという。

2、福島第1原発の原子炉群の事態は、さらに悪化しており、
解決からは、逆に遠ざかっているのだという。

SF映画の中のできごとにしてしまいたいけど、
どうも、現実の日本で、
大変なことが、マジに、進行中であるみたい。

今の日本を動かしている人たちも、
いまさら、悠長に「陳謝」とか「反省」とかを
将来の選挙対策的にしてる場合ではないと思うよ。
他のことをほっぽっといていいから、
全力でこのことに立ち向かわないと、
後の世の外国の人たちに、
「日本を滅ぼした人たち一覧」に
ズラリと紹介されることになるんじゃないかな。


さあて、いつもの日記に戻ろう。



浜名湖に、長く置かせてもらっていたレーザーを取りに行く。
今のレーザークラスの新艇は18万番台だけど、
ワタクシがこの艇を新艇で買った当時は、12万番台。



ぼんやりしている間に、レーザークラスは6万隻も増えたのだな。
ずいぶん時が経ったものだ。

フットベルトやクラムクリートなどを新品に交換すると、
このおばあちゃんレーザーが、
なんとなく、またバリバリと走りそうな顔つきに変わってきた。

整備が終わり、このレーザーでセーリングしていた当時
夕方いつも行っていた簡保の宿の温泉に入り、
食糧を買い込んで合宿所に戻って、
とても濃いセーリングに関する打ち合わせ。
浜名湖湖畔に、寄せる波を音を聞きながら、
すごく実り多い時間になった。

翌日、浜名湖からの帰り、
東名高速の富士川サービスエリアで、
なんとなく選んだトイレ、大、の個室に入り、
パンツを下ろしてスツールに座り、
さあて!、と腹に力を入れつつ前を見たら、
わーお。
この景色がガラス越しに広がっていた!



富士山と、
富士山からの雪解け水で流れを速めた富士川をセットにした雄大な光景を
トイレの個室で独り占め。
思わぬところで、
とても気宇壮大な、大、になりました。

こんなに美しい日本の国土を、これ以上汚すのは許さないよ、
やい! 道徳なき商売をしてきた東京電力!
やい! 理念なき政治をしてきた政治家と行政関係者たち!