5月27日 雨

2011年05月27日 | 風の旅人日乗
今朝も、嫌々ながら、
でも子どもを守るために大切だからと自分に言い聞かせて、
1時間だけ、原発関係のお勉強。

チェルノブイリ事故で、この25年間に、
子どもを中心に98万5千人の人たちが亡くなったという、
医学者たちを中心にしたグループがまとめた
研究報告書が存在することを今日のお勉強で知った。

国際原子力機関(IAEA)はチェルノブイリ事故の
被害者数を4千人と発表してる。
ただしそれは、わずか350の論文を基にした推計であるらしい。

一方、犠牲者数を98万5千人と累計したこの報告書は、
5千以上の論文を基にしたものだという。

チェルノブイリ事故の犠牲者数に関しては、
世界保健機構(WHO)でさえ、
正確な数字を発表できてないらしい。

なぜ?

国際原子力機関(IAEA)は、世界保健機構(WHO)と
協定を結んでいて、WHOはIAEAの承諾なしには
独自の調査結果を発表できない仕組みになっているらしい。

国際原子力機関(IAEA)は、
世界の原子力の規制を設けるところだけど、
その本質は、
世界に原子力を普及させるための機関なのだそうだ。

放射性物質汚染による子どもの健康被害を調べていた学者は、
逮捕、収監されてもいるという。

こういうこと、まったく知らないおバカちゃんでした。
自分に子どもさえいなければ、耳を塞いで
知らなかったことにしてしまいたくなる醜い事実が
原子力の周辺には山のようにある。

お子さんをお持ちだったりして、気になる方は、
こちらが、その研究報告書の紹介動画(2011年4月)です。

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あーあ、朝から憂鬱だじょ。
明日からは、原子力関係のお勉強は、
1日の最後にすることにしよう。

さてと、頑張って気を取り直して、前を向きますか。

今日は雨なので、
東京湾に出ることになっていた
セーリング仕事の予定を延期させてもらって、
デスクワークに振り替えることにした。

自分自身で取ったVITE31の14号艇のデータと、
設計者の横山一郎さんから送られてくる膨大な資料を、
それぞれを関連付けて、
実際のセーリングやレースで
チームの皆さんに助言するときに生かせるように
整理する作業を、
パソコンにへばりついてやる1日になりそう。

明るくなってきた。
雨がやんでいるみたいだから、
ちょいと走ってこよ。