2020年・自民党総裁選挙考
1.安倍前総理には、「北朝鮮によって拉致された被害者の救出」と「憲法改正」という大義がありまし
た。そして、これを果たせぬまま、病によって総理大臣の職を辞されることとなりました。その時、私は、
「憲法改正と拉致被害者の開放は、私たちがやって参ります」と、このブログで申し上げました。
2.安倍前総理が8月28日に辞意の表明をされてから、総裁選挙の告示日が9月8日、党大会に代わる
衆参両議員総会での投開票が9月14日と決まり、その間に、各都道府県支部連合別の党員党友による予
備選挙を行うという、短期間での選挙となりました。この短い期間に党員党友の予備選挙を行った各都道
府県支部連合には感謝申し上げます。
3.菅義偉前官房長官、岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長の3候補の内、拉致被害者救出のための連
絡事務所を置くことを、御自身が取り組まれる施策の一つに掲げていらっしゃる石破茂元幹事長の支持を、
私は表明いたしました。
4.拉致された5名の方々の帰国を実現(平成14年10月15日)されたのが小泉純一郎元総理です。
この時、安倍晋三前総理は官房副長官(官房長官は福田康夫元総理)の職にあり、北朝鮮の金正日主席
が拉致被害者を出して来ないので「もう帰りましょうと」小泉純一郎元総理に進言され、「よし帰ろう」
という雰囲気の中で、金正日主席が拉致被害者を出して来たというエピソードを、私は、新聞の記事で読
みました。
5.その後、「拉致担当大臣」は数々変わられ、その都度、期待してきましたが、一向に進展はありませ
ん。これからは、私は自分で訴えて参ります。
6.私の政治目標は、日本の三権(立法・行政・司法)改革と、GDPの倍増です。
‘Japan as No1’と言われた時代がありましたように、日本人は‘as’にとらわれ過ぎています。
私たちは、「私たちの論理思考で描く現実」を「現実」と錯覚する社会を作って来ました。まさしく、
‘as 社会’です。「平和国家日本」という言葉は、‘as 社会’の典型です。現実は、パワーポリティクスを
党是・国是とし、その自己論理によって法と領土・領海を作り、この党是・国是に従わない自国民や民族
に対し専横に振る舞うことを良しとし、更に、美辞・微笑を持って世界を窺(うかが)っている国がある
中にあって成立している世界の中の一国でしか、日本はありません。私たちは、この美辞・微笑を見抜き、
パワーポリティックスに勝る自由主義・民主主義・人権主義をバックボーンとする自由で開かれた社会を
作らなければなりません。‘as 社会’を、私たちは‘is 社会’へと変えなければなりません。ここで述べて
おります、‘is 社会’と‘as 社会’の違いを、別の言葉で表現すれば、‘Japanese people
are equal.(日本人は平等だ)’と‘Japanese people as equal.(平等な
ような日本人)’を、比較して頂ければ、分かっていただけると思います。政府で言えば、私たちが「私た
ちの政府」と呼ぶ政府を作ることです。
7.選挙の結果は、菅義偉候補が地方票89、国会議員票288、計377票、岸田文雄候補が地方票10、
国会議員票79、計89票、石破茂候補が地方票42、国会議員票26、計68票を、それぞれ獲得され、
菅義偉候補が新総裁に選出され、既に国会において内閣総理大臣に指名され、天皇陛下の任命もなされ、
新内閣として発足しております。
8.私の掲げます政治目標には、政党助成金の廃止を含みます。これは、現在、国会議員が支部単位で得
ている政治活動費を、国庫金から政党に支給する政党助成費ではなく、私たち国民一人一人の浄財からの
寄付によって賄おうとするものです。日本人の所得は、富裕層を除くとまだ豊かであるとは言えず、寄付
文化が根付くには、それなりの豊かさが必要です。これも政策課題となります。
9.石破茂元幹事長は、「グレートリセット」を掲げていらっしゃいます。申し上げておくべきは、自民
党の憲法改正草案にあって、主語を「国」としている所は、主語を「国民」とする草案に書き改め、そし
て、国家の行政の権能を持つ行政機構・機関を一括して「国」と書いている所は、それぞれの権能を持つ
行政機構の名称を具体的に、例えば、「政府」・「内閣」・「それぞれの権能を持つ省庁」というように、
具体的に明記する必要があります。その上で、各条項について検討を加えて行く必要があると思っており
ます。また、現行憲法は、主語を国民で書く優れた憲法であり、修正が必要な個所の修正と加筆で済ます
べきだとも思っております。
10.三権の改革が、草莽の一身からとは言え、発せられますことは、世界の趨勢がそれを求めているも
のと思っております。日本の新しい波として、これを、今後、実を結ばせるには、そう思って頂ける
皆様が増え、大きなウエーブとなる必要があります。自民党からこの波を起こせるかは、まだ分かりませ
ん。しかし、私はこの政治目標を語って参ります。
11.2020年自民党総裁選挙を終えまして考えましたことを、今日は、書かせて頂きました。
皆様のお力添えをお願い申し上げます。
飛行機雲 2
突然の書込み失礼致します。
この度は皆様に知って頂きたい事があり、誠に恐縮ですが書込ませて頂きました。
マスコミが大きく報じぬ中、連日中国の日本領海侵犯が増大し、尖閣侵略を狙っている現状を、
中国に侵略虐殺を受けるチベット等の姿と重ね今多くの方にどうか知って頂きたいです。
戦後日本を弱体化させる為、アメリカが作成した日本国憲法施行後、韓国が竹島を不法占拠し、その際日本の漁船を機関銃で襲撃し、多くの船員が死傷しました。
北朝鮮は国民を拉致し、日本全土を射程に入れるミサイルを数百発配備しており、尖閣には中国艦艇が侵犯する現状でも、憲法の縛りで日本は国を守る為の手出しが何一つ出来ません。
現在まで自衛隊と米軍の前に中国や北朝鮮の侵攻は抑えられて来ましたが、米軍がいつまでも守ってくれる保証は無く、時の政権により米軍が撤退してしまえば
攻撃されても憲法により敵基地攻撃能力が無い自衛隊のみでは、日本はチベットと同じ道を辿りかねません。
9条の様に非武装中立を宣言しても、平和的で軍事力の弱かったウイグル等を武力で侵略し、現在進行形で覇権拡大を行い「日本の領海を力で取る」と明言している中国や、
核ミサイルで日本を狙う北朝鮮、内部工作を行う韓国が尖閣等から侵略の触手を進めているからこそ、GHQの画策により戦う手足をもがれた現憲法を改正し、
自立した戦力と抑止力を持たなければ国民の命と領土は守れないという事を
中韓側に立ち印象操作で国民を煽動する野党やメディアの姿と共に
一人でも多くの方に知り目覚めて頂きたいと切に思っております。
長文、大変申し訳ありません。