益子町のイタリアパン工房「PANEM」さんに私たちが到着したのは午後2時ごろでした。工房では、店主のイタリア人のパオロさんとお弟子さんの二人で、焼きあがったパンを薪窯からひとつずつ木製のへらで出している最中でした。
焼きあがったばかりでパチパチと音を立ててたたずむパンは、とってもいい匂いです!
そう、こちらのパンは全て薪窯で焼いているのです!!
でも、私は勘違いをしていたことに、気がつきました。
パンを取り出した後に、窯の中には炭も灰も残っていなかったのです。
てっきり、ピッツァと同じように、窯の中で薪に火を入れた状態でパンを焼いているものと思っていたら、そうではなく、窯の中に薪を燃やして高温になったところで、全ての薪を取り除き、そこにパン生地を入れて、余熱で焼いていたのでした。
よく考えれば、ピッツァは一瞬で焼きあがりますが、あの大きな2kgのルスティコはそうはいかないですものね・・・。実際に見に行ってよかった。。。
そのあと、窯の説明や素材の話、それから益子町に去年一家で移住して工房を立ち上げるまでのドタバタ奮闘ぶりなど、たくさんのお話を聞かせていただき、パオロさんのパン作りへの情熱をより感じることができました。
「PANEM」さんに興味のある方はぜひホームページをご覧になってみてください。http://panem.jp/
ルスティカではいつも「ルスティコ」しかお出ししていないのですが、この日は「胡桃と松の実と国産蜂蜜」のパンと「レーズン」のパンと「無花果」のパンも購入して帰り、お店でもお出ししましたが、どれも本当においしかったです。(現在はいつもの「ルスティコ」だけお出ししています。)
こんなにおいしいパンを作るパオロさんですが、これからももっといいパンを目指していくとおっしゃっていました。私たちも同じく、ルスティカをもっといい店にしていこうと思ってます。。。「PANEM」さんとの出会いに乾杯!!です。
おわり。