DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

驚き(ボクシング 10年)

2004年12月26日 11時48分38秒 | ボクシングネタ、その他雑談
お粗末ながら私(Corleone)が連載させていただいている「ボクシング 10年」。今回が17階級最後のクラスになります。
さあ、最後のクラスは?おいしいデザートは最後に取っておくものです。フェザー級、57.15㌔/126ポンドのクラス。何が「驚き」か?10年間通して注目され続けるクラスというのも珍しい。それを発見した時の「驚き」です。近年、希に見る激戦区、スター選手がごっそり存在するこのフェザー級。2度に分けてお送りしていきたいと思います。

まず「10年」を振り替える前に、このフェザー級の近い将来展望/予定をまとめて見ましょう。
2005年1月末に2王者が防衛戦を行います。WBOスコットランドの雄、スコット ハリソンが指名挑戦者ビクトル ポロ(コロンビア)を迎えての防衛戦。今後、ビックマッチ参入するために、腕の見せ所になるでしょう。WBC王者、御隣韓国の池 仁珍はトニー ブラウン(豪)との安易な防衛戦。その後は再び本場のリング登場か?
2月には早速大一番が控えています。WBA/IBF統一王者のファン マヌエル マルケス(メキシコ)がマニー パッキャオ(比)との再戦、正念場を迎えます。
そして近い将来に、未来のスター候補生WBC1位のロッキー フアレス(米)が、2位ウンベルト ソト(メキシコ)とWBC王座挑戦者決定戦を予定。
さらにWBCスーパーバンタム級王者オスカー ラリオス,WBCスーパーフェザー級王者マルコ アントニオ バレラ(共にメキシコ)も同級戦線介入を虎視耽々と狙っています。まさに現在のフェザー級は爆発寸前の火山と言って良いのではないでしょうか?

このフェザー級、いつからこのような戦国時代に突入したのか?2つの大一番がそのきっかけになりました。
2000年4月、当時無敗/最強を誇っていたナジーム ハメド(英)がマルコ アントニオ バレラと対戦。大方の予想を覆し、バレラが頭脳的ボクシングを見せ大差判定勝ち。試合後、「フェザー級最強」の称号を手に入れました。その後バレラは、ジョニー タピア(米)、ケビン ケリー(米)そして宿敵エリック モラレス(メキシコ)等を下し(第2戦)バレラ王朝を頑強のもに築いたはずでした。しかし、そこに立ちふさがったのがマニー パッキャオ(比)。2003年11月、アジアの星パッキャオは敵地サンアントニオで、最強バレラを見事に粉砕。その勢いでファン マヌエル マルケスの持つ2冠王座に挑戦したのがこの5月。
それまで「無冠の帝王」の存在に甘んじていたマルケスは2003年からブレイク。ハメドが最後まで対戦を避けていたマルケスは同年2月にまず、同国人で5度世界フェザー級王座に就いたマヌエル メディナとIBF王座決定戦。曲者を寄せ付けず、念願の世界奪取。そして11月にはこれまた実力者のデリック ゲイナーを退けWBA王座をも吸収。パッキャオ戦に駒を進めることになりました。
そして第1戦が引き分けだった両者が雌雄を決するため、来たる2月に再戦を行う運びになっています。
私は「フェザー級のリカルド ロペス」の勝利を支持します。
これらは「10年」の後半期、2000年からの出来事です。

続く

Corleone
コメント
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