3月31日、名古屋国際会議場で予定される試合です。
日本ミドル級戦:
王者国本 陸(六島)対 挑戦者可兒 栄樹(T&T)
*国本が昨年師走に獲得したWBOアジア太平洋王座は争われないようです。
ミドル級戦(10回戦):
マーク ディキンソン(英)対 アヌエル ヌガミセンゲ(Anauel Ngamissengue/仏)
*ディキンソン は6戦全勝(2KO)の選手で、昨年11月に初の10回戦を行っています。コンゴ出身のフランス人ヌガミセンゲは、13戦全勝(8KO)と、ディキンソンより少々実績があります。両者の戦績だけ見ると、国本と同レベルの選手とみていいのではないでしょうか。
ミドル級戦(10回戦):
アーロン マッケンナ(アイルランド)対 ジョバニー エステラ(米)
*米国西海岸を拠点としているマッケンナは、18戦全勝(9KO)の戦績の持ち主で、昨年6月にWBCインターナショナル王座を獲得しています。対するエステラは、14戦全勝(5KO)のレコードを保持。今回が初の10回戦での試合となります。
ミドル級戦(10回戦):
キーロン コンウェイ(英)対 アイニウェア イリアシィティ(Ainiwaer Yilixiati/中国)
*20勝(5KO)3敗1引き分けのコンウェイは、これまでにスーパーウェルター級とミドル級でWBAインターコンチネンタルのベルトを獲得してきました。対するは19勝(14KO)1敗のイリアシィティは、WBCアジア王座のスーパーミドル級、ミドル級、マイナー団体IBOのミドル級アジアタイトル、そしてWBOオリエンタル王座も獲得してきたタイトルコレクター。中国語では伊力 夏提と明記そうすようです。今回組まれた4試合で、これが一番レベルの高い戦いになりそうです。
*英国のマッチルーム社が手掛けるこの4試合。$1 million。ミドル級トーナメント「PRIZE FIGHTER」として開催されます。優勝者は賞金100万ドル(日本円で約1億4700万円)を獲得するとともに、世界ランキングの上位進出も果たせることでしょう。
準々決勝から始まるこのトーナメントは、準決勝までは10回戦で、決勝は12回戦で行われます。また、一回戦のKO賞は10万ドル(約1470万円)。豪華ですね!
今回出場する8選手は、世界的にはまだまだ無名に近い存在ですが、将来の可能性がある「金の卵」的なボクサーたちです。このトーナメントをきっかけに、日本でもミドル級の一般的な知名度と人気度が少しでも上がることに期待が持たれます。