今月6日、ドイツで行われた試合結果です。
IBFスーパーウェルター級戦(王座決定戦):
バフラム ムルタザリエフ(露)TKO11回 ジャック クルカイ(独)
*21戦全勝(15KO)のムルタザリエフと、元WBA王者クルカイの実力者同士による王座決定戦。戦前の予想通り、試合開始のゴングと同時に一進一退の攻防が繰り広げられていきます。
10回終了時の採点でも、2対1(99-91、96-94、95-96)とロシア人が若干のリードを保っていましたが、最後の最後まで勝敗の行方が予想出来ないまま後半戦に突入。そして11回、ムルタザリエフが連打からの左フックでクルカイからダウンを奪います。カウント中に立ち上がったクルカイでしたが、ドイツ人のダメージを考慮しそこで試合をストップ。米国を拠点としているムルタザリエフが、無敗のままで世界のベルトを腰に巻くことに成功しました。
ジャーメル チャーロ(米)が保持してた4つのベルトを様々な理由で手放していったスーパーウェルター級戦線。チャーロの後継者筆頭とされていたティム チュー(豪)が敗れるなど、戦国時代の様相を呈しています。下記はそのスーパーウェルター級の、2024年4月15日時点での王者たちとなります。
WBA:イスラエル マドリモフ(ウズベキスタン/防衛回数0)
WBC:セバスチャン フンドラ(米/0)
WBC(暫定):セルヒイ ボハチュク(ウクライナ)
IBF:バフラム ムルタザリエフ(露/0)
WBO:セバスチャン フンドラ(米/0)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/3)
日本:出田 祐一(三迫/2)