先週14日・土曜日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
3団体スーパーミドル級戦:
王者サウル アルバレス(メキシコ)判定3対0(118-112、117-110、117-113)挑戦者エドガル ベルランガ(プエルトリコ/米)
*試合前は、「他の相手と試合をしろ!」との声も聞かれたこの戦い。しかしベルランガの頑張りもあり、試合内容自体は中々のものでした。
3回には見事なタイミングで左フックを当て、ダウンを奪ったカネロ(アルバレスのニックネーム)。後半戦に挑戦者の反撃を受けましたが、安定したボクシングで大差判定勝利。保持する3つの王座の防衛記録を伸ばしています。
WBAスーパーミドル級戦(暫定王座決定戦):
カレブ プラント(米)TKO9回2分59秒 トレバー マッカンビー(米)
*アルバレス、デビット べナビデス(米)に敗れたとはいえ、それぞれの試合で善戦したプラント。格下マッカンビーにダウン(ダウンというより押し倒された)を喫してしまいましたが、試合全体を通じライバルを圧倒。9回最終盤にパンチをまとめ、TKO勝利を収めました。
またまたWBAに「暫定」という余計な王座が加わってしまったスーパーミドル級。下記は2024年9月19日現在の、同級のタイトルホルダーたちとなります。
WBA:サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数9)
WBA(暫定):カレブ プラント(米/0)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/8)
IBF:空位
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/6)
OPBF(東洋太平洋):野中 悠樹(ミツキ/0)
WBOアジア太平洋:帝尊 康輝(一力/0)
日本:帝尊 康輝(一力/0)
WBAミドル級戦:
王者エリスランディ ララ(キューバ)TKO9回終了 挑戦者ダニー ガルシア(米)
*2年2ヶ月も実戦から離れていたガルシア。しかもこれまでに、ミドル級での試合経験はありません。そんな選手を世界戦に出場させる事は認めたWBA。案の上、ガルシアは勢いを失っていないララの前に何も出来ないまま降参してしまいました。
最後は見事な左でダウンを奪ったキューバ人。年間に2試合以上行ったのは、2019年ぶりとなります。
下記は2024年9月19日現在の、ミドル級のタイトル保持者たちとなります。
WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数3)
WBC:カルロス アダメス(ドミニカ/2)
IBF:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/0)
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/3)
OPBF(東洋太平洋):テイジ プラタップ シン(豪/0)
WBOアジア太平洋:国本 陸(六島/1)
日本:国本 陸(六島/3)