今から約30年前となる1994年9月17日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
WBCスーパーライト級戦:
王者フリオ セサール チャベス(メキシコ)TKO8回1分41秒 挑戦者メルドリック テーラー(米)
*この試合が行われる4年半前となる1990年3月17日に、ボクシング史に残る大激戦を演じたチャベスとテーラー。お互いにピークは過ぎたものの、再び大激戦を演じる事になりました。
(4年半ぶりに拳を交える事となったチャベスとテーラー)/ Photo: eBay
初戦で偉大なる敗者となったテーラーは気合十分で今回の再戦に臨みました。持ち前のスピードはだいぶ衰えましたが、回転力のあるコンビネーションは健在。6回までは一進一退の攻防戦を主体的に行っていきました。
(気合い十分のテーラー)/ Photo: DAZN
7回になると試合の流れが大きく変わります。それまでのハイペースと、チャベスな巧みなボクシングによりテーラーがガクンとスローダウン。迎えた8回、チャベスが左フックを見事に合わされダウンを奪うことに成功。その後の連打でメキシカンがストップ呼び込んでいます。
(チャベス(左)の左フックが見事にテーラーを直撃)/ Photo: Youtube
試合前は「何を今さら」感が強かった一戦でしたが、両者が並の世界王者以上の戦力を保持していることを証明。試合後、会場からは両者に対し拍手喝采が聞かれました。
(今回の一戦の前の両者の戦績。何なんだ、このチャベスのレコードは...。)/ Photo: Matial Bot
WBAスーパーライト級戦:
挑戦者フランキー ランドール(米)判定3対0(116-108x2、115-109)王者ファン マルチン コッジ(亜)
*この年の1月に、チャベスに初の黒星を付けたランドール。5月に負傷判定負けを喫し、チャベスにベルトを奪い返されてしまいましたが、その評価は全く落ちていませんでした。
この再起戦でWBAにターゲットを代え、南米の強豪コッジに挑んだランドール。ガードをしっかりと固め、ワン・ツーを放つ堅実なボクシングで、やや変則的で実戦派のサウスポーであるコッジを圧倒していきます。
(南米の雄コッジ(右)を圧倒するランドール)/ Photo: Boxing Memorabilla
2回に左フックでダウンを喫したランドールでしたが、2回、5回、6回とそれぞれ右のショートでライバルに付け入る隙を与えず。大差の判定勝利を収め、自身2つ目の世界王座を獲得しています。
すでに30代半ばだったランドールでしたが、当時のランドールからは「勢い」が感じられました。