WBC（01‐21‐09）

2009年1月21日現在のWBC王者たちです。

ミニマム級：
オレドン　シットサナーチャイ（タイ・防衛回数２）

ミニマム級暫定：
フアン　パラシオス（ニカラグア・１）
＊2人の王者が並立する最軽量級。王者同士の統一戦、それぞれの王座の防衛戦は予定されていません。

ライトフライ級：
エドガル　ソーサ（メキシコ・７）
＊「戦う王者」ソーサ。8度目の防衛戦を3月28日に予定しています。現在までに挑戦者は発表されていません。

フライ級：
内藤　大助（宮田・４）
＊「国民の期待」内藤。今年は指名挑戦者達との防衛戦が予定されています。

スーパーフライ級：
ビック　ダルチニアン（豪・０）
＊来月7日にWBA暫定王者ホルへ　アルセ（メキシコ）との防衛戦を予定しています。

バンタム級：
長谷川　穂積（真正・７）
＊8度目の防衛戦、対指名挑戦者ブシ　マリンガ（南ア）戦が正式に発表されました。試合は3月12日、神戸ワールド記念ホールで行われます。

スーパーバンタム級：
西岡 利晃（帝拳・１）
＊次戦はジョニー　ゴンザレス（メキシコ）との防衛戦が有力。これを乗り切れば、今年の最優秀賞当確間違いなし？

フェザー級：
オスカー　ラリオス（メキシコ・２）
＊昨年10月に続き、粟生　隆寛（帝拳）と対戦する事が正式に発表されています。場所は後楽園ホール。日時は3月12日。　

スーパーフェザー級：
ウンベルト　ソト（メキシコ・１）

ライト級：
マニー　パッキャオ（比・０）

スーパーライト級：
ティモシー　ブラッドリー（米・１）
＊4月4日に、WBO王者ケンドール　ホルト（米）との王座統一戦に臨みます。

ウェルター級：
アンドレ　ベルト（米・２）

スーパーウェルター級（正規）：
バーノン　フォーレスト（米・０）

スーパーウェルター級（暫定）：
セルヒオ　マルチネス（亜・１）
＊統一戦如何より、暫定王者マルチネスの防衛戦が2月14日に予定されています。挑戦者は元IBFウェルター級、WBO暫定王者のカーミット　シントロン（プエルトリコ）。

ミドル級：
ケリー　パブリック（米・１）
＊来月21日に地元米国オハイオ州ヤングスタウンのリングに登場。挑戦者はマルコ　アントニオ　ルビオ（メキシコ）

スーパーミドル級：
カール　フロッチ（英・０）

ライトヘビー級：
エイドリアン　ジャコヌ（カナダ/ルーマニア・０）

クルーザー級：
ジャコーベ　フラゴメーニ（伊・０）
＊3月27日に、元IBF王者クジストク　ヴロダルチク（ポーランド）との防衛戦を予定しています。

ヘビー級：
ビタリ　クリチコ（ウクライナ・０）
＊初防衛戦は3月21日ドイツで、対ファン　カルロス　ゴメス（キューバ）。

WBAと比べると、王者の数がかなり少ないですね。暫定王者の悪用も数年前より減ったように感じます。最近頻繁に認定する「休養」、そして「暫定」王座をもう少し明確な形で定義したほうがいいと思います。それから以前にも触れましたが、世界ランキング、40位は多すぎです。

ベルトが競り勝つ

米国ミシシッピー州で行われた試合結果です。
WBCウェルター級戦：
王者アンドレ　ベルト　判定3ー0（116-111、114-113、114-113）挑戦者ルイス　コラーソ（共に米）

新鋭ベルトが、実力者で元WBA王者コラーソとの技術戦に競り勝ち2度目の王座衛に成功しています。なおベルトは、4回に減点を受けています。

ラミレスが暫定王者に

ドイツで行われた試合結果です。
WBOクルーザー級暫定王座決定戦：
ビクトル　ラミレス（亜）TKO9回終了　アレクサンドル　アレクセフ（露）

世界的には無名のラミレスが、アレクセフの本拠地ドイツに乗り込み暫定王座を獲得しています。
ラミレスの戦績は14勝（12KO）1敗。昨年、ラテン王座、WBOラテン王座獲得と徐々に頭角を現してきた選手。次戦は現在空位となっている正規王者との王座統一戦に臨むことになるでしょう。その空位の王座決定戦が3月14日に英国で予定されています。エンゾ　マッカリナーネーリ（ウェールズ）の出場は決定。対戦者も近日中に発表になるでしょう。

矢代が引き分け防衛

後楽園ホールで行われた試合結果です
日本スーパーフェザー級戦：
王者矢代　義光（帝拳）判定0ー1（94-94、95-95、94-96）挑戦者1位三浦　隆司（横浜光）

王者矢代が5回、7回にダウンを喫する苦しい展開。最終10回にポイントを奪い辛くも防衛に成功。2度目の防衛に成功しています。

今週末の試合予定

2009年1月第3週末の試合予定です。

17日　土曜日
後楽園ホール
日本スーパーフェザー級戦：
王者矢代　義光（帝拳）対　挑戦者三浦　隆司（横浜光）

ドイツ
WBOクルーザー級暫定王座決定戦：
アレクサンドル　アレクセフ（露）対　ビクトル　ラミレス（亜）

WBCウェルター級戦：
王者アンドレ　ベルト　対　挑戦者ルイス　コラーソ（共に米）


22日　木曜日
後楽園ホール
スーパーウェルター級8回戦：
湯場 忠志（都城レオ）対　寺田 千洋（新日本タニカワ）

色々（01‐16‐09）

最近（2009年1月16日ごろ）のニュースです。

1）WBOスーパーバンタム級王者ファン　マヌエル　ロペス（プエルトリコ）が、4月4日、地元プエルトリコで凱旋防衛戦を予定しています。挑戦者は何とWBOバンタム級王者ジェリー　ペニャロサ（比）!!

2）3月15日に母国フィリピンのリングに登場を予定しているIBFフライ級王者ノニト　ドナイレ（比）。プエルトリコのベテラン、ホセ　ロペスと空位のWBOスーパーフライ級王座を争うとの情報があります。

3）現在までに、WBOスーパーフライ級王者フェルナンド　モンティエル（メキシコ）の動向は明らかになっていません。

4）WBCライトフライ級王者エドガル　ソーサ（メキシコ）が、3月28日、母国メキシコで防衛戦を予定しています。現在までに挑戦者は発表されていません。

5）WBCクルーザー級王者ジャコーベ　フラゴメーニ（伊）が、元IBF王者クジストク　ヴロダルチク（ポーランド）との防衛戦を3月28日に予定しています。

6）IBFクルーザー級王者トーマス　アダメク（ポーランド）が、2月27日に米国ニュージャージー州でジョナサン　バンクス（米）を迎えて防衛戦を予定しています。

7）ネート　キャンベル（米）がWBAライト級王座を返上。IBFの指名挑戦者アリ　フネカ（南ア）との防衛戦は、予定通り2月14日に行われます。この試合では、IBFとWBOの王座が賭けられることになります。

長谷川、粟生

昨年10月に2大世界戦に出場した長谷川　穂積（真正）と粟生　隆寛（帝拳）が、3月（14日が有力）に同日別会場での二元世界戦出場を予定しています。

WBCバンタム級戦：
王者長谷川　穂積（真正）対　指名挑戦者ブシ　マリンガ（南ア）

WBCフェザー級戦：
王者オスカー　ラリオス（メキシコ）対　挑戦者粟生　隆寛（帝拳）

バンタム級戦は長谷川の地元神戸で、フェザー級戦は粟生の本拠地東京都内での開催になる見通し。近日中に正式発表があるでしょう。

意見番（2008年/次点）

先日、昨年2008年に活躍した選手を、海外・日本それぞれ5名づつ選出させていただきました。

今回は次点組（海外・日本国内それぞれ3名）になります。

海外
WBOスーパーバンタム級王者ファン　マヌエル　ロペス（プエルトリコ）：
昨年6月に王座奪取に成功したロペス。世界戦に3度出場し、全ての試合を3分以内に終わらせています。

3団体統一スーパーフライ級王者ビック　ダルチニアン（豪）：
世界2階級制覇、そして3団体王座統一に成功しています。昨年2月の試合では、敵地に乗り込み分のいい引き分け。

IBFライトヘビー級王者チャド　ドーソン（米）：
グレン　ジョンソン、アントニオ　ターバー（共に米）に勝利し、ライトヘビー級第一人者の地位を獲得しています。


国内
前WBAフライ級王者坂田　健史（協栄）：
世界王座を明け渡す残念な結末になりましたが、2008年2度の防衛は評価に値するものだと思います。

日本/東洋太平洋（OPBF）ライト級王者石井　一太郎（横浜光）：
日本王座を獲得し、初防衛に成功。そして師走にはOPBF王座まで奪取しています。

OPBFウェルター級王者佐々木　基樹（帝拳）：
昨年はベテラン移籍組が頑張った帝拳ジム。その中心人物の一人佐々木は、同王座を獲得し2度の防衛に成功しています。


あくまで個人的（Corleone）意見での選出です。順番は国内・海外編同様、軽い階級からとなっています。

ハンガリーｘ２

ドイツで行われた試合結果です。
WBOスーパーミドル級戦：
挑戦者カロリー　バルザイ（ハンガリー）判定3ー0（116-112x2、115-113）王者デニス　インキン（露）

WBOライトヘビー級戦：
王者ゾルト　エルデイ（ハンガリー）判定3ー0（116-111x2、117-110）挑戦者ユーリ　バラシャン（ウクライナ）


バルゼルがジョー　カルザゲ（ウェールズ）の後継者インキンに競り勝ち、母国ハンガリーに新たなベルトを持ち帰る事に成功。
ライトヘビー級戦は、前日軽量で挑戦者が体重超過するという大失態。エルデイが勝利したときのみ世界戦だったとも、無冠戦だったともいわれています。もしエルデイ防衛の場合、11連続防衛に成功したことになります。
バイザル、エルデイの次戦が早くも決定しています。8月22日、両者揃って故郷ハンガリーのリング登場を予定しています。

ロリーが2階級制覇達成！！

石川県産業展示館3号館で行われた試合結果です。
OPBF（東洋太平洋）スーパーバンタム級戦：
挑戦者ロリー　松下（カシミ/比） 判定2ー1（115-114、115-113、114-115）王者ウェート　サックムアングレン（タイ）

前OPBFバンタム級王者ロリーが、世界戦初挑戦失敗後初の試合に臨み、僅差判定ながらもOPBF2階級制覇に成功。
ロリーの勝利により、OPBF17階級中、12の階級で日本のジム所属の選手達で占められた事になります。