DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

バスケス2世がV2

2010年10月21日 02時56分03秒 | 世界ボクシング
先週末土曜日16日、米国フロリダ州で行われた試合結果です。
WBOスーパーバンタム級戦:
王者ウィルフレド バスケス(プエルトリコ)TKO11回50秒 挑戦者イバン エルナンデス(メキシコ)

*5回からペースを握ったバスケス。その後は攻勢を続け、終盤11回にストップ勝利。今年2月に獲得した王座の2度目の防衛に成功しています。

これまで出場した3つの世界戦。2人の元世界王者と指名挑戦者にそれぞれKO勝利を収めています。元王者たちは2人とも下の階級で王座についた選手たち。この1年、バスケス2世の成長と、バスケス陣営のマッチメークの上手さが目立ちました。来年はさらなる成長が期待できそうなジュニア。これまで1試合をメキシコで戦った以外は、プエルトリコと米国フロリダ州のみで試合を行ってきました。今後その勢力圏をどのように広げていくかにも注目しています。

3度目のスーパーバンタム級での2階級制覇に失敗したエルナンデス。1年前には西岡 利晃(帝拳)にあごを砕かれています。
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ミランダ、圧勝

2010年10月20日 03時26分36秒 | 世界ボクシング
先週末土曜日16日、メキシコで行われた試合結果です。
WBOフライ級戦:
王者フリオ セサール ミランダ(メキシコ)TKO2回1分30秒 挑戦者マイケル アランゴ(コロンビア)

*今年の6月、3度目の世界挑戦で念願の王座獲得を果たしたミランダ。今回の勝利ですでに2度目の防衛に成功しています。

とにかく打ち合いが好きな王者。バランスを崩そうがサウスポースタイルになろうが、とにかく手を出し続けます。しかし今回のフィニッシュ・ブローは割合綺麗なもの。ワン・ツーでアランゴをぐらつかせ、左フックで止めをさしています。そこでレフェリーは迷わず試合をストップ。

比較的安易な挑戦者との防衛戦が続いていますが、ミランダ株が徐々に回復していることは事実です。年内にもう一度、リング登場があるかもしれません。
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ビタリ、強し

2010年10月19日 04時28分36秒 | 世界ボクシング
先週末土曜日16日、ドイツで行われた試合結果です。
WBCヘビー級戦:
王者ビタリ クリチコ(ウクライナ)3対0(120-107x2、120-105)挑戦者シャノン ブリッグス(米)

*常に冷静さを保ち続けたビタリ。超大差の判定で5連続防衛に成功しています。ここまで41(2敗)の勝利を積み重ねてきたビタリですが、判定勝利は今回が3回目。すべてのジャッジがビタリにポイントを与えています。
私(Corleone)の採点は、120対105でもちろん王者を支持。7回、9回そして10回をそれぞれ10対8でビタリに与えています。

この試合で特に注意して見ていたのがビタリのバランス。常に肩幅よりやや広めのスタンス、リラックスした状態で戦っていました。決して手を抜いていたわけではないですが、パンチは7~8割の力で放っていました。特に5回以降、狙えばいつでも試合を終わらせることが出来たでしょう。

試合後、あまりの一方的な試合を止めなかった主審には非難が集中したと聞いています。7、9、10のそれぞれのラウンド、あと10秒あったらレフェリーストップが入っていたと思います。しかし本当にこの試合を止めるべきだったのはブリックス陣営ではなかったでしょうか。試合後、病院に直行した挑戦者。いまだに入院中ですが、病院からはブリックスを気遣うファンや関係者に対する感謝のコメントを発しています。

圧倒的な強さを見せつけたビタリ。この試合では右の的中率が非常によかったです。試合を通し何発か放ちましたが、ボディー攻撃を混ぜていればもう少し試合を早く終わらせることが出来たでしょう。
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ビューテ、強し

2010年10月18日 04時57分58秒 | 世界ボクシング
先週金曜日15日、カナダで行われた試合結果です。
IBFスーパーミドル級戦:
王者ルシアン ビューテ(カナダ/ルーマニア)TKO9回2分48秒 挑戦者ジェシー ブリンクリー(米)

*スーパーミドル級の強豪達がトーナメントで潰し合っている中、ビューテが着々と安定度、防衛回数を伸ばしています。
今回の挑戦者は指名挑戦者のブリンクリーでしたが、王者の敵ではありませんでした。
頭ひとつ分体格差で上回るビューテが、試合開始早々から長くて早く、そして的確な右ジャブをビシバシ決めていきました。左に伴う右も上下に打ち分け、回を追うごとに試合は全くのワンサイドマッチに。ビューテは5回(出てきたところに左ボディー)、8回(ショートのワン・ツー)、そして試合を決めた9回(出会い頭の左。5回のダウンの顔面バージョン)と3度のダウンを奪っています。
公式な採点は入手していませんが、私(Corleone)はすべてのラウンドをビューテに与えています。

挑戦者からはサウスポーが苦手という感じを受けました。

圧倒的な強さで6連続防衛に成功したビューテ。残り3ラウンドが予定されているスーパーミドル級トーナメント。トーナメント終了時までにビューテが磐石な政権を築いているかもしれません。それほど安定した強さを見せつけたこの試合のビューテでした。
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色々(10‐17‐10)

2010年10月17日 08時55分16秒 | 世界ボクシング
最近(2010年10月17日ごろ)のニュースです。

1)WBC/WBOバンタム級王者のフェルナンド モンティエル(メキシコ)に思わぬアクシデント。先週、バイクのイベントにゲスト出演し、そこで事故に巻き込まれるという災難に遭っています。幸い、怪我は軽傷ですみましたが3週間は練習ができないとのこと。
モンティエルの次戦は来年2月19日。ノニト ドナイレ(比)とのドリーム・マッチが予定されています。

2)IBF/WBOヘビー級王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)が、12月11日にドイツで防衛戦を行います。IBF王座の10度目の防衛戦になるこの一戦。挑戦者は英国の新鋭デリック チソーラになります。

3)一週間後の24日にWBAライトフライ級暫定王座決定戦に出場するローマン ゴンザレス(ニカラグア)。先日、これまで保持していたWBAミニマム級王座を返上しています。

4)日本でもお馴染みの元WBCスーパーフライ級、WBOバンタム級王者のジェリー ペニャロサ(比)が今月10日、ヨーサンケン キアトマンミー(タイ)と試合を行いTKO勝利を収めています。試合後ペニャロサは引退を表明。今後は選手育成をしていくそうです。ペニャロサの通算戦績は55勝(37KO)8敗2引き分け。日本をはじめプエルトリコや韓国、そしてアメリカのリングにも頻繁に登場したまさに比国の誇る国民的ヒーローでした。お疲れ様。

5)順調に再起路線を歩んでいるエリック モラレス(メキシコ)が12月18日、保持するWBCスーパーライト級のシルバー王座の防衛戦を行います。対戦者は未定ですが、場所は地元メキシコのティファナになるようです。
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今週末の試合予定

2010年10月16日 01時27分28秒 | 世界ボクシング
2010年10月第3週末の試合予定です。

16日 土曜日
WBCヘビー級戦:
王者ビタリ クリチコ(ウクライナ)対 挑戦者シャノン ブリッグス(米)

メキシコ
WBOフライ級戦:
王者フリオ セサール ミランダ(メキシコ)対 挑戦者マイケル アランゴ(コロンビア)

プエルトリコ
WBOスーパーバンタム級戦:
王者ウィルフレド バスケス(プエルトリコ)対 挑戦者イバン エルナンデス(メキシコ)


21日 木曜日
神戸文化ホール
OPBF(東洋太平洋)ライトフライ級戦:
王者宮崎 亮(井岡)対 挑戦者戎岡 淳一(明石)

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石田、正規王者昇格ならず

2010年10月15日 17時14分58秒 | 世界ボクシング
先週末9日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBAスーパーウェルター級王座決定戦:
リゴベルト アルバレス(メキシコ)判定2対1(115-112、114-113、113-114)暫定王者石田 順裕(金沢)

*敵地で正規王者昇格を目論んだ石田。僅差判定で敗れ王座奪取なりませんでした。

前日軽量でのアルバレス陣営体重疑惑、地元判定、7回のスリップダウンと運に見放された感のあったこの日の石田。
一番の敗因は、常に余裕の姿勢を見せていた石田の詰めの甘さではなかったでしょうか。敵地での試合、KOまたはすべてのラウンドでポイントを取りに行く気持ちでないと勝利は難しいようです。

現在35歳の石田。進退をどうするかは今月中に決めるそうですが、海外での王座奪取、この階級での正規王座獲得を目指し現役を続けてもらいたいものです。

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清田、初回TKO負け

2010年10月14日 15時33分15秒 | 日本ボクシング
先日11日月曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ライトヘビー級王座決定戦:
ジェームソン ボスティック(ニュージーランド)TKO初回2分8秒 OPBFスーパーミドル級王者清田 祐三(フラッシュ赤羽)

*日本重量級のホープ清田が、OPBFの2階級制覇を目指した一戦。試合は僅か128秒で終わっています。長身サウスポーの左アッパーを食らいダウンを喫した清田。その後連打を浴び試合終了。
今後は保持するスーパーミドル級王座の防衛に専念していくそうです。

新王者ボスティックは中々興味深いキャリアの持ち主です。現在はニュージーランドをホームグランドにしていますが、生まれも育ちも本場米国。キャリアの前半はすべて米国内の色々な州で戦っています。2年半前からニュージーランドに拠点を移し、勝利を重ねること23度。うち13のKO勝利を記録しています。昨年師走にはポーランドに乗り込み初のタイトル戦を経験。その時は残念ながらWBCユースの暫定王座獲得はなりませんでした。戦績は23勝(13KO)4敗。まだ26歳とこれから飛躍が期待できる選手です。

そのユニークな背景を売り物に、今後どれだけ活躍できるか。結構注目しています。
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カサレス、名城

2010年10月13日 16時00分57秒 | 世界ボクシング
先週末9日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBAスーパーフライ級戦:
王者ウーゴ カサレス(メキシコ)TKO9回31秒 挑戦者アルベルト ロッセル(ペルー)


先日11日月曜日、大阪・住吉区民センターで行われた試合結果です。
バンタム級10回戦:
名城 信男(六島)KO3回1分42秒 ヘンドリー バロングサイ(インドネシア)


*昨年9月と今年5月に対戦した両雄。共に格下相手に圧勝し勝利。カサレスは早くも2度目の防衛に成功し、名城は昨年4月以来の勝利を収めています。
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次は世界、一翔が日本王座奪取

2010年10月12日 16時24分34秒 | 日本ボクシング
先日10日日曜日、大阪府立体育会館で行われた試合結果です。
日本L・フライ級王座決定戦:
井岡 一翔(井岡)TKO10回1分57秒 瀬川 正義(横浜光)

*日本最短の7戦目での世界王座奪取を狙っている井岡。3回にダウンを奪い最終10回、瀬川のパンチによる負傷のためレフェリーストップ。井岡が6戦目で日本の頂点に立っています。

年内に世界挑戦を目論んでいる井岡。第一の標的はWBC王者のオマール ニーニョ(メキシコ)。
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