李、佐藤

先週末6日土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
フェザー級10回戦：
李 冽理（横浜光）TKO5回2分39秒　福原 力也（ワタナベ）

＊1月にWBAスーパーバンタム級王座から転落した李。強豪福原から得意の右でダウンを奪いそのままTKO勝利。再起戦に勝利を収めると同時に、フェザー級への再転向第一戦を白星で飾っています。


OPBF（東洋太平洋）ミドル級戦：
王者佐藤 幸治（帝拳）TKO6回1分33秒　挑戦者氏家 福太郎（新日本木村）

＊13ヶ月ぶりの防衛戦に臨んだ佐藤（その間、2試合の無冠戦に出場）。打ち合いを制し、3度目の王座防衛に成功しています。

色々（08‐11‐11）

最近（2011年8月11日ごろ）のニュースです。

1）WBCフライ級王者ポンサックレック　ウォンジョンカム（タイ）が先日4日、無冠戦6回戦に出場。同国人のパカシット　ツインジムに59秒で勝利を収めています。ポンサックレックの次戦は10月28日、タイ国内で予定されています。その日に保持する王座の防衛戦に臨むポンサックレック。挑戦者は元WBCライトフライ級王者のエドガル　ソーサ（メキシコ）になる予定です。非常に楽しみな一戦です。

2）日本でもお馴染みのWBCスーパーフライ級王者トーマス　ロハス（メキシコ）が今月19日、敵地タイに乗り込み2度目の防衛戦を行います。今回の挑戦者はスリヤン　ソー　ルンビサイ。昨年10月に、上記のポンサックを苦しめた選手です。

3）その翌日20日にフェルナンド　モンティエル（メキシコ）がアルバロ　ペレス（ニカラグア）と対戦。モンティエルが6月に試合を行っていれば、ペレスは6月、そして7月30日（共に6回戦）に試合を行っています。

4）WBCミドル級王者フリオ　セサール　チャべス（メキシコ）の今後2試合が内定しています。まず9月17日に保持する王座の初防衛戦に臨むチャべス。挑戦者はトーマス　ハーンズの実子ロナルド（米）。そして11月19日にはピーター　マンフレド（米）との対戦を予定しています。

5）チャべス対抗王者でWBO王座を保持するのがデメトリー　ピログ（露）。ピログは9月25日、ゲナディ　マルティロスヤン（アルメニア）との防衛戦をロシアで予定しています。

6）ミドル級のWBAレギュラー王座を保持しているゲナディ　ゴロフキン（カザフスタン）。ゴロフキンは10月15日、ラファン　サイモン（米）を地元に迎え3度目の防衛戦を行います。

7）空位になっているIBFスーパーフェザー級王座決定戦が9月10日に予定されています。この試合に出場するのは前WBA王者ファン　カルロス　サルガド（メキシコ）とドミニカ人アルゲニス　メンデス。

佐藤、渡部

先週4日木曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級戦：
王者佐藤　洋太（協栄）判定3対0（97-93、97-94、96-95）挑戦者石崎　義人（真正）

＊本来ならこの日、赤穂　亮（横浜光）の持つOPBF王座に挑戦する予定だった佐藤。赤穂の負傷のために大一番は中止となっています。
モチベーションの低下が懸念された防衛戦でしたが、自力で挑戦者に勝り判定防衛に成功。同王座の4度目の防衛に成功しています。


OPBFウェルター級戦：
王者渡部 あきのり（協栄）KO4回2分46秒　挑戦者梁 正勲(韓国)

＊さる4月、2度目の挑戦で念願の王座奪取を果たした渡部。指名挑戦者をボディーで仕留め、OPBF王座の初防衛に成功しています。渡部はこの王座に加え、日本王座も保持しています。

ロリー松下、OPBF王座を再獲得

先月31日、神戸サンボーホールで行われた試合結果です。
OPBF（東洋太平洋）バンタム級王座決定戦：
ロリー松下（カシミ）KO8回58秒　ゼロフィット　ジェロッピ瑞山（千里馬神戸）

＊日本のジムに所属する比国人同士の対戦。世界挑戦の経験もあるロリーがKO勝利を収め、同王座への返り咲きを果たしています。ロリーはこれまでに、同団体のバンタム級、スーパーバンタム級、そしてPABAのフライ級王座を獲得しています。今後日本人選手の壁となっていくのでしょうか？

名城、再起に成功

7月30日、住吉区民センターで行われた試合結果です。
バンタム級10回戦：
名城　信男（六島）判定3対0（99-92、97-94x2）レイ　ペレス（比）

＊今年の2月、3度目の王座獲得に失敗した名城。比国の新鋭を無難な判定で退け勝利を収めています。

次の世界戦挑戦までには時間をかけ、じっくりと臨んでもらいたいものです。

39歳ラクマン、陥落

先月30日、インドネシアで行われた試合結果です。
WBAミニマム級戦：
挑戦者ポンサワン　ポープラムック（タイ）判定2対0（115-113、115-114、114-114）王者モハメド　ラクマン（インドネシア）

＊最軽量史上最年長で世界王座を獲得したラクマン。論議を呼ぶ僅差の判定負けを喫し、僅か3ヶ月で王座と決別しています。

33歳の新王者ポープラムックにとり、これが5度目の正直での世界奪取となっています。

現在、ファン　パラシオス（ニカラグア）が同暫定王者として君臨しています。パラシオスが現地時間の今日、アルマンド　トーレス（メキシコ）を相手に初防衛戦を行う予定です。

今週末の試合予定

2011年8月第1週末の試合予定です。

6日　土曜日
後楽園ホール
フェザー級10回戦：
李 冽理（横浜光）対　福原 力也（ワタナベ）

OPBF（東洋太平洋）ミドル級戦：
王者佐藤 幸治（帝拳）対　挑戦者氏家 福太郎（新日本木村）


7日　日曜日
名古屋国際会議場
OPBFスーパーバンタム級戦：
王者大橋 弘政（HEIWA)対　挑戦者ロリ　カスガ（比）


8日　月曜日
後楽園ホール
OPBF＋日本スーパーウェルター級戦：
王者チャーリー太田（八王子中屋）対　挑戦者柴田 明雄（ワタナベ）

日本ミドル級戦：
王者淵上 誠（八王子中屋）対　挑戦者細川 貴之（六島）


10日　水曜日
WBCミニマム級戦：
王者井岡 一翔（井岡）対　挑戦者ファン　エルナンデス（メキシコ）

ライト級10回戦：
土屋 修平（角海老宝石）対　福原 寛人（江見）

清水、3度目の正直へ

今月31日、日本武道館で予定される試合です。
WBAスーパーフライ級戦：
王者ウーゴ　カサレス（メキシコ）対　挑戦者清水智信(金子）

＊清水の3度目の世界挑戦が決定。今回清水が挑戦するのは日本でもお馴染みのカサレス。先月9日に4度目の防衛戦を行ったばかりの選手です。この試合は同団体バンタム級王者亀田　興毅（亀田）選手の2度目の防衛戦との同時開催となります。

シュメノフ、圧勝でV３

先月29日金曜日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦：
王者ベイビュート　シュメノフ（カザフスタン）TKO9回46秒　挑戦者ダニー　サンティアゴ（米）

＊この試合が僅か13戦目となる27歳の王者。ベテランのサンティアゴを寄せ付けず3度目の防衛に成功しています。シュメノフは前WBC王者ジャン　パスカル（パナマ）との防衛戦を熱望しているようです。

色々（08‐04‐11）

最近（2011年8月4日ごろ）のニュースです。

1）先月9日に初防衛に成功したばかりのWBCフェザー級王者ジョニー　ゴンザレス（メキシコ）。来月17日に早くも2度目の防衛戦を予定しています。ジョニゴンに今回挑戦するのは休養王者のエリオ　ロハス（ドミニカ）。両者のコンディションが並以上なら、中々の好試合が期待できるでしょう。

2）今年の4月、そのゴンザレスに王座を明け渡した長谷川　穂積（真正）。フェザー級で現役を続行すると正式に発表しています。

3）先月対戦したWBAフェザー級王者ジョナサン　バロス（亜）とセレスティーノ　カバジェロ（パナマ）。両者による即再戦の可能性があるようです。

4）すでに2人の世界王者が君臨しているWBAスーパーミドル級。先週7月30日、3人目の王者ブライアン　マギー（英）が誕生しています。コスタリカのジェイミー　バルボザと空位の暫定王座を争ったマギー。大差の判定（3対0：118-110、116-112、117-111）で王座獲得に成功しています。このマギー、3月にIBF王者ルシアン　ブテ（カナダ/ルーマニア）に挑戦し、一方的なTKO負けを喫した選手です。

5）先月23日、英国のヘビー級新鋭対決が行われています。206センチの長身タイソン　フュリーがデリック　チソラの持つ英国＋英連邦王座に挑戦。明確な判定勝利（3対0：117-112x2、118-111）を収め、2冠王の座に輝いています。勝者がウラジミール　クリチコ（ウクライナ）に挑戦する可能性があるようです。

6）来月17日に予定されていたWBCスーパーライト級王座決定戦、エリック　モラレス（メキシコ）対ホルへ　バリオス（亜）。バリオスが負傷したため、代わりにルーカス　マティセー（亜）がモラレスと対戦することが決定しています。これは好勝負が期待できそうです。