DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

久我、雪辱とともに王座獲得(日本スーパーバンタム級)

2017年02月08日 00時11分40秒 | 日本ボクシング
先週末4日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーバンタム級戦:
挑戦者久我 勇作(ワタナベ)TKO2回2分49秒 王者石本 康隆(帝拳)

*2015年師走に、当時空位だった同王座を争っている両選手。その時は僅差の判定で石本が勝利を収め、3度目の正直で日本の頂点に到達しています。その第一戦後に共に2勝を挙げて行われた両雄による再戦。今回は久我が速攻劇を見せ見事のTKO勝利を収めました。

2度目の挑戦で同王座を獲得した久我。昨年は内山 高志、河野 公平とワタナベジムの世界王者が相次いでチャンピオンの座から転落。しかし久我が今年のチャンピオン・カーニバルの開幕戦で勝利を収め、同ジムの嫌な雰囲気を一気に絶った感がしないでもありませんね。


スーパーフライ級戦:
OPBF(東洋太平洋)フライ級王者比嘉 大吾(白井・具志堅)TKO4回2分29秒 ジェイアー エストレモス(比)

*来月タイで行われるWBCフライ級王座決定戦の勝者への挑戦を目論んでいる比嘉。格下相手に本人は不満だった内容で勝利を収めますが、無難に白星を収め、全勝全KO記録を12に伸ばすことに成功しています。
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ユーバンク、スーパーミドルに進出(IBOスーパーミドル級)

2017年02月07日 01時48分40秒 | 世界ボクシング
先週末4日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
IBOスーパーミドル級戦:
挑戦者クリス ユーバンク(英)TKO10回2分7秒 王者ロナルド クィンラン(豪)

*これまでミドル級を主戦場に戦ってきたユーバンク。この試合から一階級上げて実戦に臨んでいます。マイナー団体の王者とはいえ、実力、実績では大きくクィンランを上回るユーバンク。当然の如く勝利を収めましたが、戦前の予想より時間をかけすぎたとの試合後の批判を貰う始末。そのスピードとスキルは十分に誇示しましたが、パワー不足が顕著のようです。今後同級に留まるのか、それともミドル級に戻るのか。話題性のある選手だけに、その路線が気になるところですね。
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まだ見ぬ激戦x2(WBCスーパーフェザー級ほか)

2017年02月06日 00時29分26秒 | 世界ボクシング
先月末28日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
挑戦者/前WBO暫定王者ミゲル ベルチェル TKO11回2分19秒 王者フランシスコ バルガス(共にメキシコ)

スーパーフェザー級12回戦:
三浦 隆司(帝拳)KO12回53秒 ミゲル ローマン(メキシコ)

*両試合とも試合前から激戦が予想されていました。そして実際の試合も、予想を裏切らないものだったようです。まだ試合映像を見る機会がない2試合。早く見たいです!

三浦はローマンに勝利を収め、WBC王座への挑戦権を獲得。対ベルチェル戦、実現は6月、又は7月末ごろでしょうかね?日本のファンとしては三浦が米国でWBC王座を獲得し、その初防衛戦で内山 高志(ワタナベ)の挑戦を受ける、というシナリオが一番でしょうね。
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再戦はグリーン(豪州クルーザー級)

2017年02月05日 00時24分49秒 | 世界ボクシング
現地時間の一昨日3日・金曜日、豪州で行われた試合結果です。
豪州クルーザー級戦:
王者ダニー グリーン 判定2対0(94-94、96-94、98-90)挑戦者アンソニー マンディン(共に豪)

*2006年5月に拳を交えている両者。10年以上前に行われた初戦では、3対0(116-113、118-111、118-112)の大差判定でマンディンが勝利を収めています。当時、油の乗り切っていた両選手も40代に突入。最近の戦績では上回っているグリーンが、判定勝利を収め雪辱に成功。昨年獲得した豪州国内王座の初防衛に成功しています。ちなみにマンディンは初回、グリーンは7回に減点1を科されています。

この試合の前座には、昨年師走にプロデビューを果たした元スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(豪)の実子ティムがプロ2戦目を行い、同国人マーク ダルビー(Dalby)に3回TKO勝利を収めています。チュー2世の戦績は2勝(1KO)。偉大な父と比較するのはまだまだ早すぎますが、順調に成長していって貰いたいものですね。
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今週末の試合予定

2017年02月04日 00時26分18秒 | 世界ボクシング
2017年2月第1週末の試合予定です。

4日 土曜日
後楽園ホール
日本スーパーバンタム級戦:
王者石本 康隆(帝拳)対 挑戦者久我 勇作(ワタナベ)

スーパーフライ級戦:
OPBF(東洋太平洋)フライ級王者比嘉 大吾(白井・具志堅)対 ジェイアー エストレモス(比)

英国
IBOスーパーミドル級戦:
王者ロナルド クィンラン(豪)対 挑戦者クリス ユーバンク(英)


9日 木曜日
後楽園ホール
OPBFフェザー級戦:
王者竹中 良(三迫)対 挑戦者荒谷 龍人(KG大和)

日本スーパーライト級王座決定戦:
麻生 興一(三迫)対 松山 和樹(山上)


10日 金曜日
米国・オハイオ州
WBAバンタム級王座統一戦:
スーパー王者ラウシー ウォーレン(米)対 暫定王者ザナ ザキヤノフ(カザフスタン)

IBFライト級戦:
王者ロバート イースター(米) 対 挑戦者ルイス クルス(プエルトリコ)
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ロマチェンコ、次は王座統一戦?(色々:02‐03‐17)

2017年02月03日 00時28分08秒 | 世界ボクシング
最近(2017年2月3日ごろ)のニュースです。

1)以前より4月8日に次戦を予定していたWBOスーパーフェザー級王者のワシル ロマチェンコ(ウクライナ)。噂されていたWBAスーパー王者のジェスリール コラレス(パナマ)との王座統一戦ではなく、コラレスの格下王者であるWBAレギュラー王座タイトル保持者のジェイソン ソーサ(米)と対戦することになるようです。この試合に、ソーサのWBA王座が争われるかは不明です。BoxRecには何故だか「スーパー王座」と明記されていますが。

2)今月末25日に5度目の防衛戦を予定しているWBCヘビー級王者のデオンティ ワイルダー(米)。ジェラルド ワシントン(米)というほぼ無名の選手を相手に防衛戦を行うことになりました。このワシントン、昨年は世界挑戦の経験があるレイ オースティン(米)、エディー チェンバース(米)に連勝。その対戦での勝利が10年前なら評価出来るんですがね。この一戦が世界ヘビー級戦に値するカードかどうかは、大いに疑問ですね。

3)先週末1月28日に予定されていたIBFフェザー級戦は、挑戦者ジョナサン バロス(亜)が試合前の健康診断に引っかかったため中止となっています。

4)WBAスーパーフライ級王者のカリ ヤファイ(英)が5月13日、昨年師走に獲得した王座の初防衛戦に臨みます。挑戦者は現在までに発表はされていません。

5)元IBFスーパーライト級、WBAウェルター級王者のポール マリナッジ(米)が来月4日、英国に乗り込んでサム エギントン(英)の保持するWBCウェルター級インターナショナル王座に挑戦します。

6)元WBOバンタム級王者の亀田 和毅(協栄)が来月10日、マイク タワッチャイ(タイ)を相手に無冠戦10回戦を行います。2013年師走以来の日本での試合となる和毅ですが、確かこの試合(自身35戦目)が初の後楽園ホールでの試合となります。
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マイキー、見事な3階級制覇(WBCライト級)

2017年02月02日 01時08分02秒 | 世界ボクシング
先週末28日・土曜日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCライト級戦:
挑戦者ミゲル アンヘル ガルシア(米)TKO3回2分21秒 王者デシャン ツラティカニン(モンテネグロ)

*元スーパースター候補生で、昨年夏に2年半ぶりに実戦を行ったマイキー ガルシアと、かなり過大評価されていたツラティカニンの一戦。元々実力差があった者同士の対戦でしたが、挑戦者がブランク明け2戦目ということで、もう少し接戦になるかと思っていましたが、どうしてどうして。挑戦者が素晴らしいパフォーマンスを見せつけ王者を完全にKO。WBOフェザー級、同スーパーフェザー級王座に続いての3階級制覇達成に成功しています。

ガルシアが最後に放った右アッパーを交えたコンビネーションは見事なもの。しかしガルシアがサウスポーの王者を左ジャブでコントロールし通した技術には驚かされました。右構えの選手からすれば、左構えの選手に対し左パンチが一番距離が近く当てやすいように思われがちです。しかしこの試合のガルシアほど、それを見事にやってのけるという事はそうお目にかかれません。

左リードでツラティカニンをたやすくコントロール。相手が放ったパンチの後に、これまた左でカウンター。時にはボディーで相手にダメージを深めていきました。そしてその見事な左に合わせて右のダメージング・ブローを追加していく。まさしく教科書にしたいボクシングで終始対戦相手を圧倒してしまいました。

ガルシアにはWBA王者のホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)や、WBC/WBOスーパーライト級王者テレンス クロフォード(米)、WBOスーパーフェザー級王者ワシロ ロマチェンコ(ウクライナ)というそうそうたる強豪との対戦話が出ています。ガルシアはそれらの選手との対戦に値する実力者。しかし今回がリング復帰第2戦目なだけに、もう少し調整試合も見てみたい気がします。


WBAフェザー級戦(スーパー王座):
挑戦者レオ サンタ クルス(メキシコ)判定2対0(115-113x2、114-114)王者カール フランプトン(英)

*前回、昨年7月の対戦時も2対0の判定決着。その時は英国人が勝利を収めています。今回の再戦でも前回同様競った試合内容に。しかし今度はメキシカンが若干上回り、王座返り咲きに成功すると共に、ライバルに雪辱を果たしています。
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荒川、新たな王座を獲得(WBOアジア・太平洋ライト級)

2017年02月01日 01時53分45秒 | 世界ボクシング
現地時間の数時間前(31日・火曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
WBOアジア・太平洋ライト級王座決定戦:
荒川 仁人(ワタナベ)判定3対0(116-112、115-113x2)アンソニー サバルデ(比)

*35歳のベテラン荒川と対戦したサバルデは、12勝(7KO)5敗(1KO負け)の戦績の持ち主の24歳。昨年の今頃は、2階級下のフェザー級を主戦場にしていました。対する荒川は比国人の倍のキャリアを持ち、これまでに日本王座を2度、OPBF(東洋太平洋)王座を1度、そして暫定ながらも世界王座戦出場の経験があります。比国人より10歳年長の荒川ですが、現在勢いもあります。

荒川の圧勝が予想されていた一戦ですが、どうしてどうして。若き対戦者も、特に前半戦、大いに歴戦の雄に対抗していきます。終盤戦、ボディーを中心にした攻撃でようやくペースを掴んだ荒川。最終的には僅差の判定勝利を収め、自身4つ目の王座獲得に成功。現在、実力王者が顔を揃えている世界ライト級戦線ですが、再度のチャンスに向かい着実な一歩を踏んだ事になります。

個人的な意見としては、ボクサーのピーク自体が高年齢化している今日この頃。30代半ばの荒川には、まだまだ多くの期待を寄せて良いと思います!
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