2020年3月第三週末の主な試合予定です。
*今週末も含め、しばらくは主要団体の世界戦など、しばらくはボクシングの大きな興行は予定されていません。出来れば近い将来に、無観客試合でもいいので行われてほしいのですがね。現在の状態が続いていけば、そのような形態でも、ネットとうまく連携していけば、それなりの収益を出せそうな気がします。
2020年3月第三週末の主な試合予定です。
*今週末も含め、しばらくは主要団体の世界戦など、しばらくはボクシングの大きな興行は予定されていません。出来れば近い将来に、無観客試合でもいいので行われてほしいのですがね。現在の状態が続いていけば、そのような形態でも、ネットとうまく連携していけば、それなりの収益を出せそうな気がします。
5月6日、愛知県刈谷市あいおいホールで予定される試合です。
日本ライトフライ級戦:
王者高橋 悠斗(白井・具志堅)対 挑戦者矢吹 正道(緑)
*本来なら先日15日(日)に行われる予定だった一戦。ご存じの通りこの一戦は、コロナウィルスのために延期となっています。現在のところ、この試合は5月6日に行われる予定だという事。4月の最終日までは、日本国内でのボクシング興行は行われないことが既に発表されていますが、是非この延期になった日本ライトフライ級戦は、ゴールデンウィークの最終日に決行されて貰いたいものです。
今週末3月21日、ラトビアで予定されていた試合です。
IBFクルーザー級戦:
王者ユニエル ドルティコス(キューバ)対 挑戦者マイリス ブリエディス(ラトビア)
*日本や中国などのアジア地域よりコロナウィルスの被害が深刻化しているヨーロッパ。当然の如くこのカードも延期となってしまいました。5月16日が新たな試合開催日として提案されていますが、この日程も変更せざるをえないでしょう。
フランスなどのヨーロッパ諸国では、30日間外出が禁止だとか。コロナウィルスの被害が広がっているとはいえ、これは少々やりすぎのような気がします。
本来なら昨年中に開催されてもおかしくなかった第2弾クルーザー級トーナメントの決勝戦。優勝者が決定するまで、まだまだ時間がかかりそうですね。
4月22日、豪州で予定されていた試合です。
ミドル級(?)戦:
ティム チュー 対 元WBOウェルター級王者ジェフ ホーン(共に豪)
*一昨日に紹介したばかりのこの一戦。あっという間に試合中止の報が届いています。このカードについて懸念されることは試合開催地です。この試合が行われるのは、両選手の母国であるオーストラリアになります。同国は南半球に位置しており、季節が日本など北半球に位置している国々と反対になります。日本など北半球の国々は、これから春、そして夏を迎え、それと同時にコロナウィルスも激減していく事が予想されます。逆に南半球のオーストラリアでは、秋、そして冬というシーズンを迎える事になります。
まあ、あと数ヶ月経てば、世界的規模でコロナウィルスへの対処法もそれなりに普及はすると思いますがね。
4月25日、米国・ネバダ州で予定されていた試合です。
3団体バンタム級王座統一戦:
IBF/WBA王者井上 尚弥(大橋)対 WBO王者ジョン リエル カシメロ(比)
*この注目の一戦が、遅かれ早かれ延期と発表されることは分かっていましたが、やはりちょっと残念ですね。
まあ、コロナウィルスの影響が永遠に続くわけではないので、早ければ夏の初めには行われるのではないでしょうか。
しかし今日現在(2020年3月17日)、コロナウィルスの脅威がアジアから欧州、そして北米に移っています。それを受け、試合開催地がアメリカから日本に変更になるかもしれませんね。
4月22日、豪州で予定される試合です。
ミドル級(?)戦:
ティム チュー 対 元WBOウェルター級王者ジェフ ホーン(共に豪)
*2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで15戦行い全勝(10KO)を記録。順調に成長してきました。
チュー2世はこれまでに、2017年10月に獲得したWBCの下部組織であるABCO王座を、昨年は2月に獲得したWBAオセアニアの暫定王座を獲得。5月には豪州国内王座を獲得し、8月にはIBF豪州王座とWBOグローバル王座もそのコレクションに加えます。世界ランキングもIBFで6位、WBOでは9位と徐々に上昇し、いよいよ世界レベルの選手との対戦が決定しました。
今回チューが対戦するのは、あのマニー パッキャオ(比)を破りWBOウェルター級王座を獲得した経験を持つジェフ ホーン。チューにとってライバルであると同時に、地元オーストラリアの先輩でもあります。
この試合が行われること自体は発表されましたが、どの階級で(スーパーウェルター級、もしくはミドル級)、また何回戦で行われるかという詳しい情報はまだ入っていません。詳しい情報が入り次第、それらの情報を更新していくつもりです。
何はともあれこの試合が世界を目指すチューにとり、キャリア最初の大難関であることは間違いないでしょう。まずはコロナウィルスの影響もなく、無事に試合が決行されることを望みます。
その暴風域をアジア、ヨーロッパ、そして北米にまで伸ばしている新型コロナウィルス。日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションは、今月3月はおろか、来月4月に日本国内で予定されていたすべての興行を中止、または再来月(5月)以降に延期することを発表してしまいました。
しばらくは続くであろうと予想されるこのコロナウィルスの影響。政府の対応やマスコミの応答は、少々過剰気味に感じます。
2020年3月第二週末の主な試合予定です。
14日 土曜日
米国・ニューヨーク州
WBOフェザー級戦:
王者シャクール スティーブンソン(米)対 挑戦者ミゲル マリアガ(コロンビア)
*実際は「予定されていた試合」となります。この世界戦が中止となったのは、現在世界各地で猛威を振るっているコロナウィルスのため。いい加減聞き飽きました、このわけのわからない伝染病は。
最近(2020年3月13日ごろ)のニュースです。
1)今月28日にライトヘビー級王者アルツロ ベテルビエフ(露)がIBFの指名挑戦者である孟 繁龙(中国)を迎え、保持するIBFとWBC王座の防衛戦を行う予定です。しかし挑戦者の国籍が国籍なだけに、この試合が予定通り行われるかは不明です。孟が中国外を拠点としている選手であればいいのですがね。
2)クルーザー級で4つの世界王座を統一し、無敗のままヘビー級に乗り込んできたオレクサンデル ウシク(ウクライナ)。5月23日にヘビー級転向第2戦目の試合を行います。2度目の英国での試合となるウシクが拳を交えるのは、世界王座への挑戦経験もある強豪デリック チソラ(英)。ウシクの有利が予想されている一戦ですが、その予想が覆される可能性もある一戦と見ていいでしょう。
3)ビタリとウラジミールのクリチコ兄弟がヘビー級王座を牛耳っていた時代、世界挑戦に一番近いと思われていたロバート ヘレニウス(フィンランド)。2011年師走に上記のチソラに大苦戦の末判定勝利を収めて以来、ズルズルと後退。その後定期的にリングに上がってはいたものの、肝心な試合で白星を挙げられず、いつの間にか忘れられた存在となっていました。そのヘレニウスが先週末7日、上昇気流に乗るアダム コウナッキー(ポーランド)を破り、世界ヘビー級のトップ戦線に返り咲くことに成功しています。
4)2017年11月にWBAヘビー級のレギュラー王座を獲得したマヌエル チャー(独)。翌年8月に同暫定王座を獲得したトレバー ブライアン(米)。共に王座を獲得して以来防衛戦はおろか、無冠戦も行っていません。それなのに両者は王座を剥奪されることなくいまだに世界王者のまま。不思議な現実です。
5)2014年7月にWBAヘビー級王座に挑戦し、僅差の判定負けを喫していたフレス オケンド(プエルトリコ)。その後法廷の戦いで勝利を収め、WBAヘビー級王座への挑戦権を獲得しました。その後何度かWBAヘビー級王座決定戦(もちろんレギュラー王座ですが)への出場話が出ましたが、いずれも実現せず。結局この6年、一試合も行わないまま47歳の誕生日を迎えようとしています。
6)OPBF(東洋太平洋)王者として、安定した力を見せたライトフライ級のエドワード ヘノ(比)。昨年10月に、念願の世界初挑戦が実現しましたが僅差の判定負けを喫していました。そのヘノが今月28日に母国比国のリングで安全パイと思われるフランシスコ ディアス(比)を相手に再起戦6回戦を行う予定です。
*今年の夏に東京で行われるオリンピックへ出場し、金メダル獲得を目指していた、元世界ミニマム級王者の高山 勝成。昨年夏に予選に出場していましたが、アマチュアのボクシングに馴染むことが出来ず。残念ながら予選で敗退してしまいました。今回、寝屋川石田ジムを所属ジムとし、プロボクシングへの復帰を発表しています。
今年の早い段階でプロ復帰戦を予定している高山。ミニマム級で世界王座への返り咲きや、ライトフライ級で世界2階級制覇と野望はいくつもあるでしょうが、まずはしっかりと再起戦に勝利して貰いたいですね。