1989年刊行の<根の深い木>社・編著「新・韓国風土記(全5巻)」(読売新聞社)は、20年前という点は考慮する必要はあるとはいえ、産業・民俗・歴史・文化等々にわたる、とても内容の濃い韓国各道ごとの地誌です。定価は各巻3200円。以前横浜の古書店にあったのをつい買い逃してしまったのですが、アマゾンで検索するとそれなりに出ていて、けっこう安く、巻によってはわずか1円!ということで、最近全巻を揃え、ポツポツ拾い読みしています。
その中で一つ、目からウロコの記事を発見しました。
それは東学党の全琫準(チョンポンジュン.전봉준)と、「鳥よ、鳥よ」という歌に関することです。
「鳥よ、鳥よ」の歌詞の冒頭は以下の通りです。
「セヤ、セヤ、パランセヤ/ノクトゥパテ、アンチマラ(새야새야 파랑새야/녹두 밭에 앉지 마라)」
(日本語訳)「鳥よ、鳥よ、青い鳥よ/緑豆畑にとまるなよ)
東学農民軍の指導者全琫準は、各地で政府軍を打ち破ったが、結局1894年日本軍の助けを借りた政府軍に敗れ、捕えられて刑場の露と消えました。
その後人々の間に歌い継がれていった歌が、<緑豆将軍>といわれた彼を歌ったこの「鳥よ、鳥よ」です。
・・・と、ここまでは私ヌルボも知ってはいたのですが、では「なぜ<青い鳥>なのか?」については考えたこともありませんでした。
ところが、上記の本の「第2巻 全羅北道・全羅南道」に次のような記事がありました。
「青い鳥は漢字をもじった言葉で、琫準の姓、「全」を分解したものになり、緑豆は彼が緑豆のごとく小柄であったことに由来する愛称であった」。
「八王(パルワン)」は<팔왕>、「青い(パラン)」は<파랑>。「八」+「王」=「全」ですか・・・。
ちょっと「ほんまかいな?」という感もしないでもないですが、な~るほど、ではあります。ハングルで韓国サイトを検索したら、たしかにそのような説明がありましたが、サイト数はそれほど多くはありません。この件についての韓国の人たちの知識レベルはどの程度なんでしょうかねー?
※付記:一昨年だったか、ソウルでたまたま入手したチョン・ミナ(정민아)というカヤグム奏者の「想思夢(상사몽)」というCDの中にこの歌がありました。<ニュータイプの国楽>ということで、とても斬新な感じの編曲&演奏でした。なんと「バードランドの子守唄」なども入っています。
その中で一つ、目からウロコの記事を発見しました。
それは東学党の全琫準(チョンポンジュン.전봉준)と、「鳥よ、鳥よ」という歌に関することです。
「鳥よ、鳥よ」の歌詞の冒頭は以下の通りです。
「セヤ、セヤ、パランセヤ/ノクトゥパテ、アンチマラ(새야새야 파랑새야/녹두 밭에 앉지 마라)」
(日本語訳)「鳥よ、鳥よ、青い鳥よ/緑豆畑にとまるなよ)
東学農民軍の指導者全琫準は、各地で政府軍を打ち破ったが、結局1894年日本軍の助けを借りた政府軍に敗れ、捕えられて刑場の露と消えました。
その後人々の間に歌い継がれていった歌が、<緑豆将軍>といわれた彼を歌ったこの「鳥よ、鳥よ」です。
・・・と、ここまでは私ヌルボも知ってはいたのですが、では「なぜ<青い鳥>なのか?」については考えたこともありませんでした。
ところが、上記の本の「第2巻 全羅北道・全羅南道」に次のような記事がありました。
「青い鳥は漢字をもじった言葉で、琫準の姓、「全」を分解したものになり、緑豆は彼が緑豆のごとく小柄であったことに由来する愛称であった」。
「八王(パルワン)」は<팔왕>、「青い(パラン)」は<파랑>。「八」+「王」=「全」ですか・・・。
ちょっと「ほんまかいな?」という感もしないでもないですが、な~るほど、ではあります。ハングルで韓国サイトを検索したら、たしかにそのような説明がありましたが、サイト数はそれほど多くはありません。この件についての韓国の人たちの知識レベルはどの程度なんでしょうかねー?
※付記:一昨年だったか、ソウルでたまたま入手したチョン・ミナ(정민아)というカヤグム奏者の「想思夢(상사몽)」というCDの中にこの歌がありました。<ニュータイプの国楽>ということで、とても斬新な感じの編曲&演奏でした。なんと「バードランドの子守唄」なども入っています。