ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[4月16日(金)~18日(日)]

2010-04-20 23:09:06 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 私ヌルボ、先週は全然映画は観てません。寒いと眠気が襲ってきて、映画館に行っても眠り込んでしまいそうな気がして・・・。冬眠するクマさんとかの気持ちが少しわかるような気がします。コチコチになって冬眠するカエルさんの気持ちまではわかりませんが・・・。

   ★★★ 韓国内の映画 Daumの人気順位[4月20日現在上映中映画] ★★★

【ネチズンによる順位】

①しあわせの隠れ場所  9.4(249)
②境界都市2(韓国)  9.3(59)
③義兄弟(韓国)  9.2(1932)
④小さな池(韓国)  9.2(143)
⑤ハーモニー(韓国)  9.2(1391)
⑥アバター  9.1(4799)
⑦ONE PIECE -FILM-  9.1(154)
    STRONG WORLD(日本)
⑧ミルク  9.0(56)
⑨インビクタス/負けざる者たち  9.0(119)
⑩回復  (韓国)  8.9(104)

 少し変動があって、①と④が新登場。
 ①は韓国題「ブラインド・サイド」。NFL(アメフト)で活躍するマイケル・オアー選手の実話を元にしたドラマ。日本では2月公開で、まだやっていますね。
 ④については後述。

【専門家による順位】

①アバター  9.3(8)
②預言者(A Prophet)   8.3(9)
③境界都市2(韓国)  8.2(8)
④シリアス・マン  8.0(6)
④パリ20区、僕たちのクラス  8.0(6)
⑥(500日)のサマー  7.7 (7)
⑦マイレージ、マイライフ  7.7 (4)
⑧ミルク  7.5(4)
⑨愛のうた、パリ  7.5 (2)
⑨大いなる静寂(スイス・独・仏)  7.5 (2)

 すべてが先週とまったく同じです。

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月16日(金)~18日(日)] ★★★
         半数が新登場。「小さな池」に(個人的に)注目

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数

1・・タイタンの戦い・・・・・・・・・・・04/01・・・・・・・・257,107・・・・・・・・・・・・・・2,327,417・・・・・・・549
2・・ベストセラー(韓) ・・・・・・・・・04/15・・・・・・・・204,426・・・・・・・・・・・・・・・・234,101・・・・・・・364
3・・ありがたい殺人者(韓) ・・・・04/08・・・・・・・・113,668・・・・・・・・・・・・・・・・416,150・・・・・・・295
4・・ザ・ウォーカー・・・・・・・・・・・・04/15・・・・・・・・・99,156・・・・・・・・・・・・・・・・115,989・・・・・・・292
5・・しあわせの隠れ場所・・・・・・04/15・・・・・・・・・74,463・・・・・・・・・・・・・・・・・84,329・・・・・・・157
6・・六連発銃強盗団(韓) ・・・・・・03/18・・・・・・・・・40,631・・・・・・・・・・・・・・1,155,022・・・・・・・257
7・・バウンティ・ハンター・・・・・・・04/15・・・・・・・・・27,169・・・・・・・・・・・・・・・・・32,149・・・・・・・138
8・・ザ・クレイジーズ・・・・・・・・・・・04/08・・・・・・・・・16,659・・・・・・・・・・・・・・・・134,268・・・・・・・225
9・・プロポーズ・デイ・・・・・・・・・・・04/08・・・・・・・・・15,335・・・・・・・・・・・・・・・・・99,124・・・・・・・166
10・・小さな池(韓)・・・・・・・・・・・・・04/15・・・・・・・・・11,514・・・・・・・・・・・・・・・・・27,673・・・・・・・・85

 1位「タイタン」は、勢いは鈍ってきたものの3週目で200万人を越えました。
 以下、2・4・5・7・10位が新登場です。
 2位は、小説の盗作問題がテーマ、といってもミステリーです。主人公の人気作家を演じるのはオム・ジョンファ。7kg減量して取り組んだそうですよ。韓国では、昨年人気ドラマの「善徳女王」「アイリス」も盗作が取りざたされ、POPS関係でも盗作が話題になったそうで、そんな世相を反映した作品のようです。今話題の上海万博CMソングをめぐる岡本真夜さんの歌の盗作問題はまるくおさまりそうな気配ですが・・・。
 4位、原題は「The Book of Eli」で韓国題は「イルライ(일라이)」。日本公開は6月19日とか。デンゼル・ワシントン主演のSFアクション。時代は近未来で、荒廃したアメリカを舞台に人類救済の秘密が記された本を守り抜く男の戦いを描く、ということです。
 5位は上述。
 7位、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)の男が雇われて捕えることになった相手は元妻。しかし、そこには巨大な陰謀がからんでいて、事態は思わぬ方向へ・・・というアクション・コメディ。日本公開は7月。
 10位、朝鮮戦争勃発の翌月(1950年7月)、朝鮮半島の腰部に位置する山あいの小さな村。世の動きにも無頓着な子どもたちは全国のど自慢大会の方が関心事。戦線が後退して村人たちは避難するが・・・。1999年AP通信の報道で明るみに出た忠清北道の老斤里(ノグンリ.노근리)虐殺事件という米軍による民間人虐殺事件に基づいた作品。このテの映画には私ヌルボ、気をそそられます。原題は「小さな蓮池(작은 연못)」。直訳しなかったのは、蓮池薫さんの名前を連想させるから?

      
        【「小さな池」(韓国版)のポスター
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今朝の「毎日新聞」 <金正銀の写真>は誤報!?

2010-04-20 11:40:18 | 北朝鮮のもろもろ
 今朝(4月20日)の「毎日新聞」の1面トップに「正銀氏 初の近影」とともに大きな写真。中央に金正日総書記、その隣に立っている人物が「最有力後継候補」の三男・金正銀氏であるとのこと。

 他の「朝日」「読売」にこのニュースはなく、どうやら「毎日新聞」の特ダネらしい。

 記事を読むと、「北朝鮮の「労働新聞」等の国営機関が3月初めに報じていたことが分かった」とありました。
 私ヌルボの最初の疑問は、「そんな前なら、なぜ今まで報道されていなかったか?」ということ。
 どうも、「労働新聞」等にはこの写真は載ったものの、この人物が金正銀氏とは書かれていなかった。それを毎日新聞が独自に韓国情報機関等の関係者から証言を得て、金正銀氏だと結論づけ、報道したということのようです。

 韓国ではどう報道されているかと思ってネット検索したところ、韓国各紙のサイト等を見ると、「毎日新聞」の記事をそのままの形で大きく伝えていましたが、午前9時半頃から「アレレ?」という内容の続報が出てきました。

 つまり、「統一部は、「この人物は金正銀と確認できない」と明らかにした」というわけです。
 さらに以下のようにその理由があげられています。
 この人物は昨年12月2日に金策製鉄連合企業所を訪ねた時も案内をした人物中の一人で、
金正銀である可能性は少ない。金正日の他の現地指導に登場していないと把握している。したがって金策製鉄連合企業所の関係者と見られる。
 また、金正銀が27歳ということを考えると、写真の人物は20代には見えないことからも、金正銀である可能性は少ないと分析される。

 ・・・ということで、韓国各メディアは、昨年6月の「テレビ朝日」の誤報と並べて、「日本の金正銀報道、また誤報」と伝えています。
 今日の「毎日新聞」の夕刊が注目されます。


※追記(4月20日19時40分)
 「毎日新聞」夕刊を見たのですが、この件については何も出てないですね。
 目下確認中なのか、明日の朝刊のお詫び&訂正記事の文言を検討中なのか、それとも韓国の情報部に対抗して、コチラが正しいという確証があるのか・・・。
 私ヌルボも、この記事をかなり早く流しはしたんですが、「テレビ朝日」とすべきところを「朝日新聞」としてしまったので、ヨソの誤報について声を大にして批判できる立場でもないんですけど・・・。(恥)

2010年10月6日の記事を参照のこと。
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