まだ実家にいるとき、母が”謀(30mくらい離れ、道一本隔てた)家の次男坊、今日、テレビで絵画の紹介されてたよ”と教えてくれました。
アメリカかどこかで高く評価された報道でした。新聞にも出てたかな。
一学年下だったかしら、おとなしーい男の子だったし、姉妹もなく、ブロックが違ったので遊んだ事も有りませんし、こちらは知っていた、くらいの存在でした。
そのおとなしい気の弱そうだった(子供のときのことですが)子が、テレビで紹介されているんだ”へーッ凄いやん!”とその時は感心はしましたが、また忘れていました。
それが去年、日曜美術館の最後の美術展の案内時に、彼の人の名前が出てきたので、聞いたような名前だな・・そうだ、あの子だ!と慌ててネット検索してみました。
あれから数十年、彼は具象画を極め、何と今は千葉県にある具象画の殿堂である
ホキ美術館 http://www.hoki-museum.jp/gallery/09.html
に、作品が収蔵されているのでした。それもワンフロアーのスペースを与えられているのです。
今は海外暮らしで、日本の連絡先は、彼の実家らしい(市外局番が私の実家と同じでしたから)の電話番号でした。
美術仲間の先輩と雑談している時、具象画を好む仲間が、森本草介の展連会に行ってきて良かった、図録を見せてくれる、という話になったので、具象画なら彼の名前を知っていますか、と前出の人の名前を言ってみました。
えーえー知ってますよ、ですって。私、生家が近くなんです、それだけですけど、と言いました。
エッヘン、知合いです、なんて言えたらよかったのですが、残念ながら遠い遠い一般の人と同じ距離の人ですなんですよね。
この話、前にブログに書いたかな?遡って確認するのも気恥ずかしい作業なので、再度登場ならお許しください。
そんな遠い話は横へ置いといて、せめてアマチュア画家です、と言えるくらい作品が描けたらなあ・・