無理厳禁の年頃

７０才を数年過ぎると、無理が効かぬことを実感します。
この秋から畑へ出ることが多くなり、使うクワ、耕耘機、草刈機、すべて体に振動を与えています。
だから首筋が張ったようで感覚的におかしい。
脳梗塞の前兆じゃないかとドクターに相談すると、大丈夫とのことで少し安心。
畑の仕事は手を使うことが多すぎ、私の小さかった手は日焼け、益々ごつごつしてきた。
本物の農婦の手です。
ちょっと畑を鋤いて、種をまいたり、小さな草取り道具でコツコツしたり、耕耘したり、レーキで土を上げたり、
色んな道具を「使って手はますますたくましくなっています。
もう昔の指輪なんて入らない。
無理は厳禁な年頃になってしまいました。
いつもデトロイト美術展でみた農婦の手を思い出します。
私の手も働く人の手になりました。
嬉しいやら、情けないやらですが、納得いく手ですね。
おばあちゃんの手ですね。

私のフジバカマ

フジバカマの名前を知ったのは、京都に住んでいるころでした。
多分紫式部の源氏物語から興味を持っていたのだと思います。
田舎に帰って園芸店で一本苗を見つけ、玄関先に植えていました。
バラや紅梅の力に負けて、なかなか咲きませんでした。
でも意識して手入れをしていました。
お陰でこの秋、初めて咲き出しました。最初、もどきのフジバカマとおもいこんでいましたが、本当のフジバカマでした。
嬉しい事限りなし。忘れず手入れしていたので，なおさらです。
葉を乾燥させるととてもいい香りです。
上品、奥ゆかしい香りです。
ポプリを作るのが楽しみです。