どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「エスパイ」

2006年11月06日 | 映画
今日は朝から仕事だが、今晩も眠れないのでDVDで映画を鑑賞。よく一緒に仕事をする某制作さんに借りた「エスパイ」という邦画を見た。74年の映画。エスパーとスパイを足して割ったタイトルからも分かる通り超能力ものの映画です。最近ハリウッドで作られたCGバリバリの映画「X-MEN」と中身は似てますねぇ~。なんとも臭い邦画独特のダサさが、今となっては味となっており、役者もなかなか豪華で思ったよりも結構楽しめる映画でしたよ。世界各国が舞台となっており、色んな国が出てくるのですが、映像はそこを走る車の映像ばかりで実際に役者がそこへ本当に行ってるのかどうか微妙な編集。だけども車の走りだとか風景と音楽だけであれだけの尺を見せ切るという技はなかなかのもの。そして、特撮が思ったよりも見事で、アナログな特撮の醍醐味が出ていました。中途半端な最近のCG映像なんかよりもよっぽど迫力ありましたよ。飛行機だとかシャンデリアが落っこちたりだとか壁が崩れたりだとか良く出来ていた。超能力を使うシーンも目玉が青く光ったりとチープだが分かりやすくて効果的。案外、好きだなぁああいう効果。エスパイの隊長?の老けメイクの老人はメイクがバレバレでギャグみたいでしたが、悪役の若山富三郎の方は漫画みたいだけども貫禄があって恐ろしい感じが良く出ていて良かった。そして、その髪型がバカみたいだけどもインパクト大!オールバックじゃなくてオールフロントですよ。なんだか恐ろしい存在感がありました。この映画の見所でしょうか?ヒロイン、由美かおるのセクシーダンスとヌード・シーンに唖然。清純派なイメージだったので脱いでたとは知らなかったので驚いた。彼女は登場するたびに違う衣装で出てきます。唯一のヒロインとして頑張ってましたねぇ。とても魅力的でした。超能力ものなので、まぁどうとでもなるお話な訳で最後は超能力バトルとなるのですが、まぁ、なんともあっけない結末にビックリ!ありゃ~ってな感じです。でもあんまり長くバトルが続いてもたいして面白くも無いだろうし、あっさり終わったけども、まぁ良かったかな。それぞれの超能力のパワーがイマイチ曖昧なもので、どういう力を持ってるのか等がはっきりしないまま展開するのがなんか消化不良ぎみでした。でも全体的にはテンポも良く飽きさせない娯楽作だったと思います。結構お金のかかったB級映画といった印象。まぁ普通に楽しめましたよ。

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