どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「PiL日本’83」

2006年11月16日 | 音楽
そして、今日も寝ないまま出社。案外楽な仕事でスムーズに進んで良かった。新作のホラーの物語の修正案なんかも考えあぐねて思いついた案に対して後輩に感想を聞くとイマイチ納得出来ない部分があると。う~ん、確かにそうだな。やっと解決策が見えてきたかと思ったのだが・・。でも、もう少しこの方向でも考えてみようかな。・・・でまぁまぁいい時間で仕事を終えて帰宅。家に帰るとAMAZONで注文していた商品が届いていた。DVD「PiL日本'83」とコミック「サタニスター」です。凄く眠かったけども晩御飯食べながら「PiL日本'83」を鑑賞。SEX PISTOLSのボーカルのジョン・ライドンがPiLとして日本で83年に行なったライブのビデオ。大学の時に既に何度も見たビデオでしたが、持っていなかったので購入した。久々に見て懐かしさの方が強かったなぁ。前半では変なビデオ・イフェクトなんかがいっぱいかかっていて、うっとうしいというか今見たらダサダサ。でも当時は最新技術?だったのかな。途中にインサートされるバカなパンク野郎など観客の衣装やら行動が面白くて笑える。その辺の編集の使い所は面白い。後半は元パンクのカリスマ・スター?とは思えない程のハッピーで楽しそうなジョン・ライドンのおバカな姿が沢山収録されていて最高。僕はそのアホなピエロみたいな所に惹かれて当時ファンになってしまったのでした。当時の東京の風景や人が沢山、収められた映像は面白く、大学時代の東京のイメージというのは殆どこのビデオで見たものでしかなかった。
今日、見直してみて今や知ってる場所だったり、ビデオで写ってた秋葉原だと思ってた場所は実は新宿だったのだと気付いたり出来ました。今も東京は知らない所だらけなのでいつか散策でもしたら結構、面白いんじゃないか?なんて思ったりもしました。
このビデオの最後クレジットを見ていて新事実が発覚。このビデオを編集したのってうちの会社じゃん!名前見たら今や上司の上司みたいな役職のお方。へぇ~、このビデオの編集を昔やってたんだ~。ってなんか見る目が変わりそう。なんにせよ僕に色んな影響?を与えたビデオには違いないので。

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「幻の湖」

2006年11月16日 | 映画
昼間寝すぎて、どうせ寝れないのでDVDで長めの映画を鑑賞。「幻の湖」という164分の作品。DVDを貸してもらった人によるとトンデモ映画のようで訳の分からん映画らしい・・が、どんな映画なのか逆に興味を持って見たかった作品である。
公開当時、劇場で予告を見ていてチラシは今でも持っているので印象には残っていた。それで見始めた訳ですが、案外思ったよりもちゃんとした映画でたしかに長いんだけども結構見れちゃう。普通に見始めました。難解な所も無く、至って分かりやすい物語だったと思います。ただ強引に色んなエピソードを盛り込みすぎたのか長いし、ちょっとついていけない展開も。ラストなんて書き手の気持ちは分かるんだけども今見ると凄くチープな特撮映像にも突拍子の無さにも唖然とするばかり。今やこのぶっ飛び具合がカルトな人気の秘密であろうし、この映画の見所でもあるんだけどね。
主役の女優と外人の女優さんのやりとりなんかの芝居はちょっと酷くて、自分の大学での卒業制作の映画の芝居を見ているような感じさえしてしまい、ちょっと苦笑。各季節の風景を捉えた撮影等、映像的にはなかなか立派な映画で脇を固める役者陣の芝居も良かった。後半の時代劇パートなんかは特にしっかりしてたと思った。
でも、公開当時に見てたら大嫌いな映画の部類に入ったであろう映画ですけど、今見たら色々と正当な意味でも違った意味でも案外楽しめる映画でした。この映画の見所はやはり、走るシーンですね。ドラマ部分の芝居はいかがなものかとも思えた主役の女優さんですが、走りシーンのマジ走りぶりは真に迫っていて迫力がありましたし、走りのシーンは長くても案外飽きずに見れました。走りながらの心の声が不思議な浮き方をしてたけど。和服で包丁を持って殺気な表情で走る姿は迫力ありました。
「シリアルママ」の包丁持って走るオカンの姿ぐらいのインパクトでした。ちゅうか同じだ。パクられたね!

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