どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「金星怪獣イーマの襲撃 (地球へ2千万マイル) 」

2009年05月10日 | 映画
ビデオで「金星怪獣イーマの襲撃」を鑑賞。 別題名を「地球へ2千万マイル」という1957年の白黒映画。
見始めたら飽きずに一気に見れました。レイ・ハリー・ハウゼンによるストップモーション・アニメーションで動く金星怪獣が楽しい。なんでこの金星怪獣の名前がイーマなのかは不明。
このイーマという金星にいたという怪獣が最初は小さいのですが、だんだんと大きくなってゆきます。
金星探査に来たアメリカ人に何も分からず地球に連れてこられて気が付いたら怖い地球人に怯え、結局追われて退治されちゃうっていう正直、金星怪獣が可哀想になっちゃう映画でした。なんか「キングコング」と似た感じがありました。舞台はイタリアのシチリアとローマ。大きくなったイーマは街を破壊しまくります。アメリカの軍人が世界遺産でもあるコロシアムとかを平気で破壊しつつイーマを攻撃。金星怪獣イーマも可哀想だがイタリアも大迷惑な話ですわな。最後はイタリア人美人女医と主人公の宇宙飛行士の軍人が結ばれハッピーエンドというものだが、どう考えても金星怪獣の死とか街人の被害にあった人の事とか考えちゃうとあんなに軽くハッピーな感じで終わるのには抵抗があるというか突っ込み所でしたね。おいおい!って。
この映画の冒頭に出てくる商魂たくましい少年はなかなか面白いキャラクターでした。そして何よりもこの映画の主役は金星怪獣イーマです。デザインも動きも良く出来てます。実に特撮も効果的で今見ても一瞬、どこまで人形でどこから実写の合成かというのが気が付かないような部分もありました。色々と良く出来た映画だったと思います。

(2003-12-19)
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