どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ブッシュ」

2009年05月20日 | 映画
朝から某映画のラッシュ試写へ銀座へ。何度も見たからか物語を見ての素直な感動は無くなってきてるみたい。仕事モードで見ちゃう。合成カットに関しては無事納得してもらえた模様。良かった。上映後にいくつか前向きな修正依頼と相談があったが、ほぼこの仕事も無事終われそう。
試写室を後にして映画「ブッシュ」を見に行く事にした。
iPhoneがとても役に立った。上映劇場と時間を調べて地図を見ながら劇場まで行けた。早めに着いたので近くで昼飯を。パーコー麺を食べました。

映画「ブッシュ」ですが原題は「W.」でした。W・ブッシュな訳でパパ・ブッシュとは違うとか色々と深い意味合いが出てました。役者達の姿は本人とは全然似てないんだけど見ていると、どこか凄く似てるように思える不思議な映画でした。金持ちのぼんぼんの成長物語なんて見ていても詰まらない感じでしたが、どこか憎めない所もあったのは事実。映画は唐突にThe ENDの文字と共に終わります。え!これでおしまい?って感じで空虚感みたいなものも感じた。が、同時に正にブッシュって人って空虚感というか空っぽな印象が強いので彼の伝記的?映画としては正しいのかなとも感じた。
アホっぽい笑える部分も結構ある。しかしあまりギャグとしては描かれてない。非常に重大な決定なんかの裏が悲劇的なギャグみたいな事になってるのが恐ろしく悲しい事実。
結果的に最低な流れを作ったのですが、それでも大統領選挙に再選されたりしたりしたんですから、アホな大統領とかは単純には言えないと思う。アホなのはそんな事を支持してた国民だと思うから。
映画見てるといいようにブッシュ自身が騙され使われたような印象さえ受ける。どこの国でもそうだが本当の政治の裏の部分って見えなくて結局は保身や個人的な事が大きく関係しているのですよね。
監督がオリバー・ストーンという事もあり、もっと主張とかはっきり過激に出てるのを期待したのだが、この映画ではそういうのはあまり無いのが残念。とにかく空っぽ感が印象的な映画。最後のボブ・ディランの音楽と歌詞が実は一番メッセージ性があったりして・・。
ボブ・ディランはやっぱりいいなぁ。と思いました。

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