どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「実演 ! 淫力魔人 イギー&ザ・ストゥージズ Live」

2012年04月11日 | 音楽
Amazonで注文していたDVD「実演 ! 淫力魔人 イギー&ザ・ストゥージズ Live」が届き、ヘッドホン大音量で鑑賞。
60過ぎたイギーは身体がしわだらけになってて老いを感じる所もあったが、相変わらず元気でパワフル!単純にあの元気さは感心というか凄いと思っちゃう。歳を感じさせません。凄い!
アルバム淫力魔人の曲の全てをライブ演奏。そして応募で選ばれたファンがそれを撮影したというライブ映画です。
単調ながら力強いベースの音がとても良かった。このビデオは歌詞やらの日本語字幕が付いてて歌詞の意味も分かりながら見れるのが良かった。ライブビデオってみんな字幕付きになれば良いのにと思ってた希望の通りの仕上がり。高くても日本版買って良かったと思った。笑ったのは呻きや叫びにも字幕が丁寧に入っていた事。
おい!ひゆぅぅぅっ!あぁぁぅ!
とか面白かった。
特典映像のファンによるインタビューも興味深く、思ってたよりイギーってインテリなんだなと分かったり面白かった。
とにかく、このいつも上半身裸の無茶苦茶元気な淫力魔人イギーには圧倒されます。凄いおっさんです。格好良いです。面白いです。好きだなぁ。
これからも変わらないパワーでワンパターンでもいいから元気な姿を見せ続けて欲しいものです。


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「世にも怪奇な物語」

2012年04月11日 | 映画
DVDで「世にも怪奇な物語」を鑑賞。
今度、自作短篇映画集がDVDで発売されるのだがタイトルを「世にも奇々怪々な物語」とした。それで似たタイトルのこの映画を久々に見たくなったのでした。昔テレビ放送で昼間に見た記憶はあるが内容とか殆ど忘れてたので。なんかタルい印象で凄い面白かったとかいう記憶はないのだが、見直してみるとやはりちょっとタルさを感じる映画であった。しかし独特の怪奇ムードは感じられる映画でした。
一話目のロジェ・バディム監督作品は若いジェーン・フォンダがセクシーで美しい作品。他にも綺麗な女性が沢山出てました。なんか映像的には綺麗で良かったしムードもあり良かったが、話はなんかまったりしていて少々退屈する面もあったな。最後もなんかパッとしない地味な終わり方のように思えたが、雰囲気は嫌いではない。怪奇ムードを味わう感じの作品でした。
2話目のルイ・マル監督作品はお話がなかなか興味深く見れる作品でアラン・ドロンの邪悪な感じが見所の作品。退廃的でサディスティックな所と美意識みたいな良さがあった。配役が良い小品な感じ。
3話目はフェデリコ・フェリーニ監督作品。冒頭の異様な世界観と色や演出に惹き込まれる。そしてサーカスみたいな監督らしいシーンで少々中弛みを感じるものの妙な異様な空気もあり、フェラーリで爆走する辺りから一気に面白さも加速する映画でした。車の爆走場面は記憶にも残ってた。
時折出てくる白いボールを持った少女の眼力が凄くて不気味。貞子とか日本のホラーの気持ち悪さの原点のようにも感じた。
最後のオチも効いていて不気味でゾッとする後味の悪さを感じれる実に良く出来た怪奇映画だったと思う。
独特の個性を持った作品。
全作品に言える事だが監督の個性がそれぞれ良く出ていた。
怖さという面ではまぁまぁでホラー映画と考えるとちょっと物足りない所はあるが、怪奇映画としてはとても独特の色や空気が存在していてとても良い映画だったように思える。
最後のフェリーニの作品が特に良かった。
エドガー・アラン・ポーの世界をゴージャスに見せてもらえました。
おいらもポーの作品作りたくなった。


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