どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「推理作家ポー 最期の5日間」

2012年10月16日 | 映画
今日も仕事は飛んだので休みになった。昨晩遅くまで起きてて寝たのは朝方だったので昼過ぎまで寝て過ごす。今日からマンションの改装工事が始まったので骨組み建設でうるさい。だけど昼御飯にハンバーガー1つ食べたら眠くなって工事の音聞きながらも寝ちゃう。夕方に起きて映画を見に行く事にした。「推理作家ポー 最期の5日間」という映画。
エドガー・アラン・ポーは好きな作家。本もいくつか読んでるし映画化されたものや音楽なんかも見たり聴いたりしてきたから興味があった。今回の映画の原題名は「THE RAVEN」有名なネバーモアーって喋る鴉の出てくる詩の題名だがポーの作品の色々な断片やイメージを組み合わせて作った新しい推理ものの話でした。ルー・リードの「THE RAVEN」という
アルバムをかなり聞き込んでいたので英語の詩の言葉の響きやらも覚えていて台詞の響きや単語の流れを字幕読みつつでしたが結構楽しめた。映画としては美術とかは時代性が良く出てたけど音楽やVFXが妙に現代的に仕上げてあって悪くはないけれど格調みたいなものは無かった印象だ。でも映像的には現代の若い人向けで見やすいものにはなってたと思う。
だけどポーの作品の面白い部分をうまく盛り込んだ娯楽作に仕上がっていて結構楽しめた。ラストはちょっとうるっときそうにもなったりでした。どうしようもない人の死とかの哀しみや暗い感情がなんとも不思議な共感というか恐怖と興味と共に伝わるポーの詩は何か惹き付けられるものがあります。小説では若い頃に読んだ「黒猫」は本当にゾッとした記憶が残ってます。今日見た映画でも「黒猫」にインスパイアされたような場面もありました。



「THE RAVEN」をクリストファー・リーが朗読してる動画がYoutubeにあった。
クリストファー・リーの声の響きが良い。原語の言葉の響きがなんとも好きです。
そしてこの動画は昔、ミルクマンの絵本「螺旋家」を映像化したものともなんか似ていていいなと思った。


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