どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「リチャード・ジュエル」

2020年01月18日 | 映画
レイトショーでイーストウッド監督の新作映画「リチャード・ジュエル」を鑑賞。実話を元にした映画です。
とても良かった。何度も涙しちゃいました。
FBIが思ってた以上に無能でメディアリンチも酷くて主人公家族に同情しました。映画なので極端にベタに描いているからかもしれませんが何処の国もメディアが腐ってる感じがします。
主人公は少々変わっていて、どこか抜けてる感じもするのですが芯で賢く強い面も感じれたりもした。
母親役のキャシー・ベイツの存在感と演説に心揺さぶられました。
主人公の役者は知らない人でしたが、とても自然体な人柄の良さのあるキャラクターで良い芝居してました。彼みたいなキャラクターが主役の映画ってあまり見ない気もして新鮮であり極端なキャラクター作りで無く普通な男を演じている点が良かったです。
弁護士はとても頼れる人物として描かれていて芝居も見事。
映画の構成もしっかりしていて飽きさせず爆発テロの前に別な日のコンサートで緊迫感を見せつつ何も起きなかったりしたりの描写があったりしての何げない流れの中からの突然の爆発場面となる所はホラー映画でも最近味わえないような衝撃で爆発と同時に全身がビクッと反応しちゃいました。
イーストウッド監督の映画はいつも物語の流れに引き込む力が素晴らしく最近の映画の中も特に良かった。
今作もチョコ菓子スニッカーズが印象的に使われていて「ハドソン川の奇跡」を見た時と同じく帰りに買って珈琲と共にいただきました。




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