どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「フレンチ・コネクション」

2022年11月10日 | 映画
中古ブルーレイで1と2を購入して凄く久しぶりに「フレンチ・コネクション」を鑑賞。昔テレビ放送で見て面白かった記憶が残っていてDVDも買ったけど見直した記憶があまり無い。今日は日本語吹替版で見ました。吹替されてない部分は字幕になるので何処がカットされていたか分かりやすかった。交通事故死の場面は初めて見たような印象でした。
カメラが揺れまくるドキュメンタリータッチの撮影にザラザラした質感のトーンが汚い味があってとても良かった。全体的にリアルな感じが出ていたと思います。
結構覚えている場面も多かったけどラストは忘れていたので唐突な終わり方は衝撃と余韻が残りました。
ジーン・ハックマンとロイ・シャイダーの芝居は見応えありました。そしてこの映画の見所と言えばやっぱり高架下のカーチェイスでしたね。今見ても迫力がありました。ポパイという刑事は凄いけど、かなり危ない男でしたね。




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「ザ・フライ」

2022年11月09日 | 映画
ブルーレイで7.1ch 大画面にて久しぶりに「ザ・フライ」を鑑賞。予告編を何度も見てたので台詞のリズムや響きも覚えておりました。公開時に劇場で2回見てましたが、その後にビデオにDVDでも何度も見た映画です。初めて見た時は特殊メイクの凄さに圧倒された印象でしたが2度目からは切ないモンスター映画として物語としての良さに入り込めて大好きな映画となっておりました。音楽もやっぱり素晴らしい。
今日もラストには涙が滲みましたよ。
結構グロい描写もありますが恐ろしいのは機械が無機質に淡々と恐ろしい事をやっちゃって普通に転送成功と間違いを何とも思わずに表示してるような画面や機械音だったりもしました。
まぁ冷静に考えると自業自得で浅はかな行動のせいでもあるんだけど恐ろしくも悲しくもキツい展開ですね。
主演のジェフ・ゴールドブラムが1番印象深い芝居を見せております。
それとやっぱり今作の見所はクリス・ウェイラスによる見事な特殊メイク効果ですね。そのデザインも素晴らしいものがあります。




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「クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち」

2022年11月08日 | 映画
見たかったドキュメンタリー映画「クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち」を鑑賞。フランス制作だったんですね。80年代に憧れた特殊メイクやモンスター制作の第一人者達へのインタビューや貴重な秘蔵映像で綴られる内容で興味深いものがあり見入ってしまった。
だけど好きだからこそ既に知ってる内容のおさらいといった感じもありましたが、構成や流れが実に良く分かりやすく描かれていて映画としての仕上げも立派だと思いました。見た事無かったテスト映像や撮影の裏側なんかも見れて面白かった。
CGによって彼らの活躍の場が失われていったという風に言われてますが今も特殊メイクや造形も進化していると思います。CGも進化してますね。何より問題なのは時間と予算が減っている事とCGに頼り過ぎな事なんじゃないかなぁと個人的には思います。
キオド兄弟へのインタビューでの背後にチラッと映っていたカバのマケットは昔僕が仕事で関わったCMに出ていたキャラクターだったと思う。久々に見て懐かしく合成した事とか思い出しました。








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「悪魔の沼」

2022年11月08日 | 映画
トビー・フーパー監督の「悪魔の沼」を大画面にて鑑賞。久しぶりに全編を通して見直せましたが、やっぱり狂ってるね〜この映画。テキサスって所は危ない人がいて怖いですね〜って思ってしまいます。
狂い過ぎてるから恐怖より笑ってしまうような場面も沢山の映画で効果音と音楽や叫び声や泣き声が煩く嫌になるような感覚があって今作の音響効果は凄いなと再認識したり出来ました。映像も画質はあまり良く無くてザラザラしてますが、それが逆に生々しさといかがわしさがあってとても良かったです。人喰いワニが登場しますがいつも腹ペコでバクバク食べるわんぱくワニでしたね。狂ったオッサンが次々に人を襲うのですが何か途中で躊躇したりオロオロしたり喜んだり呟いたり変な人間臭さもあってリアルです。演じるネビル・ブランドは風貌も芝居も完璧です。




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「ファントム・オブ・パラダイス」

2022年11月07日 | 映画
大好きな映画「ファントム・オブ・パラダイス」を5.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。何度見ても良いですね。音楽と編集のテンポも良くて面白く見れます。ラストにはまたもや感動して涙しちゃいました。
クレイジーな活気溢れるエキストラ的な人達も凄く良いです。
ファントムももちろん良いけどゲリット・グラハム演じるビーフもやっぱり最高ですな。
とっても素敵な映画です。



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「一文字拳 序章」

2022年11月07日 | 映画
テレビ録画していたPFF入賞作品「一文字拳 序章」という映画を何気無く見始める。
カンフー映画のようで映像の質感がVHSっぽいノイズが足されていたり変な拘りが80年代っぽい味があったりして案外趣味の近いものを感じたりでズルズルと物語にも惹かれて最後まで一気に見ちゃいました。
短編映画かなと思って見始めたのですが1時間弱のなかなかの見応えあるものでアクションも本格的で気合いの入ったものでした。全体的に見せ方がとても上手かったですね。
自主映画のアクション映画ってアクション見せたいばかりのものや良く出来てるけど何かもう一つというものが多い印象でしたが今作は物語も面白くてキャラクターがそれぞれ活きてて魅力的だったし台詞や脚本の構成もしっかりしていて良かったです。
素直に見終わって面白かった〜って思える娯楽作でした。
こんな映画作ったんだったらプロとしても撮れるんじゃない?と思って後から調べてみると既にプロとして有名俳優を主演に映画を撮られているんですね。
その前に撮ってるホラー系の映画というのが気になったりしました。監督はやっぱり趣味の近い方なんだろうと思いVHS世代の人なのかなと思いましたが92年生まれという事で思ったより若い方だったのに驚きました。80年代の映画の匂いや趣味を感じる作風だったのでね。





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「アムステルダム」

2022年11月05日 | 映画
先月は自主映画や仕事で忙しくて映画館に行けて無かったのですが久しぶりにレイトショーにて映画「アムステルダム」を鑑賞。内容とか殆ど知らなかったけどキャスト陣がなかなか豪華な実話系の映画だと知り興味を持ったのでした。
昔の時代の話でしたが綺麗過ぎる程の映像で描かれておりました。台詞も多く字幕読んで理解するのに少し手間取る所もありましたが何とか付いていけました。途中謎解きものとして怪しい人物や流れが見えてきたりして大体は予想はついたのですが最終的にはなる程ね。という感じで衝撃や感動というものは無くへぇ〜そんな事があったんだ…という感じで見れました。
普通に興味深く面白く見れたけれど特別共感や感銘を受けるようなものまでは無かった。ただ今にも通じる政治の裏工作とかスパイ活動とか恐ろしいものを考えさせられもしました。
ロバート・デ・ニーロ演じる男の存在感が良かったです。




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「地獄のデビル・トラック」

2022年11月04日 | 映画
本日はエミリオ・エステベス祭として「レポマン」に続いてエミリオ主演映画「地獄のデビル・トラック」も5.1ch 大画面にて鑑賞。スティーブン・キング原作・脚本で何と監督もしている映画です。全体的にバカっぽい映画なんですが案外派手で爆発があったり沢山トラック出てきたり見せ場も多くて音楽もACDCだったりで憎めない作品です。だけど中盤で中弛みもあったりして睡魔に襲われたりもしました。音楽ももう少し大きめで流れると良いのになぁなんて思ったりする所もありました。
エミリオは主役だけどそれ程活躍する訳でも無かった印象です。今作で一番印象的なのはグリーンゴブリンの顔のデビル・トラックでしたね。それから自動販売機の缶が飛び出してきて人を襲う場面も初めて見た時から印象に残る痛い場面です。全体的に妙なユーモア感じる所が良い所。






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「レポマン」

2022年11月04日 | 映画
ブルーレイで5.1ch 大画面にて「レポマン」を鑑賞。最初と最後が最高で大好きな映画なのですが久しぶりに見たら中盤も興味深く集中して面白く見れました。音楽もとても良いです。そして最後はやっぱり最高で何だか分からないけど感動しちゃって涙も流れちゃいました。感動してからのイギー・ポップの主題歌もご機嫌でやっぱり最高な映画だなぁと満喫出来ました。
初めてどんな映画だか知らずに試写会か何かで見た時の衝撃も思い出しました。
後の自分の自主映画作りにも色々と影響を与えてくれている映画です。
エンドロールが上がるのではなく下がる映画っていうのを見たのも今作が最初だったんじゃないかな。






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「冷たい月を抱く女」

2022年11月03日 | 映画
ニコール・キッドマン主演の「冷たい月を抱く女」を鑑賞。見た事あったやつかな?と思いましたが見てない映画でした。
まぁ普通に興味深くどんな話なのかと見れましたが色々と都合の良い展開で意外性を狙い過ぎというか説得力が無くて傍観するような感じで見てました。話も連続レイプ犯の捜査のスリラーなのか夫婦間の問題を描く内容なのかどっちつかずで何なのか?脚本が映画やドラマ的過ぎて嘘臭く入り込めない感じがありました。そのくせ意外性を狙った驚きの筈の展開は少し前に大体は読めちゃいました。なので全体的にイマイチ楽しめない確認作業のような映画でした。役者陣はなかなか豪華でそれぞれ普通に良い味出してたけど特に目立った新しさみたいなのは無かったな。






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「レクイエム・フォー・ドリーム」

2022年11月02日 | 映画
「ルー・リード/ベルリン」で暗く切ない雰囲気に浸り、続けて暗く切なく複雑な感情になる映画「レクイエム・フォー・ドリーム」も久しぶりに鑑賞。公開時に劇場で観て衝撃を受けたのも随分と昔だったんだなぁと出演者の若き姿を見て感じたりもしました。結末は知ってるから辛い映画だとは分かってはいるんだけど破滅に向かう4人の人物のどうしようもない依存とその末路を見てしまいました。ドラッグ中毒で薬の為には何でもやってしまうような苦しみや理想や希望との狭間で分かっちゃいるけど良くない方向へと向かわざるをえない哀しくも切ない苦しさや夢が描かれていて感情移入出来ます。
人は皆何かに依存している面があり最近では皆スマホ依存が多いんじゃないかな。
僕は映画とタバコの依存から抜け出せずにいます。タバコはやめたいと何度も禁煙を試みましたが断念しちゃってます。そんな自分では簡単にいつか止めれると思っている事も実は分かっちゃいるけどやめられない苦しさや複雑な感情という面でとても共感出来るものがありました。
ダイエットとかもそうですよね。
今は無理にやめようとはせずに程々になるべくストレス無いように出来る範囲で健康的にうまく付き合ってゆきたいと思って生活しております。
今作もサラウンド効果が実に良かったです。そして音楽も最高です。サントラも持ってます。曲のフレーズが頭に残ります。






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「ルー・リード/ベルリン」

2022年11月02日 | 映画
大好きな音楽ライブ映画で何回も見た「ルー・リード/ベルリン」をDVD出力の大画面で久しぶりにちゃんとした5.1ch 環境にて鑑賞。
全編を通して見るのも久しぶりで歌詞の字幕付きで見ると物語としての流れにも感情移入出来て切なく暗く哀しいけれど何か苦しみから解放されて前向きにも感じられるような複雑な感情に浸らされる感じもありました。やっぱり良い作品。
5.1chのサラウンド効果も絶妙で画面に映る人物が左寄りだと左側から右寄りだと右側からボーカルの歌声が聴こえるというパンニングがされていたのにはサラウンドヘッドホンではあまり気が付いて無かった発見でした。アンコールのアントニーとのデュエットでも左右の効果が自然に上手く表現されてました。
映像も大好きなトーンと編集です。






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