レイトショーで「ザリガニの鳴くところ」を鑑賞。劇場で予告編を見て気になった映画でした。ちょっと切ないサスペンス・ミステリー系の映画なのかと思ってましたが違ってました。綺麗な映像と知らない役者陣のとても良い芝居で魅せる回想系恋愛ものというような感じでした。前半は少し睡魔にも襲われましたが役者の魅力やキャラクターに引き込まれてゆき集中して見れました。色々と想像していた流れとは違いあっさりした印象で物語は進んでゆきました。ルー・リードのオール・トゥモロー・パーティという曲で感じるような切ない感覚が花火の場面でとても感じられて印象深い場面となってました。
原作はベストセラーで大人気で衝撃?な結末が待っているとの事でどうなるのか?と思いましたが、たしかに驚きの結末が待ってましたが衝撃というより何か地味に染みる感じの不思議な良さがありました。
だけど物語的にはそんなに面白いものだとは思えなかった印象もありました。小説で読むのと映画で見るのでは印象も違うんでしょうね。
テレビCMで衝撃の感動の結末みたいな宣伝してるのを目にしちゃって、そういう系?って変な予備知識が頭に入っちゃったのは良く無かったと思う。
美しい映像や演出で見せる映画ですが冷静になって考えると実は恐ろしい内容の映画でもありました。