栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

本焼き開始

2007-09-11 17:31:09 | 陶芸
午後4時点火です。

今回は炭化焼成。

上段にある瓢箪型の壷を入れるのに、一工夫。

形だけでなく、釉薬によっても入れる場所が限定されるので

考えながらの窯詰めになります。

これでも登り窯から比べれば、ずいぶん楽な窯詰めですが、

できることならもっと楽をしたいものです。(笑)

陶芸は体力勝負のところがありますから。

そう言えばふと昔のことを思い出しました。

中学の時、学校に山下清画伯が来たことがありました。

あの裸の大将です。

何も知らない中学生でしたから。

マネージャーのような人が

トンボを書いてください。

とか

カタツムリを書いてください。

とか言うと

マジックでするすると描きました。

正直うまいのかへたなのかわかりませんでしたが、

線に迷いが無い!!

それだけは直感しました。

自分などは線を引くとき

ペン先にどうしようかな~と言う迷いが出るものです。

それが全然なかった。

なんだか

後は知らないよ~

好きなように書いたから

後は勝手にやってね~

という風な感じでした。

あんなふうに作陶出来ればいいなあ。