栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

スキー場で

2015-12-16 17:36:55 | 雑記
昨日「スノボ」と言う記事を書いて思い出した事があります

益子に来て間もない頃

修行中の仲間達でスキーに行こうと言う話が

めでたくまとまり

出かけたのであります

当時

タウンエースバンに乗っていた私に

荷物と人が乗れるから車を出してくれということになり

さらに冬タイヤもはいていたものですから

オーケーオーケーオヤスイご用とハンドルを握りました

スキー場の駐車場で入れる場所を探してうろうろしているうち

バックでず~と戻らねばならぬ状況になりまして

窓が曇って後ろが見えない

仲間の1人が降りて後ろ誘導をすることになりました

「オーライ!オーライ!」と明るい声がする

その声に従ってバックしていくと

ガリガリと後ろ左側から音がする

その音と一緒に

「オーライ!オーライ!」が聞こえる

「何?このガリガリ?」

とりあえず停めましたよ





この話ず~と前に書いたような気もするがどうだったか?


まあおつきあいくださいな


降りて後ろに回ってみると

綺麗に整列している車の中で一台だけ飛び出しているのがあるんです

その先端と我が車の後ろ端が

ドッキングしている

宇宙ステーションならば拍手ものなんだけど

これは予定にも計算にも入っていない出来事

出来れば軌道修正して再突入・・いや脱出したいところ

後ろでオーライしていた誘導員はなにをしていたんだ!と振り向くと

「安心してください。ぶつかってますから。」・・・こら




一緒になって

「あら~・・・」と言う顔をしている

こういう場合誰に非があるのか

飛び出して車を停めていた人にまったく責任がないとも思えないけれど

まあ停まっていたところにコチラが動いていったわけでして

じゃあ誘導員かと見てみると申し訳ない顔をしている

耳を下げて尻尾を下げているみたいなもんです

これじゃ怒れないなぁ



ハンドルを実際握っていたのは自分なのでありますよ

車内に戻って仲間達でこの場合どうすればよいのかと会議

ともかく相手方の車の持ち主を探さねばならぬだろうと

スキー場全域に場内放送をしてもらったわけです

「ナンバー○○の車種○○の運転手の方・・・」のアナウンスが

白銀の山々に響き渡りました

ああなさけない

この何エーカーあるのかしれない場所で持ち主が現れるのだろうかと待っていると

意外に早く

来ましたよ

事情を説明すると

「黙って帰っちゃうことも出来たのに、わかりました。壊れた所を直してくれればそれで良いです。」


良い人でよかったわ~


これがもし怖い人だったら

どうなっていたでしょうか

先に警察に連絡と言う方法もあったかもしれないなどと思った

結局保険で修理代を支払う事にして

このマジカルミステリースキーツアーを終了したのでありました

それ以来

簡単にオーライ!を信用できなくなったのであります