思い出した

子供のころ

粉の歯磨きと言うのがあった。

文字通り「歯磨き粉」である。

そう言えば、シャンプーも粉のがあって

銭湯の番台で買って使った記憶がある。

で、歯磨き粉なんだけど

わが家では「スーパーライオン」という物だったと思う。

青い缶でなんて言ったらいいんだろう？

そう、ピースの缶みたいな物で

ふたを開けると、中に粉が入っていた。

歯ブラシをすこし水にぬらして、粉をつけて歯磨きをする。

ある朝ボーっとしたドングリマン少年は

コップに水をいれるつもりで

そのスーパーライオンに水を入れちゃったんですねえ。

練り歯磨きになっちまった。（笑）

結局、最後までそれを使い切りましたが

毎朝罪の意識が・・・

使い切ったとき

やっと許されたような、安堵感がありました。

それから少しして

イチゴ味とかメロン味と言うような

子供ライオンというのが出てきて

学校に持ってくる子がいるものだから、あこがれましてねえ

親にねだったんだけど、買ってもらえなかった。

あこがれたと言えばプリン！

当時プリンは「ハウスプリンミックス」と言う粉物で

自分で作って冷蔵庫で冷やすものだった。

だから、プリンという物は冷やして作るものだとばかり思っていました。（笑）

手間がかかるだけに、貴重なもので

「よし、大きくなったら腹いっぱい食ってやる。」

と密かに決意したものでした。

で、やりましたよ（笑）

バケツプリン。

いや～、食べれないもんですねえ。

あれは、ちょっと食べるから良いものなんですねえ。

イチゴ味の歯磨きは・・・

自分の子供が生まれてから、ちょっとだけ・・・






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