Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

伊万里 染付花籠文変形大皿(色絵素地)

2020年05月11日 11時51分24秒 | 古伊万里

 最近、ネットで、伊万里色絵の半製品が時々紹介されています。

 それに便乗し、私も、先日(5月2日付けで)、「伊万里 色絵の半製品大角皿」なるものを紹介したところですが、「そういえば、我が家には、もう1点あったな~」と思い出し、再度便乗して紹介することにしました(^^;

 それは、「伊万里 染付花籠文変形大皿(色絵素地)」です。

 

伊万里 染付花籠文変形大皿(色絵素地)(表面)

製作年代:江戸時代後期

口径:33.5×30.7cm 高さ:5.7cm 高台径:16.5cm

 

 

伊万里 染付花籠文変形大皿(色絵素地)(裏面)

 

 この「伊万里 染付花籠文変形大皿(色絵素地)」は、前に紹介した「伊万里 色絵の半製品大角皿」を購入した約半年後に購入しました。

 思えば、私も、半端モノが好きなんですね(笑)。

 半端モノが登場してくると、ついつい跳び付くようです(笑)。

 だいたい、人間が半端者なものですから、類は友を呼ぶで、半端モノが登場してくると、ついついそれに跳び付くんでしょう(爆)。

 ところで、この「伊万里 染付花籠文変形大皿(色絵素地)」は、前に紹介した「伊万里 色絵の半製品大角皿」よりは少し古いのかなと思い、その製作年代を江戸時代後期としました。

 なお、前に、「伊万里 色絵の半製品大角皿」を紹介した際、森川天さんから、

「 半製品 は、手違いで世に出たイメージがありますが、それは、「色絵素地」と呼ばれ、この状態で流通したんですね。染付まで出来た状態で色絵屋に工程が移りますが、余分に作って、余った分はそのまま流通に乗っていたようです。ただ、それは、赤絵屋から流通したものとは思えず、歩留まり分を考慮して余分に焼いた窯元から流通したものと思われます。」

とのコメントをいただいたところです。

 それで、今回は、皿のタイトルに、「色絵の半製品」の文言を使わずに、「色絵素地」の文言を使うことにしました。

 そうそう、裏面にも文様が描かれていますが、ちょっと見た感じでは、「松原が描かれているのかな~。珍しいな~」と思いましたけれど、よく見ましたら、よくある、牡丹文かなにかを簡略化した文様のようでした(ガッカリ)。

 

伊万里 染付花籠文変形大皿(色絵素地)(裏面拡大画像)