Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

伊万里 染付軍配文蓋付碗(五客組)

2020年05月15日 15時39分25秒 | 古伊万里

 この「伊万里 染付軍配文蓋付碗(以下、名前が長たらしいので「蓋茶碗」と略称します)(五客組)」も、3年半ほど前に、私がいつも行っている「古美術品交換会」で競り落としたものです。

 この蓋茶碗は、発句が1,000円で登場したんです。しかも、あろうことか、誰も槍を入れない(買値を言わない)ではないですか!

 それを見ていて、私の古伊万里への熱き想いが爆発しました!

 「そんな馬鹿な!」、「いくら古伊万里の蓋茶碗が安いからといっても、五客組で1.000円とは安すぎて可哀そうではないか! 1客に疵(ニュー)があるにしても!」、「しかも、その値段で誰も買わないとは、、、!」

 それで、「よし、それなら私が落札してやろう!」と決意し、「発句の値段でいいなら、それで買おう」と槍を入れました。

 そうしましたら、当然なことですが、発句の値段で、私が落札者となりました。

 でもね~、考えてみたら、私もセコイですよね(-_-;)

 そんなに古伊万里を愛しているんでしたたら、発句よりも、もっと、もっと、高値の槍を入れるべきでしたよね!

 せめて、1客1,000円で、1,000円×五客=5,000円位の槍を入れるべきでしたね!

 そうすれば、私も、もっと、もっと、古伊万里達に対して男をあげたと思うんですがね(笑)。 そうすれば、もっと、もっと、古伊万里達に大きな顔をしていられると思うんですがね(笑)。 後の祭りです(爆)。

 

 

蓋茶碗(五客組) (軍配文が描かれた面)

 

 

手桶文が描かれた面(軍配文が描かれた面の反対面)

 

 

軍配文が描かれた面(1客のみアップ)

 

 

軍配文が描かれた面(蓋を外したところ)

 

 

手桶文が描かれた面(軍配文が描かれた面の反対面)(1客のみアップ)

 

 

手桶文が描かれた面(軍配文が描かれた面の反対面)(蓋を外したところ)

 

 

蓋を外し、蓋を開けたところ

本体の見込みにも蓋の裏にも軍配文が描かれています。

 

 

 ところで、この蓋茶碗(五客組)には、下の画像に見られますように、1客に、本体の底部に疵(ニュー)があります。

 

 

 

製作年代: 江戸時代後期

 

<本体のサイズ>

口径: 11.1~11.4cm

高さ: 5.9~6.0

(蓋共の高さ:7.1~7.7cm)

高台径: 4.4~4.6cm

 

<蓋のサイズ>

口径:9.5~9.8cm

高さ:2.6~2.8cm

小口径:3.9~4.0cm