この「伊万里 染付軍配文蓋付碗(以下、名前が長たらしいので「蓋茶碗」と略称します)(五客組)」も、3年半ほど前に、私がいつも行っている「古美術品交換会」で競り落としたものです。
この蓋茶碗は、発句が1,000円で登場したんです。しかも、あろうことか、誰も槍を入れない(買値を言わない)ではないですか!
それを見ていて、私の古伊万里への熱き想いが爆発しました!
「そんな馬鹿な!」、「いくら古伊万里の蓋茶碗が安いからといっても、五客組で1.000円とは安すぎて可哀そうではないか! 1客に疵(ニュー)があるにしても!」、「しかも、その値段で誰も買わないとは、、、!」
それで、「よし、それなら私が落札してやろう!」と決意し、「発句の値段でいいなら、それで買おう」と槍を入れました。
そうしましたら、当然なことですが、発句の値段で、私が落札者となりました。
でもね~、考えてみたら、私もセコイですよね(-_-;)
そんなに古伊万里を愛しているんでしたたら、発句よりも、もっと、もっと、高値の槍を入れるべきでしたよね!
せめて、1客1,000円で、1,000円×五客=5,000円位の槍を入れるべきでしたね!
そうすれば、私も、もっと、もっと、古伊万里達に対して男をあげたと思うんですがね(笑)。 そうすれば、もっと、もっと、古伊万里達に大きな顔をしていられると思うんですがね(笑)。 後の祭りです(爆)。
蓋茶碗(五客組) (軍配文が描かれた面)
手桶文が描かれた面(軍配文が描かれた面の反対面)
軍配文が描かれた面(1客のみアップ)
軍配文が描かれた面(蓋を外したところ)
手桶文が描かれた面(軍配文が描かれた面の反対面)(1客のみアップ)
手桶文が描かれた面(軍配文が描かれた面の反対面)(蓋を外したところ)
蓋を外し、蓋を開けたところ
本体の見込みにも蓋の裏にも軍配文が描かれています。
ところで、この蓋茶碗(五客組)には、下の画像に見られますように、1客に、本体の底部に疵(ニュー)があります。
製作年代: 江戸時代後期
<本体のサイズ>
口径: 11.1~11.4cm
高さ: 5.9~6.0
(蓋共の高さ:7.1~7.7cm)
高台径: 4.4~4.6cm
<蓋のサイズ>
口径:9.5~9.8cm
高さ:2.6~2.8cm
小口径:3.9~4.0cm