今回は、「色絵 鳳凰文 香合」の紹介です。
これは、平成11年の暮れに(今から24年前に)、地元の古美術店で買ったものです。
これを見た瞬間、「これ佳いな~。素晴らしいな~」と思いました(^-^*)
小さいのに、色鮮やかで、存在感があり、こちらに迫ってくるものがありますものね!
しかし、しばし眺めていますと、「はて、これは、いったい、何時頃、何処で作られたものなのだろうか?」との疑問が湧いてきました。これまでの私の経験からでは、何時・何処で作られたものなのかの見当がつかなかったのです(~_~;)
素地は古いが、絵付けは後絵のようにも思えます。また、フッ化水素のような化学薬品を使って時代付けをしているようにも思えます。それに、素地は中国のような気もしますが、鳳凰文は日本的に思えます。つまり、作られた時代が古いのか、新しいのかはっきりとは判りませんし、中国の素地に日本人が絵付けをした、中国と日本の合作のようにも思えるわけです。
そんなことで、「こんな訳の分らない物を買っても無駄使いだな~」と思い、買うことを逡巡したのですが、結局は、その魔性にやられ、いつの間にか連れ帰ってしまいました(><)
そのような、いつのまにか連れ帰ったという「色絵 鳳凰文 香合」というものは、次のようなものです。
色絵 鳳凰文 香合
正面(仮定)
正面の上面
正面から右に90度回転させた面
正面の裏側面
正面から左に90度回転させた面
正面の位置で伏せた状態
正面から右に90度回転させた位置で伏せた状態
正面の裏側の位置で伏せた状態
正面から左に90度回転させた位置で伏せた状態
蓋を外した状態
本体を伏せ、蓋を裏返した状態
底面
生 産 地 : 不明
製作年代: 不明
サ イ ズ : 胴径6.0cm 高さ3.5cm 底径3.5cm
なかなか迫力のある、男性的な絵付けの香合ですから、確かに、「茶道をたしなんでいた会社役員のおじさん」が特注して作らせたものなのかもしれませんね(^-^*)
ですので、これは、やはり、染錦ではなく、色絵なようです。
上手な絵付けとは言えませんが、迫力ある絵付けといい、配色といい、バランスといい、なかなか芸術性が高いですよね(褒めすぎ!)。
padaさんから見ても、東南アジアとは思えませんか。
やはり、素性がはっきりしませんね(><)
なるほど、比較的に新しい京焼辺りと思うのが妥当かもしれませんね(^_^)
ほうおう(鳳凰)の柄だし、男性的な香合だし、茶道をたしなんでいた会社役員のおじさんが所有していたものではないでしょうか💎⤴✨
絵付けは上手ではないかもしれませんが芸術性は十分です。染錦なので染付で本焼して、その上から上絵付で焼いてるようなので、最初から計算された制作かと思います。これは東南アジアにはあったでしょうか?今は?
この絵付けは、やはり日本人だとおもいます。だとしたら上絵ができる窯があること・・・京焼かもしれませんね。
このあたり無理やりです。(汗)
たまに、このような、素性の知れないものに惹かれてしまいます。
でも、やはり、コレクションとするならば、素性の知れたもののほうが所持していても安心しますよね。
この手を多く集めれば、この香合の素性も判るのかもしれませんが、それほどには惹かれていません。
素性の知れないものは、たまに、ほどほどに購入したほうがいいのかもししれませんね。
確かに見たことがないタイプの品ですが
粗放でありながら独特の強烈な色使いで描かれた鳳凰に見入ってしまいます。
産地や時代はともかく、唯一無二の魅力を持った香合と言えるように思います。
私としては、これまでの知識では、何処にも収まりません(~_~;)
でも、何故か惹かれてしまったのです(^-^*)
さすが、遅生さんです!
私も、結局は、「或いは東南アジア方面で作られた、比較的に新しいものなのかな~」と思って買いました。
無疵ですし、今、作るとなれば、相当な金額になるだろうし、世界にはいろいろと魅力有るものが存在するという証拠になるだろうと思って買いました。
わけの分からない物好きの私としては、出所、年代を何とかして知りたいですが、手掛かりが見つかりません。
確かに、日本と中国の融合に見えます。
しかし、色絵の絵付けが上手とは言えないし、色釉の色調もあまり目にしません。ひょっとすると、東南アジア方面の現代絵付けかもしれませんね。