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所沢川(しょざわがわ)砂防ダムを見てきました(左から蓮見議員、阿部議員、そして私)。
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ダムの下には奈良原発電所の水力発電機が展示されていました(左から蓮見・櫻井・阿部議員)。
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六分水(ろくぶすい)の升場を見学。右側は滋野へ流れる六分水、左側は祢津を潤す四分水。
8月2日午後、太陽と風の会で祢津地区にある河川やダムなどを視察しました。視察の目的は市内における水資源の状況と小水力発電に適した環境があるかどうか確認することでした。
最初に行ったのは滝ノ沢から下ったところにある所沢川砂防ダムです。六分水からの水と滝ノ沢からの水を溜めています。昭和63年にできたダムで高さ16メートルの大きなものです。ダムの下にはかつて奈良原にあった発電所から持ってきた発電機が展示されていました。
次に横堰の菅平用水の調整池を見てきました。ここは旧真田町にある菅平ダムの水を延々と引いてきたその最終地点とのことでした。長野県神川土地改良区の名称の入った看板が掲げられていました。かつて東御市一帯は旱魃の常襲地帯でした。その対策として菅平ダムの水を引いて来たのです。
前橋池は調整池からわずか行った所にあります。平成13年に完成した溜池で所沢川の水を溜めています。前橋池からさらにさかのぼると横堰池があります。ここは六分水の溜池です。
最後に六分水の升場を見学しました。六分水は烏帽子岳・湯の丸山に端を発し、1年を通して豊富な水量の水が滋野・祢津両地区を潤してきました。この升場は両地区への水を公平に分けるための施設で、江戸時代に先人によって設けられたものです。毎年地域の方々によって升場普請が行われています。
このほか滋野地域においては前久保池、弁天池などの施設もあります。
こうして様々な灌漑施設を見てくると、旱魃常襲地帯であったこの地域においては限られた水をいかに有効に使うかとの戦いであったのです。この有効活用の一つとして小水力発電も考えることができるのではないでしょうか。これからさらに考えてみたいと思います。