電力会社の総括原価方式について

2011-07-23 05:35:49 | 議会活動
先日電力会社の収益構造についてこのブログに書きましたが、総括原価方式とは何かについてテレビで報道されましたので参考までにアップします。ご覧ください。

立命館大学の大島堅一さんや京都大学の小出裕章さんが出演していて、とてもわかりやすく説明しています。まさに目からウロコです。

ぶどうの作業も終盤です

2011-07-23 05:00:47 | 趣味・野良仕事
7月はぶどう農家にとって一番忙しい季節です。この時期いつも下の娘が休暇を取って手伝いに来てくれます。ことしも2泊3日でやってきて今日帰ります。本気になって手伝ってくれるので大助かりです。

ぶどうの房のなかからいらない粒をはさみで取り除いて形を整える「摘粒」という作業が果てしなく続きます。なかなか根気の要る仕事ですが、これをやらないと粒が大きくなることができません。悪くすると粒同士が押し合ってつぶれてしまうこともあります。半月にもわたる作業ですがやっと終わりが見えてきました。


娘も毎年のお手伝いで仕事も手馴れたものです。


巨峰の粒も一日一日と大きくなってきます。

東北信9市議会正副委員長研修会でした

2011-07-22 19:38:59 | 議会活動
20日の午後、須坂市で東北信9市議会正副委員長研修会が開かれました。これは長野県の東部と北部にある9市議会(長野・中野・須坂・飯山・千曲・上田・東御・小諸・佐久)が持ち回りで開催しているものです。昨年は東御市で開催され今年は須坂市、来年は小諸市の予定です。

開催セレモニーに引き続いて「外国人の目から見たユニークな日本」と題して、ジャーナリストの桐谷エリザベスさんの興味深いお話しをお聞きしました。私たち日本人が当たり前と思っていることでも、外国人の目から見るとずい分違って見えるようです。今後海外からの観光客を誘致する場合にもとても参考になるお話でした。

その後須坂クラシック美術館と田中本家博物館、須坂市笠鉾会館を視察しました。久しぶりに来る須坂市は街並みが整備されとても垢抜けていて素敵でした。

須坂クラシック美術館の前で写真を撮っていただきました。


田中本家博物館は以前から行ってみたいと思っていましたので念願がかないました。

原発学習会でお話しをさせていただきました

2011-07-21 22:47:43 | 雑感
21日の夜、原発学習会が開かれました。参加者は20名ほど。軽井沢から参加された方もいらっしゃいました。今回は私がお話しをする番。テーマは最近の電力事情とエネルギー政策でした。その内容についてお知らせいたします。

1、電力使用は横這いから減少傾向にある
上の図は中部電力さんの最大電力量の推移表です。一目瞭然のようにここ10年間最大電力量は横這いで推移しています。景気後退や人口減少、産業の海外移転、省エネの中でこれからも電力需要は低迷、将来的には減少してゆくことと思います。

2、電力使用のピークは午後2時前後、要因は産業用電力だ
電力需要の一日の変化のグラフです。。午前10時から11時ごろ最初0のピークがあり昼食でいったんダウン、最大のピークは午後2時から3時ごろとなります。内訳のうち家庭消費は朝と夜にピークをつけ、日中は電力需要は落ち込んでいます。確かに多くの方は日中は会社に出ていて留守の時間帯です。

以上から言えることは第一に、節電すべき時間帯はウィークデイの午後2時前後ということがわかります。いま新聞紙上で暑さで寝苦しい中クーラーをつけず熱中症にかかる方がいらっしゃいますが、夜間は電力は十分足りています。身体を壊してまでも節電する必要はありません。

第二に、ピーク電力は産業用需要によって構成されており、何よりも節電に取り組まなければならないのは産業電力であるということです。

3、原発の電力は決して安くない

原発の電力はこれまで一番安いと言われてきました。これに一石を投じたのは立命館大学の大島堅一氏でした。氏は電力会社の過去30年間の有価証券報告書から実績値を検証。従来の算定方式には原発の開発・立地に伴う財政支出を算入していないと指摘されました。そして財政支出も含めると10円68銭になると指摘されました。むろんこの数字には原発事故への補償費用は含まれていません。含めればさらに数字は大きくなります。

4、電気が足りないのは夏の暑い数日の、それも午後2時前後の数時間のみ

上記のデータは2003年の夏の東京電力の最大電力と気温のです。青い四角で囲んであるのは土日などの休日です。気温が高くても休日は最大電力は伸びません。むしろウィークデイの方が最大電力は伸びています。

これから言えるのは節電が必要なのはウィークデイの数日、それも午後2時前後のピークを下げるための努力なのです。ですから産業界がこぞって午後2時前後のピークダウンに取組み、電力受給に余裕のある土日稼動を行なっているのは至極当然のことなのです。

5、原発ってこんなにも美味しい

原発をつくるとなると自治体にはできるまえから国から様々な交付金がいただけます。原発ができれば今度は電力会社から多額の固定資産税が入ってきます。しかし固定資産税は減価償却で目減りしてきます。

電力会社からのお金に頼りきっている自治体は困ります。そこで今度は自治体の側からもう一つ原発を作ってくれとお願いすることになります。いったん原発と言う打ち出の小槌の美味しさを知った自治体はそれから逃れられなくなります。

6、からくりの大本は総括原価方式にあります

なぜこんな大盤振る舞いの経営ができるのでしょうか。それは総括原価方式という電力会社特有のもうかる仕組みがあるからです。福島原発事故を受けて経営陣は報酬を半額の3千5百万円にしたと言う報道がなされました。もともとは7千万円だったのかとびっくしたものです。電力会社は儲かるのですね。

これは電気料金を決める際、かかったコストに利益を上乗せしているのです。その利益もコストの3%と決まっています。絶対に損をしない仕組みになっているのです。一般企業であれば経営努力をしてコストを引き下げて利益を生み出そうとします。しかし電力会社は最初から儲かる仕組みになっているので、コストを引き下げる努力をしません。むしろコストがかかればかかるほど利益は膨らむのです。

これまでにもデータ隠しなどによって原発が止まったことがありました。経費もかかって大変だろうなと思ったものでした。ところがどっこい、かかった経費に3%の利益を載せて使用者から電気料金として徴収していたのです。自分たちの不始末で原発が止ったのにそのツケはすべて使用者にまわす。こんな美味しい経営を電力会社はやってきたのですね。これでは何も変わらない。

原発には多額の費用がかかり、事故にでもなれば取り返しがつかなくなることは今回の福島原発でいやと言うほど知りました。しかし電力会社から原発をやめるという声は聞こえてきません。原発は美味しいという状況から変える必要があるのではないでしょうか。

東御市の放射線量測定の結果について

2011-07-21 06:03:03 | 議会活動
19日に東御市における放射線量の測定が長野県によって実施され20日に発表されました。これは県民の放射能に対する不安に応えるため長野県が7月から全県の市町村で実施しているもので、測定場所は市役所や町村役場と学校の2ヶ所。結果は順次発表されています。

東御市においては東御市役所と東部中学校の2ヶ所を測定したそうです。詳細は以下をご覧ください。

● 東御市における放射線量測定結果


この結果によればいずれも毎時0.04~0.05シーベルトとなっています。これは周辺市町村と比べても十分低い値でありほっとしています。これまで放射能汚染に不安を覚えていた市民の皆さんもこれで安心されるのではないでしょうか。市はこの結果を単にホームページに掲載するだけでなく、これからの広報やFMとうみなどで広く市民に知らせていただきたいと思います。

それにしても3月12日に原発事故が起きてからすでに4ヶ月たってやっと放射線量が分かるとはいったいどうしたことでしょうか。私は6月議会の一般質問において市民の安全と安心に対して責任を負っている市が独自測定を行なうべきだ、実施するための機材もあるではないかと主張してきました。長野県が測定を行なうまで何の手立ても打たなかった市の姿勢はいかがなものでしょうか。

今回の県の調査は市役所と東部中学校の2ヶ所での測定だけです。市は県が行なったからこれで良しとするのではなくさらに進んで市内のすべての小中学校、保育園など子供たちが生活する場所や、ホットスポットの危険性がある側溝などの測定を進めるべきです。

今回の福島原発事故の影響はいま全国に広がっています。私たちもこれから将来にわたって身近に放射能を意識して生活せざるを得ません。今後放射能からどのようにして身を守るかについて市民への啓発活動が必要になってきます。あわせて市当局に要請して行きたいと思います。

脱原発に舵を切るべき時ではないか

2011-07-19 04:06:09 | 雑感
福島県の放射能に汚染された牛肉問題はさらに広がりをもたらしています。最初南相馬市など福島原発に近い地域限定的な問題だと思われていました。しかし今回汚染牛肉問題は福島県郡山市・須賀川市などの中通り、会津坂下町などの会津地方、新潟県長岡市にまで拡大しています。いずれも農地に積んであった稲わらから基準値を大幅に上回る放射能が検出されたそうです。

この牛肉汚染問題はさらに広がりを見せそうです。思わぬ形で食料の放射能汚染の実態が明らかになりました。牛肉は全国で販売され、すでに消費されてしまっているものも多いと思われます。これまで国は放射能汚染された食べ物は流通されていないと述べていました。しかし牛については体表面の放射能を測定しただけで、牛肉そのものの測定は行なわれていませんでした。検査の杜撰さが指摘されています。放射能に汚染された稲わらは福島だけでなく宮城県などでも見つかっているそうです。

福島原発事故によって多くの町や村などで避難が余儀なくされています。周辺の市町村も放射能によって汚染され、その中で生活することを強いられています。多くの国土が放射能で汚染されてしまいました。そして今度は食料の汚染が進んでいることが明らかになりました。

私はこれまで脱原発に舵を切ることに対して慎重でした。経団連の言うところの経済への影響、火力発電に切り替えたときのコスト増などから考えた時、脱原発は景気の足を引っ張ることになるのではないかと考えたからでした。しかしここに来て情勢は大きく変わったと思います。原発事故で多くの国土と食料が汚染されていることが明らかになりました。

私は何よりも福島の子供たちのことが心配です。今後放射能汚染により甲状腺がんなど健康への被害が出ることが懸念されています。<国土の汚染→食料の汚染→子供たちの被曝→健康被害>という形で汚染が広がって行くことを恐れています。放射能汚染のつけを子供たちにまわしてはなりません。

私が脱原発に踏み切らざるを得ないもう一つの理由は、原発推進側の人々の倫理観の欠如と言う問題です。彼らは「原発をやめれば電気が足りなくなる」「コストアップにより国際競争力が失われる」と称してなりふり構わず原発再稼動への取組みを強めています。

その典型的な事象が九州電力の玄海原発再稼動をめぐる「やらせメール」事件であり、経済産業省のたった7人の説明会の開催です。九州電力も経済産業省にも福島原発事故に対する真摯な反省というものが感じられません。何が何でも原発を動かすということを最優先で、安全性への取組みや国民への説明責任を果たしたとはとうてい思えません。

しかも九州電力からは「やらせメール」に対する反省の言葉が聞こえてきません。「やらせメール」などは日常茶飯事のことだったからです。今回についても国会で質問されたのでやむなく認めたものです。「会社の常識は社会の非常識」と言いますが、九州電力は「やらせメール」が問題であったとの認識は持っていません。「部下がかってにやったこと」としてトカゲの尻尾きりで事態を収拾しようとしています。

こうした人々はこれからも自分たちに都合悪いことに対しては口をぬぐい、もし指摘されれば「国民の混乱を恐れて公表しなかった」とその責任を国民に押し付けるのでしょう。福島原発事故に対する真摯な反省など期待すべきもありません。

それでは脱原発でやっていけるのかと問われれば門外漢の私には反論すべき何物も持ち合わせていません。しかし、少なくとも東御市民に責任を持つ議員の一員として、これからの国のエネルギー政策の方向性についてその議論に参加する責任はあると思うのです。

三方ヶ峰登山に行ってきました

2011-07-17 04:27:19 | 雑感

三方ヶ峰の山頂で記念撮影をしました。前列左端が私です。


コマクサが群生していました。


池の平湿原を散策。一緒に登った三度笠のおじさんが自慢ののどを披露してくれました。

7月16日は地元滋野地区主催の第7回三方登山がありました。早朝に聖区の公民館に集まった方は60名弱。好天の中登山を開始しました。最年少は小学校2年生。私はトップを仰せつかり、全体の様子を見ながらゆっくりとしたペースで登山を開始しました。

登山開始は7時半、山頂着は10時半。おおよそ3時間の行程でした。幸いみんな元気で頂上に立つことができました。お天気も良く、富士山を見ることができたり、コマクサを見たり、下界に広がる大パノラマに目を凝らしたり、それぞれ思い思いに登山を楽しんでいました。恒例の滋野小学校の新旧二つの校歌を合唱してから昼食でした。

その後池の平湿原を散策してから1時前に下山開始。登山口には2時半に到着。帰りの校庭は1時間半でした。こうした本格的な登山を地域で行なっているところはあまりありません。それだけに役員の皆様のご苦労がしのばれます。ご苦労様でした。

私も充実した山行が楽しめました。これから出てくるであろう筋肉痛が心配です。

市議会だより編集委員会でした

2011-07-16 00:21:38 | 議会活動
15日午後は市議会だよりの3回目の編集委員会が開かれました。印刷会社からゲラが届きみんなで検討しました。内容について本格的な議論がかわされ、より良いものにしようという意気込みが感じられました。

今回の市議会だよりは先日終わった6月議会についてです。6月議会の大きな特徴は一般質問において11名の議員のうち8名の議員が東日本大震災・長野県北部地震・福島原発事故を踏まえて、防災計画の見直しと自然エネルギーの導入について質問をしていたことです。

そこで1ページと2ページは見開きで、「第2回定例会、東日本大震災・長野県北部地震・福島原発事故から防災計画と自然エネルギーを考える」というタイトルでまとめました。

今回特集として「そこが聞きたい!議会Q&A」と題して、意外と知られていない議会の事実を質問形式でまとめました。質問の内容は「議会はいつ開くの?」「議員の数は何人?」「議員の報酬はいくら?」「議会が開かれていない時は何をしているの?」などというものです。イラストをあしらって分かりやすくコンパクトにまとめてみました。

議会の内容について市民の皆さんにご理解いただくことが何よりも大切です。しかし従来の議会だよりは専門用語が多く、分かりにくいものでした。今回のQ&Aは市民の皆さんの素朴な疑問に答えるということで画期的であると思います。

これからさらに校正を重ねて分かりやすく読みやすい市議会だよりにして行きます。8月始めには皆様のお手元に届くものと思います。どうぞご期待ください。

孫の保育園の夏祭りでした

2011-07-15 05:06:56 | 雑感

ママと一緒に輪になって踊りを踊ってくれました。


金魚つりも上手に行なえました。


下の孫はお絵描きに夢中。いつまでもクレヨンを握っていました。

14日は孫の保育園の夏祭りでした。孫は言葉がなかなか出てこなかったので心配していたのですが、4月に保育園に行くようになってから見違えるように成長しました。最近ではいろいろ話してくれます。やはり集団の中で学ぶとことの大切さを実感しています。

下の孫もそれに触発されているのでしょうか。アンパンマンのお面づくりではクレヨンを握って創作活動に夢中。なかなかその場を動こうとしなかったのでクレヨンを取り上げると怒って泣き叫び自己主張をしていました。同じ兄弟でも性格などはまったく違っています。

以前娘からのメールで、孫が保育園に行くとまっさきに調理室の窓からのぞきに行くと聞いていました。お昼ごはんはなんといっても楽しみなようです。こうした経験を通して食育がはかられると思うと調理室も大切だと感じました。

孫の日常生活の一端がわかってとても有意義でした。いま検討している滋野保育園の建設計画にも生かせて行くことができそうです。

ミツバチの羽音と地球の回転

2011-07-14 06:06:36 | プロフィール
「ミツバチの羽音と地球の回転」という不思議なタイトルのドギュメンタリー映画をご存知でしょうか。監督は鎌仲ひとみさん。いま全国あちこちで自主上映会が開かれており、ここ長野県でも佐久市、御代田町、上田市などで開催されてきました。上田市では映画館とタイアップして上映してきました。この映画を東御市でも上映したいという動きが始まっています。

この映画は日本のエネルギーの最前線、
上関原発計画に向き合う祝い島の人々と、
スウェーデンで持続可能な社会を構築する人々の取組みの両方を
一本の映画で描いている。
いかにして、自分たちのエネルギーの未来を切り開くのか?
現場からの問いかけは私達に選択を迫ってくる。
また同時に不可能と思われていたことを可能にする人間のエネルギーが、
私たちと同じ全く普通の人々の感性と思いが、
国の違いを超えて交差し新しいビジョンを描き出す。
(「ミツバチの羽音と地球の回転」の紹介より)


福島原発事故による深刻な放射能汚染の実態から、多くの人々の中に原子力発電所はこのままでいいのかという思いがあります。そんな中、中国電力の上関原発建設に反対して30年にわたって、粘り強く取り組んできたのが山口県上関町祝島の人々です。お金を使って懐柔しようとする中国電力に対して、「金なんかいらない、この海が命ちだ」として祝島の人々は団結してきました。

それではなぜいま、ここ東御市でこの映画を上映するのでしょうか。それには祝島と東御市の宅幼老所との3年間にわたる交流があります。今回の取組みの中心人物はNPO法人おもいやり乙女平の理事長のYさんです。おもいやり乙女平は滋野地区の乙女平区で「おひさま」という宅幼老所を開設しています。

物語は3年前にさかのぼります。Yさんによれば宅幼老所が開設される数日前、祝島から視察の電話があったそうです。住民主体で宅幼老所を開設した事案は全国にもあまりありません。祝島ではお年寄りが多く、行政に頼らず自分たちで宅老所を開設したいという思いがあり「おひさま」に注目したのです。

視察当日はるばる祝島から大勢の住民の方がやって来ました。それから3年間にわたって祝島と「おひさま」との交流が続き、7月10日には祝島の宅老所が開設され、Yさんはお祝いに駆けつけたそうです。その施設の名前も「おひさま」。乙女平と祝島と兄弟施設が立ちあがったのです。祝島でのNPO設立はこれからだそうですがそれぞれの思いが結実しました。

原発反対運動と地域住民が立ち上げた宅老所、一見何の関連性もないように見えます。原発で常に取りざたされるのはお金です。祝島でも原発に賛成すればお金をあげるといわれたそうです。上関町にもすでに国から多額の交付金がもたらされ、原発が来れば町は豊かになる、原発が来れば雇用も生まれるという中国電力の宣伝が行き渡っています。

原発による金で町が二分され利権が交錯し、住民の中に深刻な対立が生まれている中で本当に町おこしなんてできるのでしょうか。福島第一原発の地元では原発による固定資産税の増収で立派な建物が次々と建てられました。しかし長い年月の中で固定資産は償却され税収難に陥り、今度は町から原発の増設を願い出るありさまになっています。中には財政再建団体に陥っている町もあります。

地域を良くして行くためにはお金で地域の安心と安全を原発に売り渡すのではなく、地域住民の主体的な取組みが何よりも大切です。祝島と「おひさま」を結び付けているものはまさにこうした地域住民の自立への取組みだと思います。

この上映会に寄せるYさんの思いは熱くすでに上映実行委員会の準備会を立ち上げています。多くの皆さんにこの映画をごらんいただき、原発と自然エネルギーと地域の自立を考えていただきたいと思います。上映会の日程は以下の通りです。

鎌仲ひとみ監督作品上映会「ミツバチの羽音と地球の回転」

未来のエネルギーをどうするのか?
瀬戸内海の祝島やスウェーデンで原発と決別して
エネルギーの自立に取り組む未来をめざす人々の物語
テーマ:地域の自立エネルギーから介護まで

と き:9月25日(日)午後1時より
ところ:東御市文化会館(サンテラスホール)


第一部 講演「自然エネルギーによる地域の自立」1時~2時
    講師 竹村 英明 氏(エナジーグリーン社事業部長)
第二部 映画「ミツバチの羽音と地球の回転」2時15分~4時30分

主催: 宅幼老所おひさま・ミツバチ上映実行委員会とうみ
問合せ先:0268-63-5969(吉田)

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