加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

ありがと親戚~「時代」編~

2014-10-05 | レコード
親戚から戴いたシングル盤には大人向けとも言える、その時代々々を象徴するものもありました

まずはテレビの時代劇全盛時代のなかで輝く2作品

「だれかが風の中で」(1971年/キング)


中村敦夫主演の時代劇「木枯らし紋次郎」の主題歌。上條恒彦の歌う“ど~こかでぇ~ だ~れかがぁ~♪”という、およそ時代劇とはほど遠いフォーク系でありながらもメロディアスな曲調に、のどかさを覚えます。上條の低音に男の心の豊かさを感じます。いいねぇ・・・


「子連れ狼」(発売年不明/ビクター)


橋幸夫の“しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん し~とぉぴっちゃん”ではじまるこれまた有名な時代劇「子連れ狼」の主題歌。萬屋錦之介が木製の乳母車を押す姿が印象的ですね。ちなみにこの主題歌はドラマの第3シリーズから使用されたようです。


「男はつらいよ」(1972年/クラウン)
  

主役がテレビシリーズの最終回で死んでしまったにもかかわらず、視聴者からの好反響により映画で生き返ってしまい25年以上続いた歴史的な大人気作品・・・といえばコレです。こんな言い方をしたら渥美清さんに失礼ですが、どんなポーズを撮っても寅さんなんですよねぇ。空に旅立たれて18年。今でも旅をしているのかな。


「アテンションプリーズ」(1970年/東芝)
 

航空業界ドラマのパイオニア的存在のドラマ。日本におけるジャンボジェット機導入という歴史的一幕を取り入れてましたね。僕らの世代だと堀ちえみ&風間杜夫の「スチュワーデス物語」ですが、その先輩格に当たるドラマですね。研修生から国際線のスチュワーデスのなるまでの奮戦記。青春ドラマの一面をも垣間見る内容ゆえに、明るい曲調なんですが、“恋人はここにもいないかもしれない でも私は飛ぶ”“友だちも私も独り空の上 でも私は飛ぶ”“近づけば涙で星もさびてるの でも私は飛ぶ”といったちょいと切ない歌詞に、つらくても頑張る女性像が見えて来ますね。


「宮本武蔵」(発売年不明/RCA)


バンド系コメディアンとしてドリフターズと人気を二分していたのが「ドンキーカルテット」。小野ヤスシ、ジャイアント吉田、猪熊虎五郎といった名前は聞き覚えがあるでしょう。しかし残念ながら当時の子供たちにはいまいち浸透していなかったのかぁ。結成して数年で解散したようです。
剣豪・宮本武蔵をてきとーに歌っています。“女の色気に誘われて 鼻の下を伸ばした ニヤニヤしながら武蔵は風呂へ・・・”。ジャケ裏のウンチクには「(この歌を)考えた時間35分/レコーディング時間28分/参考文書:五輪書・少年キング/吸ったタバコ:ハイライト13箱と2本」と記されています。
カントリー&ウエスタンをベースにした、バックに流れるバイオリンの早弾きが特徴ですね。山本コ―タローの「走れコータロー」風かな。


珍しくも楽しいレコードを下さった親戚さん。ありがと~ございました~
コメント (3)
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