加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

中国語メニュー

2015-09-09 | 中国
「イタル~助けてくれよ~」
ご家族で居酒屋を経営している友人から時々電話がかかってきます。店の近くにできたチェーン系ビジネスホテルに泊まっている中国・台湾からの旅行者が店に来るらしいのです。
ビジネスで来日すれば英語か日本語を話せる人もいるのでしょうが、家族や友人だけでの旅行ともなると中国語しか話せない人たちになりがちな訳です
ましてこの店のメニューは手作りの日本語表記のみ。



そんな事が何度かあったため、今後のことも考慮して、その店のメニューを中国語に翻訳しています
でもなかなか難しいんですよ、メニューを訳すのって。
たとえば「ナス揚げ」。この料理名を聞いて、みなさんはどんなものを想像しますか?直訳すれば「炸茄子」なのですが、天ぷらなら“日式(日本式)”、パン粉を付けたフライなら“洋式”をそれぞれ頭につけて、「日式炸茄子」「洋式炸茄子」にしたり、サクッと揚げる素揚げなら「干炸茄子」、それこそうっすらと衣をつけただけなら冒頭の「炸茄子」で良かったりします

油を敷いて焼くものは「煎」(焼き餃子は煎餃子)、直火で焼く物は「烤」(焼鳥は烤鶏串)、焼きそばというのは日本的な考えであって、本来は鍋で炒めているから「炒麺」ですしね。
チーズも本来は「干酪」「奶酪」というのですが、音訳すると「計司」「芝士」「起司」…cheeseという響きに似た漢字を持ってくるのですが地域によって表記が異なります。日本ではカタカナがあるのでチーズと書けてしまう。カタカナって便利だなぁと(笑)

辞書で調べていても埒があきません。しかし、中国や台湾で日本料理店を開いている方々が大勢いる現代では、ちょいとネットで調べればちゃんとそれなりの翻訳が出てきます。ホントに助かりました

しかし、今後は田舎町だろうと小さな町だろうと家族経営型であろうと、飲食店は英語や韓国語のメニューも必要になってくるんでしょうね。五輪開催もあるし…
コメント
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