ブルース・リーの人気に便乗して発売されたシングル盤
ジャケ裏にはいずれも発行元(レコード会社)の住所がクアラルンプールと表記されているので、マレーシアのレコード店に並べられていたのでしょうね。で、きっとブルースに憧れた子供たちを喜ばせていたのでしょう(・・・がっかりさせていたかも?)。
歌っているのはマレーシア在住の華僑歌手と思われます

「猛龍過江」郭炳堅/歌
タイトルは「ドラゴンへの道」の原題であり、ジャケットにも映画の写真がコラージュされています。曲の冒頭に、「ドラゴンへの道」でノラ・ミャオの部屋に銃弾が撃ち込まれるシーンの音声(銃声、ノラの悲鳴、ブルースのセリフ)が再現されているのですが、これがなんともチープで(笑)
そしてこの銃声の「バーン!バーン!バン!バン!バンバンバン・・・」がリズムになって曲が始まるという奇想天外なオープニング。広東語特有の跳ねるような楽しげにも聞こえるイントネーションとリズミカルなサウンドは、ブルースや映画を彷彿させるというより、まさに子供向け番組の主題歌と言った感があります。

「精武門」金川/歌
タイトルは「ドラゴン怒りの鉄拳」の原題。ジャケには日本人道場で大暴れするブルースのカットや特写があしらわれています。
これまたテンポの良いマーチ風ともいえるリズミカルなサウンドに乗って、甘い歌声の広東語で迫ってきます。歌詞の内容は「怒りの鉄拳」のストーリーを簡単に紹介しているようで、「道場(精武門)は不幸に見舞われている 師匠が亡くなったから 陳真(チェン・ジェン=ブルースの役名)は怒りに燃え ヌンチャクを手にして 日本人を相手に戦う」といった感じですね

「歌頌李小龍」金川/歌
和訳すると「ブルース・リーを讃える」というタイトルになるのかな。曲調は、そのシンプルなギターとオルガンの音がなんとなく日本のGSサウンドを彷彿させます。
「トリビュートブルース・リー 苦しみに耐え努力を重ね 拳法を熟練し カンフー映画を大成させた 海外に赴き勉学にいそしみ 食うや食わずで拳法に励み 道場を開き・・・」とブルースの半生を音に乗せて紹介しているといった内容。何のひねりもないようです(笑)
こういう便乗商法はどこの国でもあるんですね。日本でも「さらば!ブルース・リー」というシングル盤がワーナーパイオニア(「燃えよドラゴン」サントラ盤の発行元)から発売され、ジャケには“歌/ブルース・スリー”と記されていたから「え!ブルースが歌っているの?!」と勘違いした多くの少年たちが買ったようです。ちなみに歌は日本語で、作詞ブルース・ワン、作曲ブルルース・ツーと人を食ったような名前。怒りを通り越して呆れたものでした。
あ、私も勘違いして買ってしまった少年の一人です


ジャケ裏にはいずれも発行元(レコード会社)の住所がクアラルンプールと表記されているので、マレーシアのレコード店に並べられていたのでしょうね。で、きっとブルースに憧れた子供たちを喜ばせていたのでしょう(・・・がっかりさせていたかも?)。
歌っているのはマレーシア在住の華僑歌手と思われます



タイトルは「ドラゴンへの道」の原題であり、ジャケットにも映画の写真がコラージュされています。曲の冒頭に、「ドラゴンへの道」でノラ・ミャオの部屋に銃弾が撃ち込まれるシーンの音声(銃声、ノラの悲鳴、ブルースのセリフ)が再現されているのですが、これがなんともチープで(笑)



タイトルは「ドラゴン怒りの鉄拳」の原題。ジャケには日本人道場で大暴れするブルースのカットや特写があしらわれています。
これまたテンポの良いマーチ風ともいえるリズミカルなサウンドに乗って、甘い歌声の広東語で迫ってきます。歌詞の内容は「怒りの鉄拳」のストーリーを簡単に紹介しているようで、「道場(精武門)は不幸に見舞われている 師匠が亡くなったから 陳真(チェン・ジェン=ブルースの役名)は怒りに燃え ヌンチャクを手にして 日本人を相手に戦う」といった感じですね



和訳すると「ブルース・リーを讃える」というタイトルになるのかな。曲調は、そのシンプルなギターとオルガンの音がなんとなく日本のGSサウンドを彷彿させます。
「トリビュートブルース・リー 苦しみに耐え努力を重ね 拳法を熟練し カンフー映画を大成させた 海外に赴き勉学にいそしみ 食うや食わずで拳法に励み 道場を開き・・・」とブルースの半生を音に乗せて紹介しているといった内容。何のひねりもないようです(笑)

こういう便乗商法はどこの国でもあるんですね。日本でも「さらば!ブルース・リー」というシングル盤がワーナーパイオニア(「燃えよドラゴン」サントラ盤の発行元)から発売され、ジャケには“歌/ブルース・スリー”と記されていたから「え!ブルースが歌っているの?!」と勘違いした多くの少年たちが買ったようです。ちなみに歌は日本語で、作詞ブルース・ワン、作曲ブルルース・ツーと人を食ったような名前。怒りを通り越して呆れたものでした。
あ、私も勘違いして買ってしまった少年の一人です

