加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

俺たちの祭

2021-08-10 | レコード

1970年代に放送された日本テレビ”俺たちシリーズ”。4作品のうち「俺たちの旅」「俺たちの朝」「俺たちの祭」は、いわゆる青春ドラマで、すぐその辺に住んでいるような身近な若者たちの、友達や家族、仲間とのつながりを描いていますが、「俺たちの勲章」は若手刑事たちの苦悩を描いているものの、刑事ドラマゆえに他の3作品とは別物とされている傾向が強いですね。私自身も、たまたま同じ”俺たち”がタイトルについているという認識です

さて、その青春3作品の最後の作品「俺たちの祭」(1977年・コロムビア)

全2作に比べてコメディ要素も取り除かれ、割とシリアスな描写が多かったため、かなりトーンが下がってしまった感があります。「旅」「朝」にあった青空の下明るく前向きなイメージが、なんとなく欠けてしまった気がします。

作品にそんなイメージもあってか、主題歌もちょいと暗いような気がしますね。主題歌というよりも、例えば切ない場面や悲しい場面に流れるような挿入歌にあっているのではないかと思います。ただ、歌詞を聞いているうえでは決して悲恋ではなく、大人の男女が静かに見つめあってほほ笑む・・・そんな愛情が描かれているので、むしろ大人になった現在の私たちには良く理解できる曲であり、そして青春ドラマだと思います

ジャケットには中村雅俊の新アルバムの告知と購入申込書までがついています。この頃の中村雅俊の人気っぷりは大変なものでしたからね。レコード会社も宣伝方法には力を入れていたのでしょう。これに名前と住所を書いてレコード店に予約したんでしょうね。それだけ近所にはレコード店があり、身近な存在だったんですよね。ちなみに我が家の近所にある商店街には4軒ありました。

すでに、レンタル落ちのビデオを1本だけ入手し、一度だけ視聴しましたが、そろそろ再視聴したい作品です

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