千葉真一 逝去。82歳。この歳なら仕方がないかなと普通なら思うでしょう。でも亡くなった原因がコロナによる肺炎となると、やはり、なんというか・・・悔しいです。志村けんの時も岡江久美子の時もそうでした。ただあの頃はまだコロナが一体どんなものなのか、どう予防すればいいのか、どう対処すればいいのか、誰もがまだまだ見当がつかなった。ただただ不安と恐怖の中での出来事でした。
でもあれからほぼ1年半。感染する人も重症化する人も、そして亡くなる人も、もう少なくなっていてもいいんじゃないか。収束に向かっていてもいいんじゃないか・・・でも。でも。結局は・・・。ほんと悔しいよなぁ・・・。
「アクション・スター No.1 千葉真一の魅力」(1971年・キングレコード)
A面:◎一匹狼(東映映画「やくざ刑事」主題歌) ◎非情のライセンス(テレビ映画「キイハンター」主題歌) ◎野良犬のブルース ◎チバシンの網走番外地 ◎帰郷 ◎OP・1=ジョーの場合
B面:◎俺たちに墓はないから ◎泣きぼくろ ◎白い月の浜辺 ◎真昼の用心棒 ◎白いワゴン ◎握手をしよう
最後の「握手をしよう」。当時のアイドル歌手が歌うような、天地真理が歌うと似合うような優しくてかわいい歌です。しかも一緒に歌っているのがまだまだ幼い下沢広之。のちの真田広之です。え?10歳?このころから弟子だったのか!?
その他特筆すべきは、ドラマ「キイハンター」の主題歌「非情のライセンス」を歌っている事かな。一般的には野際陽子が歌っていると認知されているのですが、ここでは千葉チャンがシブいあの声で、リズムに乗って歌いあげています。
千葉真一というとなぜかこの一冊を思い出すんです。
「空手スター/ドラゴン大特集」(1974年・ケイブンシャ)
ブルース・リーの「燃えよドラゴン」の大ヒットにより日本のアクションスターも注目され、紹介された一冊です。発売当時、私は買うことが出来なかったのですが、書店の店頭に並んでいたこの表紙の千葉チャン(左下の赤丸写真)が妙に印象に残りました。今でも千葉真一というと、このサイを十字に構えたポーズを思い出します。
それまでアクションと言えば時代劇の殺陣だった日本の映画界やドラマ界に、拳や蹴りを駆使して戦うスタイルを確立させ、日本のアクション界をけん引してきた千葉真一。ブルースリーやジャッキーチェン、キアヌ・リーヴス或いはタランティーノ監督にまで影響を及ぼした日本が誇るアクション俳優。
これからも大空の上で暴れてください。