加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

それは夢。「太陽にほえろ!」50周年ですね。

2022-07-21 | 太陽!

1972年7月21日(金)夜8時。萩原健一演じるマカロニ刑事が愛車に乗って出勤する場面から「太陽にほえろ!」は始まりました

当時私は小学3年生でしたが、放送が始まる1カ月前に、父親の仕事の都合で中国・北京に行ってしまったばかり。もしそのまま日本にいたら、果たして第1話から見ていたのでしょうか・・・? だって、その頃の私は仮面ライダー1号に夢中になり、ドリフの全員集合にのたうち回り、毎日のようにランドセルを放り出して近所の駄菓子屋に入り浸っていた子供でしたので、大人が見るような刑事ドラマに興味はなかったかもしれません。

 (七曲署屋上にて)

そんな私が太陽!を知ったのは、たぶん上海に移り住んだころ。日本から毎月取り寄せていた「中1時代」という雑誌のカラーグラビアだったと思います。「へぇ、日本ではカッコいい刑事のドラマが流行っているんだ・・・」

 

1977年9月に帰国。ロッキー刑事が新人として配属された直後あたりから、毎週見始めたわけです。当時はとにかく次から次へと刑事ドラマが放送されましたが、数ある中でもやはり太陽!はダントツに人気があったのは間違いなく、私自身も他の刑事ドラマのではなく太陽!のレコードを買ったわけです。以来、小遣いをためたり友達に借金したり、後年は中古店を回ったりネットで発見したり・・・他番組とのオムニバス盤など関連レコードを含めて買い集めてしまいました

 

高校や大学時代も太陽!は好き!という気持ちは変わらず持っていましたが、寮生活でテレビが1台しかなかったことやアルバイトが金曜日だったことなどから、なかなか太陽!自体を見ることはできず、その情熱は少しずつ薄れてはいました。ですが、就職を考える時期になり・・・「七曲署の刑事になる!」と決めた時から、またまたその情熱は燃え上がりました(笑)。ただ、家庭の事情もありいったん航空会社に就職し、再び俳優になろうと一歩を踏み出したときには番組は既に終了、ボスも空へと旅立っていました。気持ちを切り替え「太陽!のメンバーと共演できるように頑張ろう」と俳優業に力を注ぎました。

何度かそんな機会に恵まれ、ドラマや映画ではジーパンのお袋さん、ゴリさん、ボギーと、番組にゲスト出演した早坂直家さん、井上高志さん、山本亘さん、斉藤こず恵さん、伊藤真奈美さん(ラガーの恋人)、大和田伸也さんとは舞台で何回か共演。個人的にはボンや殿下、ブルースと親交を持つ機会にも恵まれました。池袋の駅でロッキーに遭遇した時には天にも昇る思いでしたね。

 

2000年代に入りインターネットが一般化。ネットを通じて、それこそ北は北海道から南は九州まで多くの太陽!ファンと出会い、今でも交流が続いています。個人的に連絡を取ったり、直接お会いして太陽!談議に花を咲かせることが出来ているのも、また、そんなファンの後押しもあって岡田晋吉プロデューサーや柏原寛司さんとも会うことが出来たのも、俳優人生としての活力になっています。

 

 

 

気がつけば、いい大人がこんな遊びもしちゃっています(笑)

 

 

 

多くの太陽!ファンがおっしゃっているように、私も太陽!から「温かさ」とか、「優しさ」とか、「暴力ではない強さ」とか、「生き方」とか、「素直さ」などを学びました。そして何よりも番組の世界観を楽しんで来ました。太陽イズム・青春ドラマイズム・岡田晋吉イズム・・・できるだけ継承しながら、これからも『太陽にほえろ!』を楽しんでいきます

願わくば、七曲署捜査一係の刑事になるという夢を叶えたい。

コメント (4)
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